＜お空のパパへ＞
パパあのね、
今朝早くにね また言われたの……
今ね…ゴールデンウイークなんですって。
誰にも逢いたくないから 早朝から花壇に出て手入れをしていたの。
そうしたらね
また…声をかけられて 言われちゃった。。。。。。
花壇の奥にいた私をわざわざ呼んだご高齢のご婦人。
「私を覚えていらっしゃいますか？」
☆たくさんの方がお声をかけて下さるので…すみません。
「一度お話させてもらったんですよ」
「夫と息子を亡くした私です」
☆あぁ…あの時の・・・・（覚えていなかった）
何だかんだと一方的に 元気に笑顔で話し続けていたの
私はね、聞いていたくなかったら
花の手入れをしながら聞いていたのよ。
ねぇ～パパ……
また私が一番嫌な言葉を 言われてね
早朝から心が堕ちてしまったの
パパ
私が ３９歳の時に「卵巣嚢腫」が「体内で破裂」して緊急手術をしたでしょ。
２時間くらで終わると言われた手術が、８時間もかかって
あなたは「〇子が死んだらどうしよう・・・」
と、教えてくれたでしょ。
それからよね
私が周りの人達から「まだ若いんだから頑張りなさい」
と言われてばかりで、手術後の予後が悪くて悪くて
退院をしても痛みが半端なくて動けないのに、
周りの人達からは「まだ若いんだから」ばかり。
４１歳で、再手術をしなくてはならない状況下になって
命をかけているのに、「子宮を取ったら楽になると言うわよ」
と、義姉から入院中に言われて 後で涙を流していたでしょ。
婦人科の手術で卵巣を何度か手術すると
体力が４分の１になると主治医から言わたよね。
４５歳の時に、重症の椎間板ヘルニアになり
一生車椅子になる可能性がある程の重症だと、
パパは医師から言われたと言っていたでしょ。
あのね パパ。
パパが死んでからね・・・・
私ね・・・・・
「まだ、貴女は若いんだから頑張らないと」
「まだ若いでしょ」
「まだ若いんだから」
ばかりなの！……。
パパとのお別れの時は、５１歳だったでしょ。
「まだ 若いんだから」
「貴女はまだ若いんだから、そんな事を言っちゃダメでしょ」
と……、言われ続けているの。
ねぇ～パパ
私ね…６７歳になっても言われ続けているのよ！
きっと…ず～と…そういう風に言われるのかしら。
パパね、今の日本は「１００歳時代」なんだって。
あたり前のように、８０代でも若いんですって。
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今朝の高齢のご婦人に質問したの パパ。
☆ご主人は何歳で亡くなられたんですか？
「７７歳よ、１０年前にね」
「私の歳は、８８歳よ」
「直ぐそばに娘がいるから毎日面倒をみてくれているの」
思い出したのパパ。
その方は、家の敷地内に娘さん家族の家があることを。
パパ！
私ね！
もう我慢しないわ！
☆若いから苦しいんです！
☆若いから辛くて悲しいんです！
☆もう…言わないでください！
と・・・・・・・
もうね
聞き流すことに疲れちゃった。
言いたい放題に言ってくる高齢者の方々と、知り合いの人。
静かに、微笑みで、キツイ顔も加えて、ゆっくりと
「そういう事は言わないでください」と
言うことにしたの パパ。
『 貴女は、まだ若いんだから 』
私の人生で、最も嫌いになった言葉です。
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今年の「さくら草」です
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うなぎチョコちゃん
あと・・・・一ヶ月経ったら
１６年経った命日が訪れます。
１７年目に入ります。
強烈な哀しみと苦しみは…少しだけ・少しだけ…落ち着いてきたけれど
逆にねパパ、
あなたが居ないこの家
あなたが私の横にいない淋しさは、強く深くなり過ぎて苦しいです。
夜中に呼吸が出来なくなる程なの。
急に発作のように泣いてしまうの。
もう耐えることに疲れています。
毎日毎日 耐えている自分を感じています。