本を整理していたらポプラ社の本が出てきた。
小学校の図書室に並べてあって、ちょっと懐かしくなってブックオフでまとめて買ってきたものだ。
「名探偵シャーロックホームス」 ボヘミアの醜聞
読み返してみると、見事にミルトン・エリクソンの「周辺視野を使って観察する」という行為が、ホームズによって具体的に説明されている。
以下はその一節を例として載せてみた、
「君の推理を聞くと、いつも可笑しいほど簡単なので、私にもできるかと思ってしまうね。」
「だけども君の引き出す論拠ひとつひとつが、説明を受けるまで何の事やら。これでも私の目も、君には負けてないつもりなんだが。」
「無論。」とホームズは答え、紙巻き煙草に火をつけ、肘掛椅子に腰を下ろした。
「見てはいるが、観察していない。差は歴然だ。例えば、君も玄関からこの部屋までの階段は何度も見ているね。」
「何度も。」
「幾度?」
「ん、何百回となく。」
「では何段ある?」
「何段とな? 知らんよ。」
「無論! 君は観察していない。だが見るだけは見ている。それが差だ。さぁ、僕は十七段あると知っている。見、そして観察しているからだ。」
目に入っているだけで、認識していないものの方が多くあるとコナンドイル氏は書いている。
タイトルに使った「ガズジン」とは「ウイスキー&ソーダ」を作る際の、炭酸水を作るための装置の事らしい。
