イランの政治 ヴェラーヤテ ファギーフ 法学者の統治2 | ペルシャと柘榴と愛のうた〜イラン留学体験記〜

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初めまして!
atusagusfandアトゥサグースファンドと申します
このブログは、2014年9月から2015年3月末までのイラン留学記録です。キュートなイランとここが変だよ!イラン人をお伝えします。

Salām سلام
Īn rūz delam barāye Irān tang shod اين روز دِلم براى ايران تنگ شد
イーンルーズ デラム バラーイェ イーラーン タング ショド
最近イランが懐かしいです
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ってことで
ホメイニー師が唱えたヴェラーヤテ・ファギーフ論によると、
一番権力を持つひと=最高指導者=イスラーム法学に精通している法学者兼宗教知識人=ウラマー
ということになります
法学者が国を統治する
というのがイラン政治の大前提なのです
この最高指導者が、外交も国内政策も全てにおいて最終決定権をもっています
初代最高指導者は革命の立役者であるホメイニー師です
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1989年にホメイニー師が亡くなり、後を継いだのがアーヤトッラー・ハーメネイ師です
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↑この写真、ずっと使いたかったんです(笑)

ちなみに、最高指導者の任免権は、国民にはありません
最高指導者を誰にするのか決めるのは、専門家会議と呼ばれる組織です
この会議のメンバーは86人の法学者=ウラマーなのですが、国民の直接投票で選ばれます

参考図書
富田健次 
『ホメイニー イラン革命の祖』
山川出版社 2014
http://www.amazon.co.jp/ホメイニー―イラン革命の祖-世界史リブレット人-富田-健次/dp/4634351005

桜井啓子 『イランの宗教教育戦略』
山川出版社 2014
http://www.amazon.co.jp/イランの宗教教育戦略―グローバル化と留学生-イスラームを知る-桜井-啓子/dp/4634474735