お天気のいい午後はお散歩かサイクリングに出かけるのがベルギーの一般的な日曜日の過ごし方。
というのも日曜日は休養日でお店も閉まっているんです。(ベルギーでは月1回日曜日にショッピングデーとお店が開いてる街も多少あるけど)
週末に近くの修道院があったエリアに行ってきました。
私の大学のグループは建築工学グループでその中に環境工学チーム(私はこっち👈)と構造チームがあり、構造チームが芸術家とコラボして、構造計算などをした、透明な教会があるということで見に行く事に。
思ってたよりも小さい。。。
これは主に修士論文のテーマで院生が担当したものだから、これぐらいのサイズ感が修士論文にはちょうどよさげな感じ。
にしても、いつ来てもキレイな場所で、元修道院なので、修道院の地ビールやローカルフードが食べられるレストランやハーブガーデンなどもあるんです。
隣にはイングリッシュパークという名の公園があって、森の中に小さなチャペルが点在しているのも、雰囲気があって素敵な場所なんです。
その先にはつい最近まで使われていた修道院が。
数年前にここに住む修道女が数人になり、しかもかなりのご高齢で、ベルギーの別の修道院に引っ越され、ここはリノベーションされるという話だったのだけど、放置されたまま数年がたっています。
ベルギーではキリスト教の信仰が廃れていき、修道女や神父になる人が激減し、ものすごい高齢化が進み、多くの修道院や教会が閉鎖されています。
オランダ🇳🇱は古い教会や修道院を書店、スポーツジムやホテルにリノベーションして、活用されている例はいくつかあるんだけど、ベルギーはあんまりないんです💦
こちらの修道院も中を覗くと、すごく素敵で、状態もいいので、大きさからもパーティー会場やホテル、レストランなどの複合施設にしても良さそう。
私たち日本人から見ると素敵でも、ベルギー人からすると単なる古臭い修道院なのかも?
日本の古民家が日本人よりも外国人に人気があるみたいに。
それにしても、こんな大きくて丈夫で素敵な建物をそのままにしておくのはもったいない!!
かといって、断熱をしたり、古い配線配管などを取り替えるとなると、すごい費用と時間がかかるのも事実![]()
建築家として、こんな大きな建物でなくても、古くて小さなチャペルなどの改修をやってみたいと常々思っていて、夫に言ってるんだけど
「何で古いチャペルなんて欲しいの??寒くてどうにも使えない」
と理解してもらえない。。。
一つ探して、久々に考えてみようかな?
でも、事業としては絶対赤字の売れないパターンなのは分かる。建築家としての自己満足の世界。。。
キリスト教建築だけじゃなく、ヨーロッパには築100年レベルの建物が今も住宅として多く使われていて、その多くが改修が不十分でシングル窓だったりほとんど断熱材が使われていなかったりで、エネルギー効率の非常に悪く、それらをどう改善していくのかが問題になっています。
古い建物を大事に使っていくのは、古いまま使うのではなく、メンテナンスをして、アップデートしながら使っていく事だと思う。
この辺の問題はまた詳しく書こうかな。











