私が、行動管理型の授業から、生徒に自由を提供する授業に切り替えようと考え始めたきっかけの一つに、休み時間に感じたことがありました。
苦手な科目を勉強している、プラス私に見られているというプレッシャーで、生徒の思考にも硬さがあり、ひらめきも生まれていないように感じました。
しかし、休み時間になったとたん、好きな小説やアニメの話など、面白おかしく語ってくれるのです。
時には図を用い、極めて伝わりやすく、発想も豊かに話をしてくれる様子を見て
「この頭の使い方を、授業中にも発揮してもらう方法はないものか…」
と思ったのです。
後に、モチベーションに関する本にも目を通し、人がどのような時に本当に力を発揮するのか、について知ることができた時は、本当に納得がいったものでした。
適度な緊張感の中、自分の能力を発揮する喜びを、生徒に体感してもらいたい、そう願っております。