“追記”
ＤｅＮＡ６―４巨人（セ・リーグ＝６日）――ＤｅＮＡが２４年ぶりの開幕３カード連続勝ち越し。２度の追う展開をひっくり返した。宮崎は二塁打２本などで４打点の活躍。巨人は２カード連続の負け越し。
◇ 阪神４―３ヤクルト（セ・リーグ＝６日）――阪神が２試合連続の逆転勝ちで、今季初のカード勝ち越し。四回、近本のソロと大山の適時打で同点とし、七回に佐藤輝の２ランで勝ち越した。ヤクルトは４連敗。
◇ 中日４―０広島（セ・リーグ＝６日）――中日は三回、中田の犠飛で先制し、五回に細川の２ランで突き放した。先発の涌井は七回途中無失点と好投。広島は１０安打を放つも２試合連続で零封負けを喫した。
DeNAが逆転で3連勝を飾った。2―3の五回に佐野の適時打と2者連続押し出し四球で3点を挙げ、七回に宮崎の適時二塁打で加点した。2番手の上茶谷が3回無安打無失点で2勝目を挙げた。巨人は失策で失点を招いた。
岸田文雄首相（自民党総裁）は6日、熊本市を訪れ、派閥の裏金事件に関し党幹部が各地で意見を聞くための集会に初めて出席した。首相は集会で「心からおわび申し上げる」と陳謝した。また、記者団に対し、党所属議員らの処分の見直しは行わない考えを示し、今後は再発防止に向けた政治資金規正法の改正に取り組むとした。
集会は「政治刷新車座対話」と銘打ち、3月下旬から始まった。党熊本県連本部での集会の冒頭、首相は「党に縁のあるみなさまに肩身の狭い思いをさせてしまっている」と述べた。出席者からは「多くの国民の怒りは沸点に達している。厳正な（規正法の）改正を成し遂げてほしい」との意見も出たが、多くは政策への要望だったという。
首相は集会後、記者団の取材に「厳しい意見も頂いた。真摯（しんし）に反省し、信頼回復に努めなければならない」とした上で、「政治と金の問題の事実の解明は引き続き大事だが、規正法改正も今国会で結果を出さなければならない」と強調。処分に対する党内の不満については「党の決定に基づき一体で取り組んでいくのが自民党だ」と述べた。
一方、立憲民主党の泉健太代表は裏金事件に関し、島根県内で記者団に「国民が求める明らかにしてもらいたいことは何も出てこない。幕引きを図っている」と指摘した。
「本当につらい。毎日泣いてまぶたも重い」。台湾東部沖地震で被害が出た「太魯閣（タロコ）国立公園」では、ハイキングに訪れていた游瑞欽さん（36）ら一家5人が行方不明になった。ふもとの救助指揮本部では6日、游さんの母親、林センケイさん（64）が疲れ切った表情で帰りを待ち続けていた。
台北に住む游さんは、妻（38）と長女（13）、長男（8）、次女（5）と旅行で太魯閣を訪れた。地震発生直前の3日朝、林さんは一家が山道を歩く動画を携帯電話で受け取ったが、連絡は途絶えた。
5日には游さんと長女とみられる遺体が、一面に落石が広がる崖崩れの現場で見つかった。
小林製薬（大阪市）の「紅麹（べにこうじ）」成分入りサプリメントを摂取した人に健康被害が確認された問題で、厚生労働省と大阪市は６日、同社本社で聞き取り調査を実施した。同社は健康被害の可能性を把握した２か月後に市に報告しており、報告に時間がかかった経緯などを確認したとみられる。
午後１時頃、厚労省職員３人と市職員３人が同社本社に入り、２時間程度聞き取りを行った。市健康局は「再発防止のため、状況を確認した」としている。
同社には今年１月、最初の健康被害の情報が寄せられたが、市に報告して公表するまで２か月を要した。厚労省関係者は「社内のガバナンス（組織統治）が機能していたか、確かめる必要がある」としていた。
厚労省と市の職員らは聞き取り調査後、市が回収命令を出した同社の３製品の分析を行う検査機関「大阪健康安全基盤研究所」（同市）を訪れた。厚労省も「国立医薬品食品衛生研究所」（川崎市）と連携して原因究明にあたっており、情報の共有方法などを協議したとみられる。
同社のサプリについては昨年４～１０月に製造した紅麹原料の一部から、青カビ由来の天然化合物で強い毒性がある「プベルル酸」が検出された。同社の紅麹原料は、他社も使用していたが、ほかに健康被害は報告されていない。
この問題を巡り、厚労省と大阪市は３月３０日、食品衛生法に基づき、紅麹原料を製造した同社の大阪工場（大阪市、昨年１２月閉鎖）の立ち入り検査を実施している。
「巨人4-6DeNA」（6日、東京ドーム）
巨人は投打で珍しくミスが響き、首位のDeNAに連敗。2カード連続の負け越しで借金2、5位に転落した。
初回、岡本の中前適時打で先制したが、四回1死からオースティンの三ゴロを坂本が一塁に送球ミス。続く佐野、牧、宮崎に3連打を浴び、2点を失った。
さらに五回1死二塁から度会の遊ゴロを門脇が一塁に送球ミス。ピンチを広げると、佐野の右前適時打で同点とされた。さらに代わった松井の制球が定まらず、2者連続押し出し四球で勝ち越しを許した。
攻撃でも、2日の中日戦で2度バント失敗した大城が、またもバントを決めることができなかった。坂本、門脇と名手2人の送球ミスが失点につながる悪循環。坂本は「アウトにしないといけない打球だと思うんで。練習するしかないと思います」と猛省した。
阿部監督が投手にゾーン内の勝負を徹底してきた中で、押し出し四球2つとミスにミスが重なり、試合後に松井の抹消が決まった。開幕連勝で好スタートを切ったチームだが、なかなか波に乗れない試合が続く。
阿部監督は「ミスしたら勝てねぇな」と振り返りながらも、3点を追った九回に1点を返し、なお一発逆転サヨナラの舞台を整えた打線の粘りについて「最後もすごくいい粘りを見せてくれている。いい形も作れているので、そこは悲観せずに前向きにやってもらいたいなと思います」と話した。
【ＪＥＲＡ セ・リーグ】
◆巨人・高橋礼―ＤｅＮＡ・大貫晋一（１４時・東京ドーム）
◆ヤクルト・ヤフーレ―阪神・才木浩人（１３時３０分・神宮）
◆広島・黒原拓未―中日・メヒア（１３時３０分・マツダスタジアム）
【パ・リーグ】
◆日本ハム・上原健太―西武・松本航（１３時・エスコンＦ）
◆楽天・藤井聖―ソフトバンク・スチュワート・ジュニア（１３時・楽天モバイル）
◆ロッテ・佐々木朗希―オリックス・曽谷龍平（１４時・ＺＯＺＯマリン）
巨人の杉内俊哉投手チーフコーチ（４３）が４―６で敗れた６日のＤｅＮＡ戦（東京ドーム）後、投手陣を総括した。
思わぬ誤算が続いた。先発・グリフィンは４回までに２点を失うと、４回裏の攻撃で打席を迎えた際に阿部監督は早々に代打を送って交代を決断。なんとかこの回に勝ち越しに成功したが、３―２で迎えた５回からマウンドに上がった２番手・井上が味方の守備の乱れもあり１点を失うと、３番手・松井にスイッチ。危機を脱したい右腕だったが、宮崎、関根に押し出し四球を与えて２点を失った。
それでもベンチから阿部監督は出る気配がなく、腕を組んだ状態で仁王立ちしながら静観。松井は最後に山本から空振り三振に封じたが、顔をしかめて悔しげな表情を浮かべながらマウンドを降りた。
その後も６回からマウンドに上がった４番手・堀田も３イニングを投げて１失点。打線も追い上げを見せることはできず、無念の連敗となった。
杉内コーチはグリフィンについて「本来の投球と違った。３イニング目までは良かったんだけどね。ちょっと球速も落ちてたから、そこは判断して変えたってところですかね」と交代の決断理由について説明。
松井に関しては「しんどい場面ですけどね。確かに登板間隔も空いてるし」と擁護しながらも「それでもやっぱり、監督も打たれる分には何も言わないはずなんで。押し出し、押し出しではちょっと苦しいですね」と評し、翌日の登録抹消も明かした。
※一部勝手にコピペ＆割愛いたしました🙇💦
※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦