後編、です。
長い前編はこちら。
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【前編】
1.古河の振り返りとか反省とか
(1)過去との比較
(2)直前期
2.18-19シーズン 時期別の振り返り
(1)3~5月
(2)6~8月
(3)9~10月
(4)11~1月
(5)2~3月
(6)戦績
3.考察
(1)走行距離
(2)練習内容
【後編】
(3)ジョグ考
4.来シーズン展望(とご報告)
5.目標と感謝とご挨拶
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(3)ジョグ考
ジョグについて続ける。
そもそも、なぜジョグをチャリで代用しようと思ったのか。
別に、ジョグが嫌だったり苦痛だったりしたわけではない。でも、所要時間とか疲労とか着替えとか、いろんな要素を鑑みると、やっぱ、チャリのがラクなので…まあ、安きに流れたというか、前述のように「飽き」もあったのかなと思う。ただ、実は、ジョグの効用に疑問を持ったからだ、という面があることを告白しておく。
いや、どこを見渡しても「基本はジョグ!」と書いてあるし、その理由にもそれぞれ納得するところもあるし、何より自分自身、師匠はじめ先輩方や同好のフォロワーさん方から色々勉強する中で 、ジョグの大切さは自分なりに肚落ちさせていたと思っているし、走り方も良くなったという実感があるし、記録も伸びたし、その効能に疑いの余地は無い…と思っていた。
でも一方で、「なんか、もっと良いやり方もあるんじゃ??」という思いも捨てきれずにいた。壁の向こうには、もっと広い世界が拡がってるに違いない、みたいな。もっとこう、必要以上に負荷を掛けず、逆にそうしてあげることでパフォーマンスがさらにに上がるんじゃないか?なんて。
…受験期に「問題文読まなくても解ける国語必勝法!」みたいなのに手を出して、その後しばらくセンター国語の点数が全然取れなくなって苦労したことがある。今回、書きながらそれを思い出したりもした。うまい話にとびついてやられる、気をつけないと自分はそういう失敗パターンに嵌る。改めて自覚した。
あとは、何というかなー、反抗期だったのかな。青春の煩悶。走歴的にはまだ少年期だと思ってるので。
家を飛び出して放蕩の末打ちのめされて、練習強度や体力的観点以外にも、改めて父なるジョグの大きさや有難味や包容力や万能性を見直した、といったところか。
勝田や古河の前後で自分に起きていた現象をいくつか列挙すると
①レース中に肩が凝るようになった
②レース中にアキレス腱が痛くなることが出てきた
③鼻呼吸が持続できなくなった
④走ってて疲れやすくなった
⑤自然なビルドアップが出来なくなっていた
⑥ジョグのスピードが遅くなった
まず①②は、ランニングを始めた頃によく起きていた現象。レースだけじゃなく、20kmや30kmなど、少し纏まった距離を走ってもこの凝り・痛みが生じ、快適感を奪われていた。
以前はこれをどう解消したか。それこそ通勤走、ジョグである。本読んだり動画見たりフォロワーさんの話聞いたりして、毎日のように会社の行き返りに試行錯誤を繰り返した。自分で言うのも何だが、そこまでやって良くならないわけがない、と思うくらいには真面目に取り組んだ(速くなる、ということではなく、「余計な痛みを生じさせないように走る」という意味で)。
特に一昨年の水戸以降、昨年の古河に向けて走っていた頃は、とにかく「丁寧に!」と言い聞かせて走りを積み重ねていた。この辺は昨年古河のブログに詳しいが、そんな感じで毎日のように、丁寧な試行錯誤を繰り返した。積み重ねた結果、自分に取ってストレスの無い、理に適った動きが身に付いていたのだ、と思う。
また③④は、これも過去のブログにあるが、古河のレース2週間前から初めて、昨年の水戸の頃まではクセになっていた。11月に練習スタイルが変わり、ほどなくして、鼻呼吸が維持できなくなっていることに気付いた。しかしその頃は、430-20位まで上げるビルドアップを多く行なっていたので、スピードが上がったんだから仕方ないだろうと、あまり気にも留めていなかった。しかし、もしかしたら量が減ったことでの「目減り」の兆候だったのかもしれない。
⑤は、直前の記述と矛盾するようだが、もうちょい遅い速度帯での話。これまた昨年古河のブログにあるように、師匠から学び模倣し、自分なりにビルドアップのクセをつけて走るように習慣づけていたので、特に「ビルドアップ!」と思わなくても、後半自然にスピードが上がるように身体がなっていて、上がったところで終了、という形になっていた。
一方朝イチスタイルでは、公園まで走って行って☞公園走って☞家まで走って帰る という流れで、公園で走り終えたところで一旦意識を切って、帰りはダウンジョグ、と、別物としてやっていれば良かったのだが、何かそれができず、一続きの練習で、萎んで終わる、みたいな流れになっていた。これ、あとづけの理屈ではなくずっと気になっていたのだが、これと言って手を施さず放置していた案件でもある。
また、それとは別に20kmや30kmのポイント練習の時も、それまでだったら「ビルドアップ絶対!」とこだわってやっていたところが、5km毎のラップが途中で中弛みする、ということが2-3回あった。このへんも、クセづけが無くなったのと、土台が痩せてきてたのと両方の、黄信号サインだったのかなーと思っている。
⑥は…「結果として良いジョグになっているかどうか」を見る時に、諸説あるとは思うが、「ジョグのスピード」というのは指標になり得ると思う。ここでも師匠にご登場頂く。
次に、自分のジョグスピードを振り返ってみる。
これは、数字の出し方が「低強度練習1回の速さの平均」なので、出し方に公平性を欠く気もするが、目安として。10月は、前述のようにマイナスな要素も含むが、調子が上がっていたことの表れということは出来ると思う。11-12月、これは勿論、LT走とかは抜きにした数字。ジョグといってもビルドアップ走を重ねていた時期で、朝起きて、公園まで530-10くらいで走って行って、ビルドアップで500-430くらいまで無理なく上げて行く、ということを繰り返していた。このへん、一本一本は良い感じだったのだが、前述のように、絶対量が減り始めていた。
1月はインフル後のゆっくりジョグが2~3本含まれていてやや数字が損してる感はあるがこんな感じ。2月はもうハッキリ、「上がらねーな、おかしいな」という回が多くなってきていた。終盤は、朝イチスタイルなのにも関わらず1回あたりの距離も減ってるし。
あと、上記①②とも絡むと思うが感覚的な話をもう少し。
身体の調子はその日その日によって違うし、重さだって組成だって違う。だから、同じように走ろうと思っても、身体は、その時その時に合わせて微調整を行なっているはずである。
速い人というのは、この、微調整の感覚がより鋭敏で、その時その時の身体の状態に合わせ、フォームやリズムを最適化する力に長けているのではないだろうか。アジャスト、チューニング、フィット、スキャン、調和…走りに対する、身体に対するこうした感覚や能力が、日々の繰り返しの中で研ぎ澄まされているのではないか。
そしてこの感覚は、自分のようなおっさん遅参ランナーでもそれなりに身に付けることが出来て、それはやはり、出来るだけたくさん、出来るだけ弛まず、出来るだけ継続していけばいくほど、何というか、匙加減が絶妙になっていくというか、自分なりの「匠感」が出てくるのではないか。
そして、ツイッターというのは、その「感覚」を言葉にするのに良い場所である…はずだった。もともと自分は、スライムさん(@rumaasa)を真似て、ツイッターで日々のジョグ日誌を始め、そこで、その時感じた感覚をいろいろと書き連ねることが自分にとって随分プラスになっていた。それが、相変わらず日誌は続けているものの、ちょっと、そういった「感覚」的なものを言語化することが少なくなっていたような気もする。
ちょっとした気づきでもいいので、ちょこちょことメモっておくこと、そうしたことの積み重ねも、チリツモで結構でかいんじゃないか、と思う。メモで好きなのは、petaさん(@r2dpt)の、時々見かけるこういうやつですね。
「エリマキトカゲ」は分かるが、「忍者バウンデイング」…いいですねぇ(笑) 「こういうことを仰りたいのだな」「こういう感覚があったのだろうな」とか想像するのは、楽しいです。
…まだまだ、ジョグを丁寧に重ねることの効果というか恩恵はたくさんあるだろう。自分に生じた不定愁訴の全ての原因を「ジョグ不足」に帰結させるのは少々乱暴かもしれないけど、でも、本当にここを丁寧に重ね続けることが、うーん、何だろう、やはり「王道」な気がしている現在である。
「昨年古河のブログ」がちょこちょこ登場するように、今こうして「これが大事だー!」と言っていることは、結局1年前に考えてたり実践してたりすることと重なることが多く、おれは父なるジョグの恵みをほっぽりだして1年間何やってたんだ、という放蕩息子感も無くは無いが、巡り巡って回り道して辿りついたシンプルな解というのは往々にして力を持つものである。
来シーズンは、煩悩に惑うことなく、シンプルな求道を積み重ねて行きたい。
ジョグ考最後に。
月間走行距離が少ない(≒ジョグが少ない)状況でも結果出している人はいらっしゃる。フォロワーさんの中でも、たとえば、もりぞーさん(@audiobookrunner)が、月間171kmで2:46出した、とか。凄杉である。
(余談:この記事は、もりぞーさんのツイートではなく、この小谷さんのブログで知った。同じ外秩父43Kに出ており、近い順位でゴールしていたことを知り勝手に親近感を持っていたが、 たまにツイッターでお見かけするもりぞーさんとここに出てくる守田さんがしばらく繋がっていなかった。割と最近気づいて、速攻フォローさせて頂いたのは言うまでもない)
こういう方々・スタイルに憧れている自分もいるが、私の資質、生活スタイル、メンタル云々を考えた時に、自分の場合はやはり、良いジョグを少しずつ重ねて行くアプローチが一番良いのかなと思っている。とはいえ、いつか色々お話を伺ってみたいものである。
4.来シーズン展望(とご報告)
ジョグについてしつこく語らせて頂きましたが、来年シーズンはそんなわけで、もう一度ゼロから、ゆっくり丁寧なジョグを積み重ねることからやり直す所存。
最低限守るべきラインとして、「丁寧なジョグをなるべく絶やさず、週5~6、週間70~80km、月間300超を保つ」というのがいま思い浮かんでいる数値。
…普通じゃねーか、という感じがしなくもない。確かにこれは、昨年の古河前や水戸前にもやっていた量であって、さらに速くなりたいと思えば、当然+αが必要になってくる。40過ぎたし、加齢によるマイナスだって考慮に入れないといけない。
+αは色々で、勿論「距離をもっと増やす」というアプローチが筆頭だと思っているが、トレーニングの種類、やり方の工夫から、身体のメンテナンス、食事、睡眠等に至るまで、あらゆる要素を「より良く走るため」に集約させる意識を持つよう心掛け生活する。もちろん前述の「ジョグ時の意識のおき方」もっと言うと「在り方」からも+αは生みだされると思っている。
m.s.@fluid_bmsworks
ちょうど良く身体を使えば良い 武井壮さんも昔よく言ってたけれど コップを持つ時でも 必要以上の力を入れて持っていないか、重心をしっかり捉えているか? 歯磨きの時、ブラシの先がちょうど歯に当たっているか? ちょうど良いの練習なん… https://t.co/R4TNolR7GX
2019年03月15日 16:32
「在り方」は、数日前、m.s.さん(@fluid_bmsworks)さんのこのツイート見て、ストンと来たもの。ただその時山の中を走ってて、気持ちよさのまま、その感覚を泳がせてしまった。立ち止まってケータイにでもその時去来した言葉を書きとめとけば良かった、と悔やんでいる。その時のストン感がこぼれ落ちてしまい、「あの時、何を思ったんだっけ…」と思い出せずにいる。まあ、必要なものならまた出会えるだろう。
山を走りながら、そうか、失われていたのは「ナチュラル感」だったかもしれない、とも思った。2年前のブログで、サブスリー目指しますと書いた時に「ナチュラル・サブスリー」なる言葉を使っている。心身のその時の「ちょうど」を追求していくとか、在るものを一番良い状態にセットするとか、そういうこと。小関勲さんの仰る「『いつも通り』は無い。『その日通り』でいきましょう」とか。こういう、自分固有の感覚の探求も再開していきたい。
練習面の+αとしてやりたいなと思っているのが、5000m参戦を増やすというもの。去年の今頃の自分が聴いたらビックリするようなことだが、意志薄弱なので一人TTだと全力出せないし、先述のように、齢40にしてトラックの魅力を知ったので…いま自己ベストが17'46だが、もっと伸ばしたい。
「結晶」フルはやはり2~3本か。ただ、今シーズンのことを考えると、自分の場合2本が限界なのやもしれない。昨シーズンは10月水戸、3月古河。今シーズンは10月水戸、1月勝田、3月古河、ということで、そういえば初めて1シーズンに3本入れたんだった。
短いスパン(40日程度)でガチレースを連続させるというのは初めてで、そこに対応し切れなかった、対応するだけの量・質が伴わなかった、というのも、今回の反省要素の一つ。とにかく、もし3本入れるならかなり綿密に対応しないといけない。しかし…何本も入れているランナーの皆さんは、いったいどうやっているんだろう。。
ほんとは、つくば→古河 という、家から行ける高速レース2発、というのを一番やりたいのだが、どうも11月は仕事の状況上、日曜が潰れることが多く、今年もどうも難しそう。また、その状況が今年は10月にも波及していて、水戸も若干怪しい。とはいえ水戸は2回出ていて慣れているし自分的には走り易いし声援熱いし、出たい。
ので、現状の候補は、プランA:水戸→古河 の自分的王道、プランB:家からのアクセス便利・省エネでさいたま国際→板橋City、という2路線で考えている。つくば、はが路、など出たいレースはあるのだが。東京はエントリーはするが勘定には入れてない。
レーススケジュールを考える際に、トレイルのレースも重要になってくるのだが、まず5月の彩の国100kmは出ると。で、自分的マストなトレニックワールドの2発、外秩父が9/29、おごときが10/20と、マラソンが近いこの時期にこのスケジュールの連戦は避けた方が?というのと前述の仕事のこともあり、でも出たいので、外秩父だけ参戦の方向かな…と思っている。
マラソンもトレイルも、遠征・遠出は難しい。
…というのも、7月に第二子が生まれる予定でして。
さっきの、省エネプランB案が出てきた背景もここにあるし、練習もたぶん、通勤走スタイルに戻すことになるとも思う。男の子だそうで、名前は「傑」か「毅」を推しましたが却下。まあ、病気した時は2人目は諦めていたので、何れにしても感謝だし楽しみなことです。
5.目標と感謝とご挨拶
これもグラフにしてみて「ほほう」と思ったものなのだが、記録に残っている限りの、自分の走行距離とマラソンレースの結果を並べてみると、ちょっと面白いことになった。
タイムの横軸はテキトーに取っただけだしたまたまそう見える、という笑い話の類ではあるが、レースのタイムと、月間走行距離の上辺が、わりと一致しているように見え…ますよね。
これを眺めていると、月間400kmを重ねられればもしかしてサブエガも…とか、またまた甘いことを考えてしまったりする。今回の失敗で、本当にゼロからだと思っているので、安易にサブエガとか言うべきではないと思っている。しかし、北極星は必要。ポラリス。
因みに、400kmを重ね、と書いて思い出されるのがみずさん(@MizukiTakami)。
みずさんとは、昨年の古河で初めてお会いした(というか、フォロワーさんの中で初めてお会いしたのがみずさんだった)。お互い、その時に初めてサブスリーを達成、また、昨年の10月に同じ水戸黄門マラソンを走り、レース展開は違えど、39秒差とかなり近いところでゴールしていた。
その後、みずさんはつくばでサブエガ、さいたま国際で2:51を経て、古河ではPB更新。ずいぶんと水を空けられてしまった(ギャグではない)。
みずさんのブログから月間走行距離を確認、勝手に、さっき書いた自分のそれと並べると…
【平均月間走行距離】
7-10月→み:379km 私:328km
11-2月→み:416km 私:260km
むー。。。距離も内容もカンパイ!結果も、さもありなんという気持ちになる。。拍手です。がんばる。
ただ、こうしてツイッターで、こうして自分を鼓舞して頂ける(自分で勝手に盛り上がってるだけですが)のは大変力になるし、いつも力を頂き、学ばせて頂き、皆様には感謝々々です。本当はお一人おひとりお名前とエピソードを挙げて感謝申し上げたいところですが、すみません。
守破離で行けば、まだまだ「守」の段階であることを強く自覚したシーズンラストであったので、改めて、原点に、基本に、父なるジョグに立ち返り、皆様の実践や言葉から勉強させて頂き精進していく所存です。
…この超長駄文をここまで読んで下さった方がどれだけいらっしゃるか分かりませんが、お読み頂きありがとうございました。
フォローさせて頂いている皆様におかれましては、ランニングでもそれ以外でも、いつも学ばせて頂き、楽しませて頂き、励まして頂き、時に絡んで頂き、改めまして大感謝です。ありがとうございます。
自身も、自身の実践や言葉(そしてボヤき)が皆様にとって何がしかの力になることが出来れば嬉しいと、いつも思っております。
今後ともどうぞよしなに、宜しくお願い申し上げます。













