5月5日の熱田神宮は、神剣還座の故事による神事「神輿渡御神事」があり、
子供たちの写生大会もあって、境内は大変賑わっていました。
10時から神輿渡御神事が始まり、神楽殿前と本殿前で祝詞があげられ出発、
神剣が当神宮に還った故事にゆかりのある神事です。
王朝絵巻さながらの装束を着けた約100名の奉仕者が御神宝をささげ持ち。
神輿を中心に行列を整え、本宮から正参道を経て。
南門を出てぐるりとまわって、鎮皇門跡(ちんこうもんあと・現在の西門)
へと進みます。
西門前では、また祝詞があげられ、神楽が舞われ、榊を奉じて祭典は終了、
また本宮へ行列が戻って、12時前に終了しました。
神宮のHPによれば
「酔笑人神事(えようどしんじ)の翌日に行われる神剣還座の故事に由来する
神事です。天智天皇朱鳥元年(686年)、神剣が当神宮に還座された際
「都を離れ熱田に幸すれど、永く皇居を鎮め守らん」との神託(しんたく)に
もとづくもので、「神約祭(しんやくさい)」とも称されます。神輿を中心に
行列を整え、本宮から正参道を経て鎮皇門跡(ちんこうもんあと・現在の西門)
へと進まれ、皇居を護り鎮める祭典です」