この日の朝方、昨夜からの雨が上がったので予定していた明治村へ紅葉を求めて。
入村時間と同時に、まずは見頃の「森鴎外・夏目漱石住宅」へ。(11月20日撮影)
紅葉の撮影には持ってこいの雨上がりの曇り空、南側に突き出た書斎に、
紅葉がしっとりと落ち着いた色合いになっていました。
陸軍軍医であった森鴎外が欧州留学から帰国後、明治23年一年余りを過ごし、
明治36年から明治39年までは夏目漱石が借りて住んでいた。
夏目漱石がここで執筆した「吾輩は猫である」に登場する「苦沙弥先生」の家は、
この家を描写したものだそうで、書斎の縁側近くには猫がいました。
この猫、「吾輩は猫である、名前はまだない・・・」と語りかけて。
夏目漱石住宅近くの、明治42年に建てられた学習院長官舎と、
明治10年代のはじめに建てられた西郷從道邸も、紅葉に隠れてしまっていた。