16年経った命日
「命日」
それは...........主人が亡くなった日。
主人が死んだ日
人生で最も残酷な日でした。
それを、脳裏で再現する日にもなりました。
一人で過ごした16年目の命日
仏教でいえば「十七回忌」
わからないけれど、
普通? なら、立ち直る時なのでしょうか。
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一人の暮らしに慣れた自分が、淋しい気持ちでもあります。
慣れた?
いえ違います。
どう表現すればいいのでしょう。
生きてゆくしかなかったから。
目の前の出来事に対処する役目をこなすのに必死だったから。
親として子供達の問題や結婚問題を。
娘として母の看病と介護を。
嫁として義母との問題。
義姉からの酷い行動。
姉として実弟の借金問題に関わってしまったから。
一戸建ての家の修繕や、近隣との問題発生の数々など。
そして何より、先代の猫「ミル」の命を守るために。
(主人亡き後, 6年後に21才で永眠)
夫が死んでいない女の一人住まいが、
いかに見下されるかを味わってきた16年間でもありました。
だから、ここから逃げ出したくて仕方がなかった。
主人の想い出が詰まっているこの家に、身を置くのが辛すぎたから。
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それから
聞いたことがない病名の病気の数々が、私を襲ってきて、
困惑と恐怖で泣いた日々だった。
「お一人ですか?」
と....、どれだけ病院から聞かれたことでしょう。
「はい」
「そうですか.......
帰りはタクシーで帰って下さいね。一人で帰るのは危ないですから」
と、言われた時の淋しさを鮮明に覚えています。
何度言われたことでしょう。
あぁ~ 主人の時には 私がいた。
あぁ~ 私の時には 主人がいなくて一人なんだ。
と、あたらめて気づかされる瞬間でもありました。
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主人の命と向き合った夫婦の想いの時間は
今でも、昨日のように感じますが、
お別れからの16年間は、気が遠くなるほどの長き歳月でした。
これから
私自身の病気と老いを、
一人で頑張る方法を模索しながら暮らしていくしかないんですね。
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今朝の湿度の高さに身体も精神も「どうしよう」の症状でした。
昨日よりは涼しい風が家の中に入り、日差しもなくて私にはいいのですが、
湿度が「50%」を超えただけで、身体が悲鳴をあげるようになり、
「60%」を超えたら大変。
その「60%」を超えていたのが、今朝でした。
自分の身体で湿度が判るなんてね。
主治医から許可を得ているので、朝一番に頓服の鎮痛剤を飲みました。
効いてくれますように。
花壇の花の世話をしたいけれど、道行く人から声をかけられるのが、この頃しんどくなっているので、暗くなった夜に水やりをしています。
花がら摘みもしたいけれど、(日)なのでやめておきましょう。
今日は無理みたい。
昨日も無理だったけれど。
「うつ病」が、この頃重くなってきたのかしら?
主治医から言われていた「今は、そういう時期だと思うよ」の言葉で、どれだけ救われてきた事でしょう。
今日の深夜には雨予報の東京なので、雨から助けてもらいましょう。
猫のチョコちゃんも、湿度が高いのでグッタリ状態。
一緒だね♡