2024年度から始まる新型コロナウイルスワクチンの定期接種について、厚生労働省は15日、メーカー各社から価格を聞き取った結果、1人あたりの接種費用が1回1万5300円程度となる見込みを公表した。自己負担額は最大7000円とし、国は差額分の8300円を市町村に助成する。市町村が独自に補助する場合があり、7000円よりもさらに少なくなる可能性がある。

 定期接種は65歳以上の高齢者と重度の基礎疾患を持つ60~64歳の人が対象だ。これ以外の人は「任意接種」で、原則全額自己負担となるが、費用は医療機関などによって異なる見込みだ。コロナワクチンは3月末まで全世代が無料で打てる。

◇ 一方、厚労省は、3月末までに使われなかったコロナワクチンを、有効期限内であっても速やかに廃棄するよう、都道府県などに求めている。国は昨年9月以降の接種分として、米ファイザーや米モデルナ、第一三共から計4640万回分を購入した。ただ、今月12日時点での接種者は、接種対象の22%にあたる約2800万人にとどまり、1500万回分以上が廃棄される見込みだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ともに生きて学んでいるんだ」

 

 1990年に開校した札幌市の自主夜間中学「札幌遠友塾」には1度だけ、卒業式ができなかった年がある。新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年だ。「あの時の卒業証書を直接手渡したい」というスタッフの思いが実り、13日の卒業式には当時の卒業生3人が出席。夜の学び舎(や)に笑顔があふれた。

 20年3月、卒業式の中止を受け、遠友塾代表の黒沢晴一さん(73)らスタッフは卒業証書と文集を卒業生たちに郵送した。30年の歴史で初めてのことだった。黒沢さんは当時の心境を「断腸の思いだった」と振り返る。

 その後、ある卒業生から一通の手紙が届いた。60代の女性だった。手紙には、感謝の言葉とともに、仲間と会えず「とても悲しく感じられ、届いた文集もまだ涙が出て読めません」とつづられていた。

 毎週水曜日の夜、札幌市立向陵中(中央区)の校舎で国語、数学、英語、社会の4教科から2コマの授業を行う遠友塾。戦争、不登校、家庭の事情などで義務教育を十分に受けられなかった人や、もう一度基礎から学び直したい人が集う。だが20年2月には新型コロナの感染拡大を受けて道独自の「緊急事態宣言」が発表され、遠友塾の日常も奪われた。

 マスクの着用が個人の判断に委ねられ、日常を取り戻し始めた23年春以降、スタッフから「あの中止した卒業式を開いてあげたい」という声が上がり始めた。やがてスタッフ全員の思いとなった。

 黒沢さんは当時の卒業生に卒業式の出席案内を郵送した。手紙の女性からは返事がなかった。間もなく、別の受講生から、女性が2年前に亡くなったことを聞いた。「まだ若かったのに……。頑張り屋だったことをよく覚えている。本当に残念」。黒沢さんは肩を落とした。

 13日の卒業式には、23年度の卒業生7人に加え、4年前の卒業生3人の姿があった。このうち、斎藤望さん(57)は当時不登校だった長男(20)と一緒に通っていた。長男は遠友塾との出会いを機に定時制高校に入学。昨年卒業し、現在は大阪市で暮らす。「こんなに楽しいところなのに、僕はなんでグズグズしていたのだろう」。長男がこぼした言葉は今も忘れない。

 道田ルリ子さん(84)は夫の死をきっかけに千歳市から札幌市に移住。「もう一度学び直したい」と思い、遠友塾に入った。昨年、大病を患った際にもスタッフや仲間に励まされた。受け取った卒業証書には「2020年3月18日」と記されていた。2人は4月からも遠友塾で学び続ける。

 黒沢さんは卒業式のあいさつをこう結んだ。「私たちも『ともに生きて学んでいるんだ』ということを肝に銘じて歩んでいきたい」。その言葉は、校名にもなった札幌農学校(現北海道大)の卒業生、新渡戸稲造(1862~1933年)が開校した「遠友夜学校」の精神を受け継いだものだ。

 式の最後、合唱の時間が訪れた。合唱は授業前の恒例行事だ。この日にスタッフが選んだ曲は坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」だった。作詞を手がけた永六輔さんが夜間学校で学ぶ人々を励ますために作った。合唱はコロナ禍で取りやめていたが、23年春に解禁。数年ぶりにみんなで歌ったのが同曲だった。

 黒沢さんはあの亡くなった女性を思い出しながら歌った。「仲間の歌声が天国に届いたらいいですね」。10年以上、スタッフとして活動する鈴木厚子さん(72)は「受講生から学ぶことが多く、いつしか『自分のために遠友塾に来ている』と思えるようになった。寂しい思いをしたり、自分の居場所がないと感じたりしたら、話に来てほしい」とほほえむ。

 4月、校舎からもれる明かりに集う遠友塾のスタッフと受講生は、新たな仲間が門をたたくのを心待ちにしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスケットボール天皇杯決勝

バスケットボール男子の天皇杯全日本選手権は16日、さいたまスーパーアリーナで決勝が行われ、昨年王者の千葉ジェッツが琉球ゴールデンキングスに117-69の圧勝で2連覇を達成した。昨年決勝と同カード。出場全103チームの頂点に立ち、2019年に3連覇して以来の連覇で5度目の日本一に輝いた。昨季Bリーグ王者の琉球は沖縄勢初の悲願達成はならなかった。観衆は1万5385人。千葉の主将・PG富樫勇樹がMVPに選ばれた。

中立地開催で満員となった客席は千葉の赤、琉球の白にはっきりと分かれた。第1クォーター(Q)開始18秒。千葉はクリストファー・スミスが3ポイント(P)を鮮やかに決めて先制。富樫を中心に攻め立てた。しかし、14-14の残り3分6秒、相手リング下の攻防で日本代表・金近廉が接触により顔付近から出血。一時はベンチに下がらざるを得なくなった。

それでも同代表の原修太、富樫の3Pで突き放し、25-21で第2Qへ。一方、指笛の応援を受けた琉球は、沖縄・名護市出身で琉球一筋11年の33歳・PG岸本隆一が、国内屈指のフィジカルを誇るチームを動かした。しかし、千葉は33-23の残り7分47秒から富樫が3本目の3P成功。身長167センチの主将が抜群のスピードでエンジンを掛けると、ドリブル、パスで得点機を多く演出し、48-32で第3Qに入った。

第3Qも富樫は止まらない。開始直後に2点を奪うと、60-40から4本目の3P成功。高く放たれたシュートは会場の音を消し、ネットを揺らした瞬間に赤いブースターたちが沸騰した。直後も富樫のアシストからスミス、ジョン・ムーニーが次々と得点。さらに主将のスティールから点を重ね、残り4分20秒で70-41と完全に主導権を握った。

85-49で入った最終第4Qも千葉ペース。金近が3Pを決めれば、富樫も88-54からこの日20点目となる芸術的な3Pで沸かせ、日本一を決定づけた。富樫は3Pを9本中6本決めるなど20得点、9アシスト、1スティールと爆発。チーム全体でも3P成功率は56.8%(37本中21本成功)と目立ち、23.1%(26本中6本成功)の琉球とは対照的だった。表彰式では富樫がステージ中央で優勝カップを掲げ、金色の紙テープが舞う中、飛び跳ねて喜んだ。

富樫はコートインタビューで「本当に最高という言葉しかない。今日の1万5000人のブースター、千葉もそうですが、遠くから琉球のブースターも駆け付けてくれて最高の雰囲気でした」と感謝。「プラン通り。毎試合ですが、コーチ陣の完璧なプランで選手もやりやすかった。選手全員が自分の仕事をした結果だと思う。試合を通して選手全員が楽しそうにプレーした。先週から勢いよく天皇杯決勝に来られたので嬉しい」と汗を拭い、こう続けた。

「僕だけじゃなくチームが50%を超える3ポイントを決められた。チームでスクリーンを掛けて打ったシュート。全員で点数を重ねられたことが素晴らしかった。(個人の成功率も)チーム全員が連動した結果。今季はスタートから出遅れたので、(Bリーグも)ホームでチャンピオンシップをしたい。この勢いを続けて、昨年ファイナルで敗れた悔しさを晴らしたい」

ジョン・パトリックヘッドコーチは「もう言葉にできない気持ちです。難しいスケジュール。誇りに思います」とコメント。「ディフェンスからの得点が多くて本当にみんなモチベーションが高くて、本当に勝ちたいという気持ちで頑張りました。12人で戦ったので良かった」と選手を労い、3P成功率にも「集中力が高い。勇樹も気持ちが入っていたのでよかった」と胸を張った。

昨年決勝は87-76で千葉が制したが、Bリーグファイナルでは琉球が勝利。近年の日本バスケ界を引っ張ってきた両チームが今回も火花を散らした。千葉は10日にも東アジア各国の強豪クラブが王座を争う東アジアスーパーリーグ(EASL)の決勝を戦い、日本のクラブとして初優勝していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オープン戦、広島3-2DeNA」(16日、マツダスタジアム)

 広島が開幕カードの相手であるDeNAに快勝した。

 先発は開幕2戦目の登板が有力視されている森下。“前哨戦”となるマウンドは3回2安打無失点の好投だった。

 初回に1死から林に中前打を浴びるも無失点で発進。二回は10球で三者凡退に封じ、三回は2死から度会に安打を浴びるも、林から空振り三振を奪い、マウンドを降りた。予定だった五回or80球程度を満たさず降板。その理由を新井監督から三回終わりに「開幕カードだし、もういいんじゃないか」と“合格点”を言い渡されたからだと明かし、アクシデントは否定。降板後に屋内練習場で30球の投球練習を行った。

 1点差の九回に登板した栗林は、いきなり連打で無死一、二塁のピンチを招いたが、後続を抑えた。

 打線は2点ビハインドの五回。1死からシャイナーがこの2本目の安打となる左越え二塁打を放つと、続く菊池も適時二塁打をマークし、1点差に。シャイナーはオープン戦初の複数安打。試合前まで28打数2安打で打率・071だったが、ここに来て快音が生まれ始めた。

 六回は1死一、三塁から秋山の併殺崩れの間に同点に。八回は2死から二俣が森原の直球を捉え、フェンス直撃の二塁打。失策が絡み三塁まで進塁すると、田村の打席で森原が暴投。二俣が勝ち越しのホームを踏んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オープン戦、中日4-3阪神」(16日、バンテリンドーム)

 阪神はオープン戦10敗目を喫した。オープン戦2桁敗戦は11敗だった2019年以来。先発・大竹が5回5安打2失点。打線は佐藤輝と森下がスタメン落ちした。

 先発・大竹はこの日がオープン戦2試合目。2回2死から石川昂に同点ソロ本塁打を被弾。三回1死三塁から細川に勝ち越しタイムリーを許した。今年1月に左肩ガングリオン(良性腫瘍)を除去した左腕。前回登板の6日・楽天戦でも本塁打を許しており、2度目の実戦マウンドでも不安を残す内容となった。

 1点ビハインドの六回は2番手・漆原が細川にソロ本塁打を被弾。七回には、愛知県出身のドラフト5位・石黒佑弥投手=JR西日本=が凱旋登板。ただ、この回2死満塁から細川に遊撃への内野適時打を打たれ、追加点を許した。

 一方の打線は「6番・三塁」でスタメン起用された糸原が初回に先制タイムリー。しかし、1-1の同点で迎えた三回は1死満塁の勝ち越し機から糸原、坂本が凡退して無得点だった。

 3点を追う八回1死からは、前川がチーム5イニングぶりの安打となる左前打。続く大山が四球を選び1死一、二塁として小野寺が右前適時打。2点差に詰め寄って、さらにこの回1死満塁としたが熊谷は右邪飛。2死満塁から小幡は中飛に倒れた。

 続く九回にも、中日の守護神・マルティネスを攻めて1死から植田、高寺、前川の3連打で1点差に詰め寄ったが、4番・大山が遊ゴロ併殺に倒れ、反撃も及ばなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロッテの種市が野球日本代表「侍ジャパン」での経験を生かした。7日の欧州代表との強化試合では6番手でマウンドに上がり、継投による完全試合を締めくくった。「四球を出せない場面で(ストライク)ゾーンでどんどん攻めていけた。その時の投球がいい方向に出た」。ストライク先行で4回2安打無失点に抑えた。
新球種の球速130キロ前後のカーブも多めに試し、好感触を得たという右腕。「ある程度どの球種も扱えていたので、順調にきている」と表情を緩ませた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆明治安田J1リーグ▽第4節 鳥栖0―2C大阪(16日・駅前不動産スタジアム)

 C大阪は、小菊昭雄監督の采配が光り、連勝を収めた。開幕から4戦連続で先制点を挙げ、2勝2分けだ。

 0―0で迎えた後半。MF香川真司に代わって、FWビトール・ブエノを投入をすると、すぐに試合は動いた。後半3分、DF毎熊晟矢があげたクロスを相手DFがはじくと、ペナルティーエリア内でボールを受けたブエノがそのまま左足でシュート。ボールはGKの頭を越え、ネットを揺らした。移籍後初ゴールにチームメートからは手厚い祝福を受けた。

 さらに、後半18分。MFジョルディ・クルークスに代わってMF柴山昌也、MF為田大貴に代わってMFカピシャーバを前線にいれた。すると1分後に柴山がペナルティーエリア中央からゴールを決め、2点目。J1初ゴールにベンチメンバーも飛び出し、全員で大はしゃぎ。だが、後半42分、柴山にレッドカード。10人での守りとなり、FWレオ・セアラに代わりDF鳥海晃司を送り、5バックでリードを守り切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨季王者の神戸は前節首位の広島と0―0で引き分けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オープン戦

〇 ソフトバンク 2 - 1 西武 ●

〈3月16日・PayPayドーム〉

 

ソフトバンクは16日、オープン戦で西武と対戦し2-1と接戦を制した。4回にウォーカーのソロホームランで先制。8回に周東佑京が二盗に成功後、川村友斗のファーストゴロの間に生還し勝ち越した。投げては先発・大関友久が6回3安打無四球1失点と好投。リリーフの又吉克樹、松本裕樹、藤井皓哉が無失点で繋ぎ、西武打線を抑えた。

開幕まで残り6試合となったこの日、ソフトバンク打線は2番にウォーカーを置いて、3番柳田悠岐、4番山川穂高へと繋がる破壊力抜群の打線で臨んだ。西武先発・隅田知一郎の好投に3回1安打5三振と封じ込まれる中で迎えた4回、先頭の2番ウォーカーがカウント2-0から隅田の直球を一発で仕留め、右中間に先制のソロアーチを放った。

直後の5回に同点に追いつかれ追加点が奪えない中、8回に先頭の1番周東が西武3番手・田村伊知郎から四球を奪い出塁。2番ウォーカーの打席で一塁走者周東が二盗に成功。ウォーカーはセンターフライに倒れるも、その間に周東は三塁に進塁し、一死三塁とチャンスを作る。その後3番川村は内野ゴロに打ち取られたが、スタートを切っていた三塁走者周東が余裕を持って生還し、結果的にノーヒットで決勝点をもぎ取る形になった。

開幕ローテーション入りを狙う先発の大関は、一度も先頭打者の出塁を許さず6回80球を投げ3安打無四球1失点4奪三振と圧巻のピッチングを披露。今季も勝ちパターン入りが確実視されるリリーフの又吉、松本、藤井は、計5奪三振を含む盤石の無失点リレーを見せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 中日4―3阪神(16日・バンテリンドーム)

 阪神が中日に敗れた。

 打線は初回、2死満塁から6番・糸原が左前打を放ち先取点。佐藤輝明がスタメンを外れ、代わりに三塁に入った31歳が、アピールに成功した。

 先発・大竹耕太郎投手は2回に同点弾を献上。3回に勝ち越しを許すなど、開幕ローテ有力候補が、持ち味を発揮できず。5回5安打2失点でマウンドを降り「(課題は)全部なんじゃないですかね。まだまだ(球の)威力も上げる余地がある」と唇をかんだ。

 6回から登板した漆原は、先頭の3番・細川に左翼ポール際へ特大弾を浴び、突き放された。7回は3番手で愛知県・江南市出身のドラフト5位・石黒(JR西日本)が“バンテリンデビュー”。しかし、1回2安打1失点とホロ苦いデビュー戦に終わった。

 8回には1死一、二塁から途中出場の小野寺が反撃の右前適時打を放ったが、及ばなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスケットボール男子の天皇杯全日本選手権は16日、決勝がさいたまスーパーアリーナで行われ、千葉Jが117―69で琉球を破り、2年連続5度目の優勝を果たした。

 千葉Jは第2クオーター(Q)で相手のボールハンドラーに圧力をかける守備が奏功して試合の主導権を握ると、攻撃面でも司令塔の日本代表、富樫勇樹が連続で3点シュートを決めるなど、前半を48―32で折り返した。

 後半の第3Qも勢いは止まらず、クリストファー・スミスが次々に得点を重ねるなど琉球を圧倒し、このQだけで37―17としてリードを拡大。ジョン・ムーニーや豪州代表のゼイビア・クックスらが琉球の強力なインサイド陣を抑え込む奮闘もあり、圧巻の100点ゲームで2連覇を果たした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大相撲春場所7日目(16日、大阪府立体育会館)、十両若隆景(29=荒汐)が十両英乃海(34=木瀬)を寄り切って、無傷の7連勝。取組後に若隆景は「先に攻められて良かった。(7連勝だが)特に、明日も集中してやっていきたい」と表情を引き締めた。

幕内優勝経験がある元関脇の実力者は、1年前の同場所で右膝前十字靱帯断裂の大けがを負った。そこから3場所連続で休場し、九州場所から幕下で再出発。今場所から十両に復帰し、ここまで無敗と復活をアピールしている。8日目で、ストレートでの勝ち越しに期待がかかるが「特に意識はない。一番一番、集中してやっていきたい」と気を引き締めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月14日、さいたまスーパーアリーナで「第99回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」ファイナルが行われ、2連覇を狙う千葉ジェッツが琉球ゴールデンキングスと対戦した。

 

 クリストファー・スミスや原修太の3ポイントシュートからスタートダッシュに成功した千葉J。ゴール下ではゼイビア・クックスがブロックやリバウンドで存在感を発揮すると、終盤にはエースの富樫勇樹が3点弾を炸裂し、25-21の4点リードで最初のクォーターを終えた。

 第2クォーターでも千葉Jは攻防両面で好調を維持し、アイラ・ブラウンや富樫が長距離砲を沈めれば、クックスが2度目のブロックで琉球をシャットダウン。チームのオフェンスリバウンドもさえわたり、48-32と16点リードで試合を折り返した。

 迎えた第3クォーター、千葉はプレーの強度を落とさず順調に点差を拡大。要所で小川麻斗や富樫が3ポイントをヒットし、残り4分半にはスミスがドライブからの“3点プレー”で会場を沸かせる。その後も富樫、スミスがテンポ良く得点を重ね、85-49で最後のクォーターへ。

 第4クォーターでは金近廉、富樫、アイラが続けて3ポイントを決めていき、残り4分を切って千葉Jが100点に到達。その後も攻撃の手を緩めず、最終スコア117-69で快勝を収めた。

 天皇杯連覇を達成した千葉Jは、スミスが26得点6リバウンド2アシスト、富樫が20得点8アシスト、ジョン・ムーニーが17得点14リバウンドをマーク。13得点7リバウンド4アシスト4ブロックのクックス、14得点3リバウンド3アシストの小川などベンチ陣も躍動し、2年連続の王座に大きく貢献した。

 一方、チャンピオンの座を逃した琉球は岸本隆一が13得点、ジャック・クーリーが11得点10リバウンド、ヴィック・ローが12得点4リバウンド6アシストを記録。第1クォーターは互角の戦いを演じたものの、第2クォーターからは千葉Jに圧倒される時間が続いた。

■試合結果
琉球ゴールデンキングス 69-117 千葉ジェッツ(@さいたまスーパーアリーナ)
琉球|21|11|17|20|=69
千葉J|25|23|37|32|=117

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆バスケットボール男子 ▽天皇杯全日本選手権 決勝(16日、さいたまスーパーアリーナ)

 前回王者の千葉Jが、初優勝を狙った琉球を117―69で下し、2年連続5回目の優勝を果たした。

 パリ五輪出場権を獲得した昨夏のW杯で、日本代表の主将を務めた千葉Jのポイントガード・富樫勇樹は、3点シュート6本成功の20得点と躍動。チームの5選手が2桁得点と安定した強さを見せ、第1クオーター(Q)から一度もリードを譲らず勝利をつかみ取った。

 両チームは昨年大会も決勝で対戦しており、その時は千葉Jが87―76で琉球に勝利。4大会ぶり4度目の頂点に立った。会場には9315人の観衆が詰めかけた。また、昨季Bリーグのチャンピオンシップ決勝も同カードで、琉球が千葉Jに2連勝(96―93、88―73)し、初優勝を飾っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆明治安田J1リーグ▽第4節 札幌1―2町田(16日、札幌D)

 町田が札幌に2―1と勝利し、開幕から負けなしの3連勝を飾った。出身地の札幌で勝利を飾った黒田剛監督は「本当に苦しいゲームでしたけど、最後まで選手達がよく走ってくれた。1点こそ奪われましたが、最後まで体を張って、守ってくれたことも価値のあるい1勝だと思います」と話した。

 0―0の後半8分、右サイドからU―23日本代表MF平河悠のクロスをFWオセフンが折り返し、中央で同じくU―23日本代表FW藤尾翔太がトラップから左足ボレーで決めて先制。さらに後半21分、CKから中央でDFチャンミンギュがコースを変え、ファーでコソボ代表DFドレシェビッチが押し込んで2点目を奪った。後半39分には今季初めて流れの中からの失点を喫し、1点を返された。しかし終盤には今季加入したが負傷で出遅れていた元日本代表DF昌子源が初出場し、5バックに変更して逃げ切りに成功した。

 前3試合ではすべて前半に得点を奪っていたが、この日は0―0でハーフタイムへ。しかし黒田監督は「映像を見る中で、札幌さんは後半に体力的に落ちるところがすごく目に付いていたので、前半は0―0でもいいというプランの中で、後半に必ずチャンスがあると選手達は信じてプレーしてくれた」と話した。チームカラーの堅守を全員で体現し、前線では藤尾、平河ら若い力が躍動。開幕4戦で3勝1分け、勝ち点10に到達し、神戸と引き分けた広島を抜き、首位に浮上した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆明治安田J1リーグ▽第4節 柏0―2名古屋(16日・三協F柏、1万2897人)

 

 柏はホームで名古屋に0―2で敗れ、今季初黒星を喫した。前半18分に相手FK、後半17分にCKから失点。攻撃陣は開幕4戦目で初の無得点に終わった。

 パリ五輪を目指すU―23日本代表FW細谷真大(22)は2トップの一角で先発。開始3分、FKから味方が放ったシュートのこぼれ球を左足で狙ったが、うまくヒットできなかった。後半29分に交代し、4試合連続でノーゴールとなった。

 今月の親善試合(22日・京都、25日・北九州)に臨む同代表に選出された187センチの長身DF関根大輝(21)は右サイドバックで先発。前半36分にはドリブル突破したMFマテウスサビオのパスをダイレクトで右足強烈シュートを放ったが、左ポストを直撃した。後半5分には自陣左クロスの守備時に相手と接触。左膝付近を痛めて座り込むも立ち上がり、90分間プレーした。

 チームは開幕戦から京都戦(1△1)、神戸(1〇0)、磐田戦(1〇0)と3戦負けなし(2勝1分け)だったが、4戦目で初黒星となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスケットボールの第99回天皇杯全日本選手権大会の決勝が16日、埼玉県のさいたまスーパーアリーナで行われ、琉球ゴールデンキングスは千葉ジェッツに69―117で敗れた。

 第98回大会でも同一の決勝カードでキングスが敗れており、2年連続の準優勝。千葉ジェッツは2連覇となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■第99回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会 ファイナル(16日、さいたまスーパーアリーナ)

バスケットボール日本一をかけた全日本選手権の決勝が行われ、前回王者の千葉ジェッツが琉球ゴールデンキングスを117ー69で下し、2年連続5回目の優勝を果たした。チーム最多得点はクリストファー・スミス(30)の26得点、千葉はスリーポイントシュートを37本中21本成功と高確率で決めた。

2年連続で千葉と琉球の対決となったファイナル。10日に日本初の東アジアスーパーリーグで優勝した千葉は過密日程にも関わらずアグレッシブなディフェンスで琉球を翻弄。原修太(30)のスリーポイントシュートやドライブなどで得点を重ねると、前回大会MVPの富樫勇樹(30)のスリーポイントが成功し、第1Qを25-21と千葉が4点リードで終える。

第2Qも千葉は厳しいディフェンスで琉球に得点を許さない。さらに序盤で富樫の連続スリーポイントシュートで点差を広げ48-32で前半を折り返した。

後半も千葉の勢いは止まらず、富樫とジョン・ムーニー(25)のピックアンドロールなどで60-37とリードを広げる。さらにスリーポイントも高い成功率で決まり、千葉はこのクォーターだけで37得点を奪い85ー49で最終第4Qへ。

余裕が出来た千葉は富樫のこの日6本目のスリーポイントや絶好調のスミスの得点で琉球を振り切り2年連続5回目の優勝を果たした。千葉はスリーポイントシュートを37本中21本成功させた。大会MVPは2年連続(3回目)で富樫が選出された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ハムは加藤貴が粘り強く投げて6回を6安打1失点にまとめた。松本剛が2安打で好調を維持し、万波は2点二塁打など2安打。巨人はグリフィンが制球に苦しみ、2回5失点と不安を残した。新外国人のオドーアが2安打。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

両先発がともに6回3安打1失点と好投した。西武の隅田は変化球が切れて毎回の10奪三振。先発入りを狙うソフトバンクの大関はテンポ良く無四球だった。柳田は2安打と状態を上げてきた。ウォーカーは四回に3号ソロをマーク。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自民党は16日、都道府県連の幹部を集めた全国幹事長会議を党本部で開いた。派閥の政治資金パーティー裏金事件に対し、地方幹部から関係した議員の政治的責任の明確化や、けじめを求める意見が相次いだ。岸田文雄首相は「政治不信を引き起こし、心からおわびする」と謝罪。支持率が落ち込み党勢が低迷する事態を踏まえ「党本部は命懸けで党再生に努力していく」と協力を呼びかけた。信頼回復に全力を挙げる姿勢も示した。

 首相は党改革に関し「政治責任のけじめや、政治資金規正法改正などの議論に臨んでいく」と説明。4月の衆院3補欠選挙などを挙げて「日本の政治を左右する課題に立ち向かっていく」と訴えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北陸新幹線の金沢駅から福井県敦賀駅までの区間がきょう、延伸開業しました。北陸全体の経済活性化が、能登半島地震からの復興の後押しとなることに期待が寄せられています

敦賀駅では午前6時11分に東京行きの一番列車「かがやき502号」が出発しました。

今回の延伸開業により、最短で東京・福井間は2時間51分、東京・敦賀間は3時間8分で結ばれます。

福井県 杉本達治 知事
「まずは敦賀・福井が元気になって、これを金沢・加賀方面に広げていって、さらに能登半島全体へ広げていく。大きな起爆剤になれば、うれしい」

午前9時34分には東京からの一番列車が敦賀駅に到着しました。

東京駅から乗車
「金沢駅までは来たことあったけど、鉄道の歴史に触れた感じがして、すごかった」
福井駅から乗車
「たくさん、ほかの県の方も乗っていて、敦賀や福井がますます良くなるなと」

一方、福井駅では…

記者
「恐竜王国福井、フクイサウルスがお出迎えです」

東京から乗車
「楽しかった、乗ってみて」
福井出身の男性
「(切符取るの大変じゃなかった?)インターネットで連打した。やっと開通しましたね。それだけです、うれしくて」

出迎えた人
「きょう、新幹線が開業したので、歓迎の気持ちを表したくて来ました。東京からの一番列車の方、たくさん手を振ってくれて、すごくうれしかった」

首都圏とのアクセス向上による経済の活性化が、能登半島地震の被災地復興に向けた後押しとなることも期待されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画館チェーン「イオンシネマ」が16日、公式Xに【弊社従業員による不適切な対応に関するお詫び】と題した文書を掲載し、謝罪した。

文書では従業員が客に対して「不適切な対応」をしたとし「ご不快の念をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。」とコメントしている。東京・調布市の「イオンシネマシアタス調布」内の「グランシアター」で映画を鑑賞した客の移動を手伝った際に、従業員が不適切な発言を行ったという。「弊社の従業員への指導不足によるものと猛省しております。」と反省していることを伝えた。

さらに「全てのイオンシネマにおいて、従業員へのお客さま対応の教育再徹底と再発防止策を講じると共に、設備の改善を進め、お客さまの信頼回復に努めて参ります。」とハード、ソフト両面での改善を約束した。文書では「不適切な対応」の具体的な内容については触れていない。

ただ、前日の15日に「車いすインフルエンサー」の女性が「シアタス調布」の「グランシアター」で映画を鑑賞した際にトラブルがあったことをXで公表していた。女性は「グランシアター」の大きなソファのような「プレミアムシート」で映画を鑑賞。終了後に「支配人みたいな人」から、手伝うことができるスタッフも時間的な制限があると伝えられ、他の劇場での鑑賞を勧められたという。

女性は過去にも同じ場所で映画を鑑賞したことはあるとし、その時はスタッフ2人が移動の手助けをしてくれたことも明かした。スタッフへの感謝を示した上で、他の劇場での鑑賞を勧められたことについては「否定をされている気持ちになり、もう来れない現実を押し付けられているようにしか感じられず、ただただ悔しいまま劇場を去りました。」と思いをつづっていた。

ネットでは「通り一辺倒の謝罪では無く、この方は今後もグランシアターで映画が鑑賞出来るかをハッキリさせて頂きたいです。」「結局障害を持っていてもイオンシネマに行っていいの?行ってはダメなの?」とイオンシネマ側の謝罪内容の“不備”を指摘する声があった。「車椅子の方の思いもわかるし 従業員の方の言い分もわかる…」と双方の立場を考えると、一方的に批判はできないというコメントも。「私は車椅子込だと70kg以上あるんですけど介助してもらえるんですかね?100kg以上でも大丈夫?重量級の車椅子が一気に押し寄せても対応するんですかね?車椅子の要望に100%対応するのは間違ってると思うけどな 対応方法だけをしっかりして車椅子用のスクリーンを勧めるべき」「ヘルパーでもない人が車椅子抱えて座席に座らせるのは負担があり過ぎじゃないですか。映画館スタッフの仕事とは思えない。」「そもそも車椅子のまま見れる座席を取ればいいだけ。」とさまざまな意見が噴出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスケ天皇杯、千葉Jが琉球破り2年連続V…富樫勇樹が連続3点シュートなどで100点ゲーム

 バスケットボール男子の天皇杯全日本選手権は16日、決勝がさいたまスーパーアリーナで行われ、千葉Jが117―69で琉球を破り、2年連続5度目の優勝を果たした。

 千葉Jは第2クオーター(Q)で相手のボールハンドラーに圧力をかける守備が奏功して試合の主導権を握ると、攻撃面でも司令塔の日本代表、富樫勇樹が連続で3点シュートを決めるなど、前半を48―32で折り返した。

 後半の第3Qも勢いは止まらず、クリストファー・スミスが次々に得点を重ねるなど琉球を圧倒し、このQだけで37―17としてリードを拡大。ジョン・ムーニーや豪州代表のゼイビア・クックスらが琉球の強力なインサイド陣を抑え込む奮闘もあり、圧巻の100点ゲームで2連覇を果たした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オープン戦、ヤクルト1-3楽天」(16日、神宮球場)

 今季初めて本拠地・神宮で行われた試合で完封負けを免れた。0-3の九回、先頭の赤羽が楽天・則本から左越えにソロ本塁打を放った。

 投手陣は先発の吉村が走者を出しながらも丁寧な投球を見せた。初回、二回と先頭打者に安打を許すも、後続はピシャリ。だが五回に2死一塁から田中和に右翼への適時二塁打を浴びて先制点を許した。続く辰見に四球を与え、さらにピンチは続いたが、最後は黒川を遊ゴロに打ち取った。5回5安打1失点、3奪三振、1四球の内容だった。

 六回にはこの日1軍に合流したばかりの今野が2死から4連打を食らうなど、1回4安打2失点。新加入した嘉弥真、宮川が“神宮デビュー”でそろって三者凡退に抑えるなど存在感が光った。

 一方の打線は、楽天先発・藤井の前に沈黙。三回には無死二塁、四回には1死二、三塁の好機を生かせなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第96回選抜高校野球大会は18日に甲子園球場で13日間(準々決勝、準決勝翌日の休養日を含む)の戦いが開幕する。

 史上4校目の2連覇を狙う山梨学院や、2年ぶりの優勝を目指す大阪桐蔭、21世紀枠の別海(北海道)と田辺(和歌山)など32校が出場。能登半島地震で大きな被害を受けた石川県からは、輪島市の校舎が被災した日本航空石川と星稜がグラウンドの土を踏む。

 開会式の選手宣誓は青森山田の橋場公祐主将が務める。17日は開会式のリハーサルを実施する。

 今大会から、投手の受傷事故防止を目的とした、反発力を抑えた新基準の金属製バットが導入される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆明治安田J1リーグ▽第4節 福岡1―3FC東京(16日・ベスト電器スタジアム)  

 22年11~12月のカタールW杯以来のサプライズ日本代表復帰を果たしたDF長友佑都が、福岡戦で先制ゴールを決めた。さらにチームの3点目となったDFバングーナガンデ佳史扶のゴールも右足のクロスで演出。チームの今季初勝利に大きく貢献した。

*  *  *

 長友のJリーグでのゴールは2010年5月15日の清水戦(2△2)以来、5054日ぶり。同戦は南アフリカW杯による中断前最後の一戦で、南アW杯直後にイタリア・チェゼーナに電撃移籍したため、結果的に欧州移籍前最後の試合だった。

 リーグ戦でのゴールは、2019~20年シーズンにトルコ1部ガラタサライで記録したのが最後。イタリア1部インテルでは通算9得点、ガラタサライでは通算2得点を挙げている。21年のJ1復帰後は3シーズン無得点だったが、代表復帰が発表された直後の試合で鮮やかに決めた。J1では通算6ゴール目。

 日本代表では通算142試合に出場し、4ゴール。19年10月のW杯アジア2次予選モンゴル戦(6〇0、埼玉スタジアム)での得点が最後となっており、日本で行われた公式戦でのゴールはこの試合以来となった。

 代表復帰を果たした37歳の長友が今回の日本代表の活動でゴールを決めれば、ラモス瑠偉氏が1993年にマークした36歳85日を抜いて、歴代最年長得点となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆イースタン・リーグ 西武1―1日本ハム=延長11回=(16日・カーミニーク)

 2月のキャンプで右肩の張りを訴えて調整が遅れている西武・高橋光成投手が日本ハム戦の8回から登板した。「実戦に入るのが楽しみ」と話していたエースは2イニングで打者6人に対し20球を投げて、無安打で3奪三振。直球の最速は151キロを記録した。今後の登板について松井監督は「一つ一つ段階はクリアしてきていると思う。明日のリカバリーも含めて、また次に向けて段階を踏んでいってくれたらいいと思います」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

往時のスターにファン歓声=西武OB戦に東尾さんら―プロ野球

プロ野球の西武は16日、OB戦をベルーナドームで初開催した。通算251勝投手の東尾修さん(73)と通算474本塁打の田淵幸一さん(77)が率いる2チームに分かれて対戦。往時のスターのプレーに2万7795人のファンが歓声を上げた。
パ・リーグ5連覇を果たした1990~94年の黄金期に活躍した工藤公康さん(60)と潮崎哲也さん(55)の投げ合いでスタート。2安打2打点をマークして最優秀選手(MVP)となった秋山幸二さん(61)は、現役時代にグラウンドで披露した「バック宙」は控えたものの、「お客さんが入った中で打たせてもらい、良い一日だったし、良い思い出になった」と笑顔を見せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスケットボール男子日本代表の河村勇輝(22)=横浜BC=が16日、都内で行われたイベント「ZAMST×河村勇輝バスケットボールクリニック」に出席した。全国から小学4~6年生103人が参加し、トークショーでは自身のプレーの秘けつを明かしたほか、子どもたちの質問にも回答。また、20人のバスケキッズのシュートを見て実際にアドバイスするなど熱狂の内に終わり、「すごく楽しかった。シーズン中はチームの勝利や結果に集中しているが、違った雰囲気でバスケットを楽しめる機会があり、僕自身も本当にリフレッシュできた」と笑った。

 イベントは同社のオンライン会員を対象に、小学高学年100人をめどに募集したものだったが、900人以上の応募が集まり、9倍超の倍率での抽選となったという。最も遠方では北海道からの参加者もおり、質疑応答では質問が殺到。時間切れで締め切るまで子どもたちの手が下がることはなく、退場時にも若きスター選手との別れを惜しむ輪ができた。

 募集段階から「河村選手のイベントなのでどうしても参加したい」という熱狂的な声もあったといい、関係者は「今回は募集期間が短かったが、その中でここまでの数が集まったのは例がない」と驚いた様子。今夏のパリ五輪出場を決めたバスケットボール、そして日本男子の中心的プレーヤーとなった河村の人気上昇ぶりをうかがわせた。

 身長172センチながら日本を代表するPGに成長した22歳は、小学生相手に自身の体験を踏まえ、「小中学校の頃から食事に気を配っていれば、身長180センチになっていたかな」と自虐ジョークも交えつつ、「成長期は食事、睡眠、運動の3つをしっかりすれば強い体ができる。バスケが本当にうまくなりたいなら体づくりに真剣に取り組んでほしい」と力説。また、勉強第一だったという自身の中学時代を踏まえて「バスケだけをやっていてもダメ。勉強もそうだし、友達と遊ぶこともちゃんとしてほしい。バスケを通して人としてどう成長するかが一番大切」と熱いメッセージを送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽ラグビー・リーグワン 第10節 埼玉28―18神戸(16日・神戸ユニバー記念競技場)

 首位の埼玉(旧パナソニック)がアウェーで、リードが3度入れ替わるシーソーゲームを制して神戸(旧神戸製鋼)を破り、開幕10連勝とした。

 9―11と追いかける前半38分、昨秋のW杯日本代表WTB長田智希のトライで逆転し、14―11で折り返した。後半に再逆転を許したが、同18分にフランカー大西樹が逆転のトライ。同26分に、途中出場したWTB山沢拓也のトライで突き放した。

 ロビー・ディーンズ監督は「本当にタフな試合だった。前半はキッキングゲーム、後半はちゃんとボールをキープしながら、このような結果を取れたことをうれしく思う」と満足げ。今季限りの引退を表明している38歳の同代表フッカー堀江翔太も後半11分から出場し、「(神戸は)いつも通り嫌な相手だった」と対戦チームをリスペクトし、「やってきたことをやろうと。アタックもディフェンスもチームとしてプレッシャーをかけていった」と振り返った。

 埼玉は神戸戦で、04年度以降1分けをはさんで19連勝となった。神戸は連勝が4でストップ。順位はプレーオフ出場圏の4位のまま。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 中日4―3阪神(16日・バンテリンドーム) 

 阪神・岡留英貴投手が、8回に4番手で登板。先頭の石垣に中越え二塁打を浴びたが、後続を2三振を含む3人で打ち取った。それでも「結果、抑えられたのはいいんですけど、もっとテンポとか考えて投げられたら」と反省を忘れなかった。

 これで今季は紅白戦や練習試合を含め9戦で10回を無失点中。“虎のミスターゼロ”は「去年よりは全然いい状態。もっとボールの精度を上げて投げていく」と約2週間後に迫る開幕を見据えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 中日4―3阪神(16日・バンテリンD)

 中日の4年目、三好大倫外野手のバットがまた快音を響かせた。3回先頭で大竹から一塁線を破る二塁打。第1打席で中飛に打ち取られていた内角球を、見事にさばいた。

 昨季は13打数2安打で打率1割5分4厘。出場30試合中16試合が代走での起用だった。だが、今年はキャンプから打撃でアピール。15日の阪神戦(バンテリンD)は2安打をマークし、立浪監督は「最後、左から打ったことも、三好にとって自信になると思う」と、左腕・桐敷からの安打を評価していたが、この日も左腕の大竹を攻略した。

 オープン戦14安打は巨人・佐々木と並んで12球団トップ。岡林、細川、大島、新外国人のディカーソン、前ソフトバンクの上林ら外野のライバルは多いが、「目の前のことを必死に頑張ります」と開幕スタメンに一歩ずつ近づいている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jリーグは3月16日、J2第4節の8試合を各地で開催した。

開幕から2勝1分けと負けなしで首位に立つ岡山は、敵地で藤枝と対戦。90+2分に田中雄大が均衡を破り、1-0で連勝を達成。首位の座をキープした。

徳島は敵地で水戸と相まみえた。9分に渡大生のヘディング弾で先制すると、54分に追いつかれたが、90+6分に相手のオウンゴールで勝ち越し。2-1で競り勝ち、開幕からの連敗を3で止めた。一方、水戸は3連敗となった。

栃木はホームで横浜FCと激突。35分に小堀空の得点で先手を取る。その後、追加点は奪えなかったが、1-0で逃げ切り、連勝を飾った。

鹿児島は千葉とホームで対戦。10分に先制されたが、21分に藤本憲明のゴールで追いつくと、25分に藤本の得点で勝ち越し、29分には米澤令衣が決めて突き放す。その後、76分に失点したが、79分に西堂久俊がダメ押し弾。4-2で勝利した。

山形対甲府は、1-0で後者に軍配。60分にピーター・ウタカの決勝弾で連敗を回避。愛媛は深澤佑太の得点で群馬に1-0の勝利。清水は宮本航汰、山原怜音がネットを揺らし、大分に2-0で快勝した。秋田対仙台は、互いに譲らずスコアレスドローだった。

 

 


J2リーグ第4節の結果と予定は以下のとおり。

 

▼3月16日開催分
秋田 0-0 仙台
山形 0-1 甲府
水戸 1-2 徳島
栃木 1-0 横浜FC
群馬 0-1 愛媛
清水 2-0 大分
藤枝 0-1 岡山
鹿児島 4-2 千葉

 

▼3月17日開催分
熊本 13:00 いわき
山口 13:15 長崎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jリーグは3月16日、J1第4節の7試合を各地で開催した。

連勝中の町田は札幌と敵地で対戦。53分に藤尾翔太の得点で先制すると、66分にドレシェヴィッチが追加点をゲット。終盤に1点を返されるも、最後までリードを守り抜き、2-1で勝利。3連勝を達成し、暫定で首位に浮上した。

福岡のホームに乗りこんだFC東京は3-1で完勝し、待望の今季初白星。28分に長友佑都、32分に荒木遼太郎、57分にバングーナガンデ佳史扶が得点。相手の反撃を1点に抑え、勝点3を持ち帰った。

開幕から3連敗の名古屋はアウェーで柏と相まみえ、18分に永井謙佑、62分にハ・チャンレがゴールを決め、2-0で勝利。ようやく悪い流れを食い止めた。

G大阪は宇佐美貴史の3戦連発弾などで磐田に2-1で勝利。鳥栖を2-0で下したC大阪は連勝を達成。神戸対広島はスコアレスドローで決着、東京V対新潟は2-2で勝点1を分け合った。

 


J1第4節の結果と予定は以下のとおり。

 

▼3月16日開催分
福岡 1-3 FC東京
札幌 1-2 町田
神戸 0-0 広島
柏 0-2 名古屋
G大阪 2-1 磐田
鳥栖 0-2 C大阪
東京V 2-2 新潟

 

▼3月17日開催分
京都 14:00 横浜
鹿島 15:00 川崎
湘南 15:00 浦和

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明治安田J2リーグは16日、各地で第4節の8試合が行われ、岡山が藤枝を1―0で下して勝ち点10とし、首位を守った。甲府は山形に1―0で勝ち、同9で2位。清水は大分を2―0で下し、3位に浮上した。
前節2位の仙台は秋田と引き分け、4位に後退した。徳島は水戸を破って今季初勝利を挙げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 中日4―3阪神(16日・バンテリンドーム)

 阪神・岡田彰布監督が試合後、ウエスタン・広島戦(鳴尾浜)に先発した門別を遠隔チェックしていたことを明かした。1軍の中日戦前の練習中、ベンチ裏に下がり、生中継で5回3安打2失点7奪三振だった“秘蔵っ子”を確認していた。

 以下、一問一答。

―大竹は5イニングを投げた。

「4回ぐらいからやな、良うなったんわな。コントルール悪いしのお、高めばっかりいくしな。4、5は良かったよな。球数少なかったから5回まで」

―状態はもうちょっと

「状態ってまだ2回目やんか。2イニング投げて、お前。2回目の登板やで。まあ、まだ投げなあかんからな、そらな。ちょっと、まだボールもいってなかったしな、ストレートな。4回ぐらいちょっとリズムもテンポもやっと良うなってきたって感じやな、4回、5回でな」

―来週の京セラで長いイニングというイメージか。

「まあ、そら投げると思うけどなあ。予定ではな。まあまだ分かれへんからな、そらな。投げ終わった後とかな、いろいろ」

―中日の印象は

「印象なんかないよ、まだ。そんなん昨日、右左でなあ、こんだけツープラトンでやるわけやから」

―2軍では門別が投げた。

「見とったよ、ずっと。またホームラン打たれとったけどなあ。まあまあ普通ちゃうか。最後まで見てないけどな、何回投げたか知らんけど。4回ぐらいまで見とったけど」

―判断は開幕ギリギリまで。

「してない、してない。全然してないよ、そんなん。してないよ」

―2人とも最後まで見極めた上で、開幕ギリギリで決める。

「そうやん。まあこれはもう雨で流れた分やからな、昨日、今日はなあ、おーん。千葉の…」

―佐藤輝はベンチスタート。

「ベンチスタートて、使わなかっただけやんか。なんでや。使わなあかんの? なんでそこまで言わなあかんの。選手起用まで言われたらかなわんわ」

―前川は打つ方でアピール続いているが。

「おーん。あんま使ってなかったからのう」

―やっぱり打力は魅力ある。

「いやいや、使うたら打つよ、外野が激しいからなあ、それだけや」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスケットボール天皇杯決勝

バスケットボール男子の天皇杯全日本選手権は16日、さいたまスーパーアリーナで決勝が行われ、昨年王者の千葉ジェッツが琉球ゴールデンキングスに117-69の圧勝で2連覇を達成した。昨年決勝と同カード。出場全103チームの頂点に立ち、2019年に3連覇して以来の連覇で5度目の日本一に輝いた。昨季Bリーグ王者の琉球は沖縄勢初の悲願達成はならず。決勝での衝撃的敗戦を受け止めた。観衆は1万5385人。

第1クォーター(Q)から主将のPG富樫勇樹を中心に攻め立てた。次々と3ポイント(P)シュートを決め、25-21で第2Qへ。身長167センチの主将が抜群のスピードでエンジンを掛けると、ドリブル、パスで得点機を多く演出し、48-32で第3Qに入った。60-40から4本目の3P成功。高く放たれたシュートは会場の音を消し、ネットを揺らした瞬間に赤いブースターたちが沸騰した。

直後も富樫のアシストから見方が次々とシュートを決め、主将のスティールから得点を重ねた。85-49で入った最終第4Qも千葉ペース。富樫は88-54からこの日20点目となる芸術的な3Pで沸かせ、日本一を決定づけた。3Pを9本中6本決めるなど20得点、9アシスト、1スティール。チーム全体でも3P成功率は56.8%(37本中21本成功)と目立ち、23.1%(26本中6本成功)の琉球とは対照的だった。

指笛の応援を受けた琉球は、沖縄・名護市出身で琉球一筋11年の33歳・PG岸本隆一が、国内屈指のフィジカルを誇るチームを動かしたが、プラン通りにいかず大敗。表彰式では喜ぶ勝者を背後から見つめるしかなかった。桶谷大ヘッドコーチ(HC)、岸本が会見。敗戦を振り返った。

――予想外の大敗。歯車が狂った理由は。

桶谷HC「まずファーストショットで富樫選手とスミス選手に決められたところ。途中からというより警戒する選手に振られたり、スペースを埋められなくて3Pを決められた。それで乗ったと思う。これいけるなとメンタル面で思わせてしまった。

富樫君のところでフィジカルにプレーできなかった。ボールピックでも振られてしまった。彼を気持ちよくさせた。他でもやられた部分はあるが、最初にやらせてしまった。一つひとつのちょっとしたところからひずみができて、最終的にこういう点差になってしまった」

岸本「負けた原因は挙げればたくさんある。今日の試合はここをどうにかすれば違ったという試合ではないという印象です。一つひとつの些細なきっかけをケアできずに1つの問題が2つになっていった。試合を通してそういう感覚があったので、偶然こういう結果になったのではない。なるべくしてなったと思う」

――率直な心境は。

桶谷HC「沖縄から応援してくれる人たちがいる中でこういう結果なのでめちゃくちゃ恥ずかしいです」

――次へ。

桶谷HC「まず今日の試合に気持ちも絶対に勝つぞという想いだった。今季は今季で昨季と違うメンバーで千葉に勝つぞという気持ちだった。もちろんファンはリベンジをしてほしいという想いがあったと思う。そこは自分たちがその想いを裏切らないように戦った。また3週間後に千葉戦があるけど、千葉だけじゃなく今日のような試合はしてはいけない。代償はある。今日得たものをファンの人に納得してもらえるような終盤戦にしていきたい」

岸本「負けたことは悔しい。今日の試合は戻ってこない。天皇杯とシーズンは違う。そもそもまたファイナル来られる保証はない。悔しさ、不甲斐なさ、もったいなさ、いろんな気持ちがある。HCも仰ったけど、一つひとつ積み上げていかないといけない。キングスはここで終われない。許されないと思う。結果で見せられるように行動しないといけない」

――中10日だった。

岸本「チームはいい状態で来ていた。コミュニケーションをとっていい準備はできていた。こういう結果になって残念というか、自分たちが試合の中でもっともっと集中力をもってやらないといけなかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■サッカーJ1・第4節 東京ヴェルディーアルビレックス新潟(16日、東京・味の素スタジアム)

ここまで1分2敗の東京ヴェルディが、ホーム開幕戦でアルビレックス新潟と2-2の引き分けに終わり、J1で16年ぶりとなる勝利はまたもお預けとなった。

 

東京Vは3試合を終えて1分2敗の18位。3試合全てで後半の最終盤にPKを献上し失点している。一方、新潟はここまで2勝1敗の5位。今季初の連勝を狙う。

16年ぶりのJ1に復帰した東京Vは前半8分、敵陣内で染野唯月(22)が倒されフリーキックを得る。ゴールまで20mほどの位置から山田楓喜(22)が左足を振り抜くとカーブがかかり、相手GKの手をかすめゴール左隅に突き刺さった。東京Vが序盤に貴重な先制点を奪う。

22分にはキーパーと1対1の決定的な場面を迎えるが、チャンスをモノにできない。その3分後にも、中央付近でボールを持った主将、森田晃樹(23)が2人を交わしてから左サイドを走る見木友哉(25)にパスを送る。見木がそのまま持ち込み左足で強烈なシュートを放つが、GKのファインセーブにゴールを阻まれる。

怒涛の攻撃を見せる東京Vだが、新潟に一瞬の隙を突かれる。32分、相手コーナーキックからファーサイドにいた谷口海斗(28)に打点の高いヘディングシュートを決められ、1-1の同点に追いつかれ前半を終える。

後半6分、まず東京Vにチャンスが訪れる。ワンタッチでボールを繋ぎ、右サイドからクロスを入れる。しかしゴール前に詰めた山田に合わず、ボールは流れてしまう。DF陣も初勝利へ向け奮闘、林尚輝(25)を中心に最終ラインを統率し、新潟の攻撃を跳ね返す。

一進一退の攻防が続く中、後半25分、東京Vに痛恨のミスが出る。自陣でボールを持った谷口栄斗(24)がGKに中途半端なバックパス。これを新潟、入ったばかりの長倉幹樹(24)に奪われると、そのまま強烈なシュートを浴びてゴールを許す。1-2と逆転されてしまう。

これで流れは新潟に移り、試合の主導権を握られた東京Vは、相手の猛攻に合い自陣内で過ごす時間が増える。それでも、試合終了間際の後半45分、 ペナルティエリア内で見木がパスを送ると、途中出場の翁長聖(29)が中央から左足を振り抜き、ゴール左上に決め、土壇場で2-2の同点に追いついた。アディショナルタイムは6分あったが、追加点は奪えず、そのままタイムアップ。東京Vは4戦目でも勝利はならなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京Vが追い付き、2―2で分けた。新潟は後半、効果的な崩しが増え、相手のミスにつけ込んで長倉のゴールで勝ち越し。先制した後、苦しい時間が続いていた東京Vは終了間際にサイドから攻め、ワンチャンスを翁長が生かした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆明治安田J1リーグ▽第4節 東京V2―2新潟(16日・味の素スタジアム)

 東京Vが本拠地・味の素スタジアムで新潟と対戦し、2―2で引き分けた。

 前半8分にU―23日本代表MF山田楓喜が直接FKを決めて先制したが、その後のチャンスを生かせず追加点を奪えずにいると、同32分にセットプレーから失点。さらに、後半24分にDFラインでのパスミスから勝ち越し点を許した。それでも、後半45分に右サイドからのクロスをMF翁長が合わせ、2―2に。開幕・横浜FM戦(1●2)、第2節・浦和戦(1△1)、第3節・C大阪戦(1●2)といずれも、試合終盤のPKでの失点で勝利を逃していたが、この日は終了間際に何とか同点に持ち込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

大相撲春場所7日目。尊富士(右)は湘南乃海を寄り切って7連勝=16日、エディオンアリーナ大阪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「明治安田J1、東京V2-2新潟」(16日、味の素スタジアム)

 今季初勝利を目指して東京Vはホームで新潟と対戦し、試合終盤に追いついて引き分けた。2008年10月18日の大宮戦以来、5628日ぶりのJ1での勝利とはならなかった。

 前半8分にU-23日本代表のMF山田楓が鮮やかな直接FKを決めて先制。開幕戦でも直接FKを決めた山田。前回はゴール右上隅だったが、今回は長い距離から左上ゴールネットを揺らした。

 これまで複数得点が取れておらず、是が非でも追加点がほしい東京Vは22分、FW染野がキーパーと1対1でペナルティーエリアからシュートを放つもGK小島の好セーブに阻まれる。続けて25分、見木が枠内に強烈なシュートを打ったがこれも小島にセーブされた。

 すると32分、MF高木の左CKからファーサイドで反応したFW谷口に頭で合わせられ同点に追いつかれた。

 後半に入っても一進一退の攻防が続く中24分、中途半端なパスミスをきっかけに、途中出場のFW長倉に勝ち越しゴールを許してしまう。

 しかし後半45分、途中出場のDF翁長が意地の同点ゴール。これまでの3試合では後半44分以降に失点しており、”魔の時間帯”でゴールを奪った。城福監督はガッツポーズを見せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16日、明治安田J1リーグ第4節東京ヴェルディ対アルビレックス新潟が行われた。

 16年ぶりのJ1の舞台でここまで3試合を消化して未勝利の東京Vは、今シーズン初めて迎えたホーム『味の素スタジアム』で初勝利を目指す。一方アウェイの新潟はここまで2勝1敗。前節は名古屋グランパスに勝利を収めており、今シーズン初の連勝なるか注目が集まった。

 

 試合が動いたのは8分、東京Vは相手ゴール前でFKを獲得するとキッカーはMF山田楓喜。左足から放たれたボールは鋭い軌道で弧を描き、新潟のGK小島亨介の手を弾きながらもゴールネットを揺らした。山田の鮮やかな一撃で東京Vが先制に成功する。

 対する新潟の反撃は32分、左CKからファーサイドに位置していたFW谷口海斗が打点の高いヘディングシュートを放つと、カバーに入った相手DFのクリアを許さずゴールを記録。谷口の今シーズン2点目で試合は振り出しとなり、ハーフタイムを迎える。

 後半も一進一退の攻防が続いたが、次に得点が生まれたのは新潟だった。69分、相手DFラインのバックパスに反応したFW長倉幹樹がボールを奪うと、長倉はそのままボールを持ち出し右足でシュート。このボールがゴール右へと突き刺さり、新潟が逆転に成功した。

 このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、東京Vは右サイドからDF宮原和也が鋭いクロスを供給すると、ボールはファーサイドへ流れる。これを左サイドからペナルティエリア内にいたDF翁長聖がダイレクトでゴールネットを揺らし、東京Vは土壇場から同点に追いついた。

 試合は結局2-2で終了。両者勝ち点1を分け合う結果となった。

【スコア】
東京ヴェルディ 2-2 アルビレックス新潟

【得点者】
1-0 8分 山田楓喜(東京V)
1-1 32分 谷口海斗(新潟)
1-2 69分 長倉幹樹(新潟)
2-2 90+1分 翁長聖(東京V) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

代表復帰に花添える=長友、14年ぶり得点―Jリーグ・F東京

日本代表復帰に自ら花を添えた。F東京の長友がJ1で14年ぶりのゴールを挙げて、今季初勝利に貢献。最長のブランクとなるゴールに「得点を取ることに憧れてサッカーを始めた。気持ち良く代表に行ける」と白い歯を見せた。
前半28分。するするとゴール前へ上がってフリーになり、左からの速いクロスを右足で決めた。「トラップが少し浮いたが、すぐにシュートを打ててちょうどよかった。しっかり動けていることを証明できた」と胸を張った。
後半12分には自身の得点をアシストしたバングーナガンデのゴールをお膳立て。守りでもスピードのある岩崎らをしっかりと抑え、高校時代を過ごした福岡のピッチで好パフォーマンスを見せた。
14日に2022年のワールドカップ(W杯)カタール大会以来となる代表入りが発表されたばかりの37歳。日本選手初となる5大会連続のW杯出場を目指すとも口にした。「思いは誰よりも強い。そこに向けて全力で進んでいきたい」。まだまだピッチを駆け回る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024明治安田J1リーグ第4節の7試合が16日に各地で開催された。今日の試合が終わった段階でFC町田ゼルビアが3勝1分けで単独首位に立ち、名古屋グランパスが連敗を止めて最下位を脱出。ヴィッセル神戸対サンフレッチェ広島の上位対決はスコアレスドローに終わっている。

 

 13時開始のアビスパ福岡対FC東京では、アウェイチームが28分に先制点を挙げる。サッカー日本代表に復帰を果たした長友佑都のゴールを含め、FC東京が3-1で快勝。クリーンシートは達成できなかったが、敵地で今季初勝利を記録した。

 14時キックオフの北海道コンサドーレ札幌対町田は、アウェイの町田が堅守から攻撃をデザインする。ボール支配率では札幌に対して33%とリードされるが、最終的なシュート本数では町田が上回っている。セットプレーからヘディングであわせたイブラヒム・ドレシェヴィッチのJ初ゴールを含め、町田が2-1で白星を獲得した。

 同じく14時開始の試合で注目度が高かったのが、神戸対広島の上位対決。この一戦は終始互角の状態で進み、スコアレスドローに終わっている。シュート本数でも神戸の9本に対して広島が10本と、ほぼ一緒だ。

 リーグ開幕から3連敗を喫していた名古屋は、4節開催前まで単独最下位に沈んでいた。しかし柏レイソルを相手にアウェイで複数得点を記録し、2-0で勝利。最下位を脱した。
 
 16日に行われた全7試合の結果は以下の通り。

アビスパ福岡1–3 FC東京
北海道コンサドーレ札幌 1–2 FC町田ゼルビア
ヴィッセル神戸 0–0 サンフレッチェ広島
柏レイソル 0–2 名古屋グランパス
ガンバ大阪 2–1 ジュビロ磐田
サガン鳥栖 0–2 セレッソ大阪
東京ヴェルディ 2–2 アルビレックス新潟

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスケットボール男子の第99回天皇杯全日本選手権は16日、さいたまスーパーアリーナで決勝が行われ、千葉Jが琉球を117―69で下し、2年連続5度目の優勝を果たした。

 

 

 

 

 

 

西武初のOB戦「LION CHRONICLE 西武ライオンズ LEGEND GAME2024」が16日、ベルーナドームで行われチームSEIBUがチームLIONSに6―4で勝利した。

MVPに輝いたのは3打数2安打2打点、そして5回、中堅からのバックホームで満員のスタンドを沸かせた秋山幸二氏(61)だった。

秋山氏は「楽しい1日でした。久々に先輩方と会って同窓会のつもりで来たんですけど、ファンの皆さんにたくさん来てもらって、いい1日だった」と2万7795で埋まった満員御礼のOB戦に感謝した。

その上で今季のライオンズについて「投手陣は先発がしっかりしている。あとはどう得点力を上げていくか。外国人の2人とおかわり君と栗山君がまだ元気にやっている。まだまだ頑張ってもらいたい」とコメント。ホークスの地元、福岡の解説者という立場を離れ、西武OBとして古巣にエールを送っていた。

 

 

 


 

 

バスケットボール男子の日本一を決める第99回天皇杯全日本選手権は16日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナでBリーグ1部(B1)勢による決勝が行われ、千葉ジェッツが琉球ゴールデンキングスに117―69で大勝し、2大会連続5度目の頂点に立った。

 決勝は前回と同じ顔合わせとなった。千葉Jは日本代表ガード富樫勇樹らの3点シュートが好調で、前半を終えて48―32とリード。後半も攻撃の手を緩めなかった。初優勝を狙った琉球は攻守で精彩を欠いた。会場には1万5385人の観衆が詰めかけ、両チームに熱い声援を送った。

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦