白鳥庭園内にある茶室「清羽亭(せいうてい)」が今年、建築から35年目になるのに
合わせ市内出身の清羽亭設計者、数寄屋建築家、中村昌生(なかむらまさお)さん
(1927年~2018年)の記念展示が清羽亭広間で開かれました。(5月3日~7日まで)
庭園のある場所を含む周辺一帯には元は貯木場があり、跡地は1989年に市内で
開かれた世界デザイン博覧会の会場となりました。
博覧会を訪れる国内外の客の迎賓館として計画されたのが清羽亭でした。木造平屋建て、
延べ床面積は292㎡余。茶室のほか、大人数を招いた茶会やそれ以外の行事にも使える
広間、いすに座ってお茶を楽しめる立礼席など「和楽の場の魅力」を備えています。
記念展では、中村さんが手がけた公共茶室の図面や白鳥庭園の工事の様子を記録した
写真などが展示されています。
記念茶会など参加された方には、「中村昌生の仕事」と題した冊子が配られました。