水戸前同様、結果が出る前に、考えて実践してきたことを残しておく。できるだけフラットに振り返るために。


水戸からの約1か月の過ごし方。

水戸翌日から今日(20日)までの24日間で、走った機会は19回。走った距離は約210km

このあと、今日の夜に約10kmジョグ、明朝、出勤T走、状態によっては金曜か土曜に300×n 的なやつを入れようと思っているので、順調にこなせれば、つくば前日までの月間(30日)走行距離は300km弱になる。少なくとも古河の時みたいに、距離がずいぶん減ってしまって自分の中の力が目減りしていた(という感覚を持っている)ということは防げる、と、思いたい。

19回の内訳は、
20km以上  ⇒  1回
11km-20km⇒ 4回
10km以下 ⇒14回

分類すると、

①ロング走1回
 300×3 からの 25km(㌔406前後)

②15km(㌔406前後)

③300×5 からの 12.5km

④ペース走(BU)
 9km(㌔420-335)

⑤出勤走7回 8km/1回
ペースを並べてみる。
(total―前半5.7km―上がり2.3km)
4'19-4'22-4'11
4'12-4'19-3'55
4'26-4'32-4'11
4'32-4'43-4'06
4'15-4'24-3'53
4'15-4'23-3'55
4'43-4'57-4'11

⑥ジョグ8回 主に帰宅走 8-12km/1回
これはペースと距離で
4'44  8.0km
4'48   12.7km
4'44   12.3km
5'54   8.5km
4'44   10.1km
5'48   8.4km
4'39   10.2km
4'46   8.5km

もともと、もう少しスピード系の練習(300×nとか)を入れる予定だった。1か月で改善の余地があるとすれば「走動作」≒ランニングエコノミー の部分だと思ったので。スピード系の練習すればランニングエコノミーとやらが改善するのか、って、そういう簡単な話ではないと思うが、
まあ、ここではあまり論じない。単純にそう考えました、ということ。

しかし何か、いろいろ巡りあわせが悪く、それ系の練習は2回、しかもジョグやロング走とセット、というものだった。帰りに電柱ダッシュ、というのも考えたのだが、どうも最近帰宅時の疲労が甚だしく、荷物も割と重かったりするので、あまりダッシュという気持ちになれなかったし、変な負荷をかけて足を痛めるのも嫌だった。

なので、当初の狙いとは目的がややずれてしまうが、水戸前、9月半ばくらいから習慣になった、「出勤走でわりと追い込む」を、より日常化してみた。


内訳は上記⑤の通りで、なんだレースペースより遅いじゃん、という向きもあるかもだが、3~4kgの荷物背負って朝イチで…ということで、
自分としてはまあまあ負荷の高い練習になっている。(一方、信号や踏切でちょいちょい止まることもあるので実は楽なのだが、そのへんは言及しない)

約8km、「家~だいたい5.7km」と、「ラスト上がり2.3km」で分けて計測している。同じことを繰り返していくことで、今後につながる定点観測とかバロメーターとかそういうものになればと思ってやっている。自分の場合、どうしても「楽なペース」に練習が偏りがちなので、
結構、Tペース走的な位置づけとして、良い練習になっている気はしている。

心がけているのは、「楽に走る」ということ。その上にいろいろ、その時その時でフォームのテーマが乗っかってくる。

さきほど「良い練習」と書いたが、心肺が、とか、LT値が、とかそういうことよりも、ざっくりした感覚だが「楽に速く進む感覚を養う」という意味で、自分なりには合目的的感を持ってやっている。

出勤時のTペース走で気づきを得て、帰宅走ジョグで確認検証する、みたいな。カッコよく言うとそんな感じになるが、あまり難しいことは考えず、とにかく繰り返しになるが、「楽に」「ストレスなく」走ることを繰り返していたつもり。

一方不安なのはロング走の少なさだが、これは、水戸までの積み重ねと、水戸本番の密度の濃さをもって何とかなる、と思っている。
欲を言えばもう1本25kmくらいを入れておきたかったのだが、もともと水戸~つくばまでは日曜総つぶれ、代休とかの日だと時間は取りづらい、みたいな事情は分かっていて、ロング走は正直あまり入れられないなと思っていたので、予定通りいかずに焦っている、というわけではない。

全体的に距離もスピードも負荷が低い感は否めないが、水戸からの1か月で、心身の疲れとも相談して…と考えると、過ごし方として悪くはないとは思っている。

水戸の時よりコンディションを上げる、と欲張るよりも、水戸の時と同じくらいの…何を持って「同じくらい」と言えるのかは難しいが…コンディションに戻せれば、気候やコースの優位性から、自己ベストは出せる、出したい、という目論見でいる。甘いかもだが。(しかし先ほどみたら当日の気温や気候は、水戸の時とあまり変わらないっぽい…)

今シーズンの目標である50分切りに対しては…何とも分からない。自分の場合、目標ありきで突っ込んで死ぬ、というのは古河で懲りている。とはいえ、つくばという記録的には一番有利な舞台で勝負をかけないでどうする、という思いもある。ので、これもしょった言い方をすれば、スタートして、こう、ギリギリ、キワキワを攻めていく、ということを考えているのだが、まあ、月並みではあるが感情をこめていうと、「その時点でのベストな走り」を実現できるよう集中して臨みたいと思っている。


ここへきてちょっと、いまいち気魄が充実してこないというか、心身ともに停滞気味な感じである。理由はよくわからないが。
木金土あと3日で、良いハレの場になるよう整えていきたい。

こないだフルマラソンを走って、自分の過去の記録と見比べていて、いろいろ考えた。


考察とかなしに、事実を並べてみる。事実を並べるというか、数をこねくり回して遊んでみる。GPS計の記録だし、厳密なことを言い出したらキリがないのでそこは数遊びの範疇で



今回含めて過去3回のフルマラソンの記録を並べる。
昨年の水戸、今年の勝田、こないだの水戸。(3月の古河は大失速して参考にならない…というか思い出したくないので非掲載)

スマホで読むと読みづらいかもだが、テキストで。
左から、
タイム/ピッチ/ストライド/歩数/心拍/気温/靴

2:57'31/200/118/35,578/153/15.4/匠戦
2:55'48/200/119/35,207/150/4.6/エスカランテ
2:53'38/199/120/34,574/152/16.8/ZFFK

※気温は何れも水戸市、スタート時



数字上は、ほとんど同じような走り方をしている、ように見える。が、記録はちょっとずつ伸びている。

伸びが生まれた理由(違い)を上記から強いて探すとすれば、ストライドか。細かい所は抜きにして、昨年と今年を比べると、今年は、昨年よりほぼ丁度1,000歩少なくゴールしている。

ピッチ200で1,000歩⇒5分、ということでちょっと合わないが、そこは誤差ということで。




続いて、今年1月と8月に走った、5000mの記録も並べてみる。何れもアルトラタイムトライアル、味スタのサブグランド。
左から
タイム/ピッチ/ストライド/歩数/心拍/気温/靴

17'46/200/141/3,568/168/12.1/匠戦
17'47/198/138/3,534/174/29.8/ZFFK

※気温は何れも府中市、だいたいスタート時



心拍の上がり方は気温の違いがでかい、気がするが、5000m程度だと気温の影響ってどうなんだろう?タイムはほぼ同じで、ピッチとストライドは相殺の関係みたくなっている。



さてここでは、フルマラソンvs5000m で見てみる。

ストライドがざっくり、120cm vs 140cm  ということになっている。

一歩の長さが20㎝違うだけで、42kmを余力を残して走る(残ってないけど)のと、5000mでゼーハーいって出しきる、という違いが生まれる。


…と、ここまで書いて気付いてしまったのだが、まあ、私のような遅参ランナーであっても、1㌔走るのに数秒違うだけで全然変わってくる世界なので、それはストライドでも同じなのかもしれない。

 

同じ、というのは「数センチの違いで全然違う世界だよ」ということなのかな、ということで、競技者の方からすれば、「数センチで全然違うんだから、一気に20㎝とか、おまえ何を大雑把な話をしてるんだよ」と怒られてしまうやも。。

でも、せっかくここまで書いたので最後まで書く。

超ざっくり書くと、
ストライドが増す ⇒⇒⇒ 心拍が上がる

という図式があるわけなんだけど、
この、「⇒⇒⇒」で、いったい何が起こっているからして我が心臓の動きにそんなに違いが生じているのか。

或いは「⇒⇒⇒」で起こる変化をより緩やかに少なくするにはどうしたらいいのか。

…というところを色々考えているわけである。

マラソン走るのであれば、20cmも伸ばす必要はない。数㎝で良い。


【問】

㌔4'07で走るおじさんが、

㌔4'00で走れるようになりたいです。
ストライドは何センチ伸びればいいでしょうか。
ただしこのおじさんのピッチは、

いつも200歩/分 とします。



【解】

「おじさん」をAとする。
Aの速度は、

㌔4'07=時速14.7km=分速245m
Aの歩幅は、

245÷200=1.225(122.5㎝)

Aが㌔4'00で走ったとすると、
Aの速度は、

㌔4'00=時速15km=分速250m
Aの歩幅は、

250÷200=1.25(125㎝)

2.5㎝


その2.5㎝を積み上げよ。

でも、2.5㎝とかいうと末端に意識が行くので
中心から!


※計算ミスとかそもそも考え方が違うとか色々あると思いますがスルーしてください



(おまけ)

【問2】

おじさんが㌔4で走れるようになった時と
㌔4'07で走った時、フルマラソンのタイムにはどれくらい違いが生じますか。
ただし、コースや気象条件や体調等は考えないこととします。

【解2】

㌔4の時
4×42.195=168.78分=2時間48分47秒

㌔4’07の時
4.117×42.195=173.72分=2時間53分43秒

4分56秒

【問3】

㌔4で走れるようになったおじさんを「新おじさん」
㌔4'07っで走っていたおじさんを「旧おじさん」とします。
新Aがフルマラソンでゴールした時、
旧Aとはどのくらいの差がついているか答えなさい

【解3】

新Aがゴールした時、旧Aの進んだ距離は
245×168.78=41351.1m=41.351km
42.195-41.351=0.844km

844m


2.5㎝が積み上がれば4分56秒、844m!

未だにこういう計算がスマートに出来ない。

水戸黄門漫遊マラソン、自己ベストを更新。

このマラソン大会は、第二回以降3度目の出場。出るたびに好きになっていく大会。特に今年は台風や大雨の被害で大変な中、開催して下さるのみならず、沿道では昨年にも増して温かい、熱い応援を頂いた。

トレイルランナーの望月将吾さんが「応援力」という言葉を時々使うが、今回まさに、「応援力」の力を実感した。望月さんの仰る文脈とは少し違うかもしれないが、実際ほんとにそれで速くなったと思う。詳しくは後述。とにかく、ノーストレスで胸熱な素晴らしい大会。関係者の皆様本当にありがとうございました。このブログを読んで下さった方、出場を超お勧め致します。


さて。
今シーズンの初戦。
今シーズンは、水戸→つくば→はが路 までは決まっていて、あとはもう1本、このあと3月の板橋Cityにエントリーするつもり。

一昨シーズンの終わりにサブスリーに到達し、昨シーズンは「まずは255切り」を目標にするも、水戸勝田と果たせず、ラストの古河に至っては、大失速の315をやらかしてしまった。その後5月には、トレイルで彩の国100kmDNFというのがあり、失敗二本続き、255切りには3回連続で跳ね返されているという、結構カド番な中でのレースだった。

とはいえ実際はそういうことはあまり意識せず、目の前のレースに集中する、という感じで変な気負いなく臨むことが出来たし、何より今回良かったのは、心身ともに憂いなく、現状のほぼベストのコンディションでレースに臨めたことである。これは多分、一昨シーズンの古河以来のことであるし、昨年は失敗続きで、直近のレースからも結構間が空いて…ということも相まって、なかなか感慨ひとしおであった。

(ちなみに、今シーズン約半年の練習はここに纏めてみた。結果が出てから来し方を振り返ると色々バイアスが掛かってしまうので、レース前日までにとにかく、やってきたこと、置かれていた環境、考えていたことを書きだしておいた、という感じ。「雑で長い」、本当にただの備忘メモなので、まあ、もし、お時間やご興味がございましたらご笑覧ください)

上記備忘メモにも書いたが、今シーズンの目標は250切り。しかし水戸でそれを狙うのは正直難しいかなと思っており、今回のレースの目標は「2時間52分台」というものだった。

結果は39秒及ばなかったわけだが、現状での自分のベストは尽くせたのではないかと感じたし、レースには満足している。

ちなみに水戸に限った話でいくと、一昨年は「サブスリーに100秒及ばず」、昨年は「255切りならず」で、今年は「253切りならず」となったわけで、まあ、そういう相性なのかもしれない。でも先述のように、大好きな大会であることは変わらない。別の見方をすると、一昨年が3:01、昨年が2:57、今年が2:53 と、4分ずつ縮まっているわけなので、じゃあ来年は2:49じゃねーか!と…!?



では、以下、当日の様子を。


◆起床~スタート

前日の就寝は22時、当日起床は3:10…の予定が2:50に目が覚めたのでそのまま起きる。家を出るのは5:00でいいのだが、なぜこんな早く起きるかといったら、ひとえに「自宅で通じを済ます」という目的のためである。しかし残念ながら自宅では便意訪れず、しばらく心許ない時間を過ごすのであった。後述。

体重は、測るのを忘れてしまったが前日夜に59.5kgだったので、睡眠中の減少と朝食と通じで、スタート時の体重は59kg前半といったところか。最近何回かで比べると一番いいかもしれない。朝食はいつものように、卵焼き、カステラ、ビタミンCとサカナの力。あと何か食べた気がするが忘れてしまった。

家での通じをあきらめ出発、駅や電車での通じを待つが引き続き便意は訪れず。途中フォロワーの皆様何人かとそのやり取りがあって、皆様「切り離し」に成功された模様。焦る。ときわの車中に望みを繋いだが、デッキに人があふれていて、誰が並んでいて誰がただの客なのかよく分からず、早々に諦める。

大会によっては、アップがてら駅からわざと遠回りして空いてるコンビニで用を足すのだが、水戸は9時スタートなので、それをやっている時間が無い。いや、実は昨年はそれをやったのだが、おかげでスタートがAブロックの後ろの方になってしまい、スタートでかなりロス、スタート後5kmも、なかなか自分のペースに乗れなかったのだった。

そんなわけで、今年はブロックの前の方に行く、ということは決めていた。最悪それで1回くらい小用でトイレによることになったとしても、昨年のように後ろからスタートして5km自分のペースを失うよりマシだというヨミだった。

しかし、大となると話は違う。何とかしなければならない。ときわ車中もダメな以上、昨年と同じように逆出口から出て、昨年はゆっくりジョグで流した道をダッシュで走れば行けるか…でもみずさんのシューズ円陣に間に合わんな…などと思いは千々に乱れるが、有り難いことに水戸に近づくにつれ着実に便意は訪れ、「座れば、出る」という状態までは来た。ので、改札を出ると同時に逆側の出口にダッシュ。昨年は川を渡ってセブンイレブンまでジョグったが、今年はロータリーのファミマに狙いを定め階段を駆け下りる。幸い、先客はいるものの並んでる人はゼロ。3分程度の待ち時間で無事「切り離し」に成功。心の中で快哉を叫ぶ。

…ウンコのことでこんなに字数を割いてしまったが、かように当日の通じは大事で悩ましいものである。しかしレース後、消し亭師匠が、レース中ウンコを45秒で済ませたばかりか、その45秒をペース調整に使い、2時間28分でゴールしたという事実を知る。「速いと強いは違う」みたいな言葉が一瞬頭をよぎるが、こういう「速くて強い」人もいる。あやかりたいものである。

身も心も軽く会場に到着する。円陣で皆さんにご挨拶は出来なかったが、ブロックが同じ方とはスタート地点でお会いできるだろうと準備を急ぐ。荷物を預け、もう一度トイレに行き、スタート地点まで軽くジョグるが、ここで自分の調子の良さを知る。身体が軽い。進む。弾む。因みに靴はズームフライFKを選択。レースでの使用を念頭にポイント練習で使っていたが、今日履くのはレース用に取っておいた2足目。ほぼおろしたてであるが(靴擦れしないようプロテクトJは塗っている)、接地の感じが大変良い。

調子がいい、今日は行ける、だからこそ絶対調子に乗らない、周りについていかない、ということを再度自分に確認する。今日なら自分のペースを守って良い走動作を保てば良い速度に達する。序盤10kmは絶対に欲をかくな、死んだふり(後述)で行け、と自分に言い聞かせる。

スタート地点ではフォロワーの皆様とご挨拶させて頂いた。みずさん、春山さん、さんたろさん、鷹さん、マフさん、アサヤンさん、改めてありがとうございました。考えてみたらみずさん以外はほぼ初対面で、こうして実際にお会いできるのはほんとに嬉しいことです。また宜しくお願いします。


◆スタート~5km  ラップ20'34(心拍142)

スタートロスは3秒。まあロスとは言いませんね。前述のように序盤10km、特に入りの5kmは下り坂もあるし、調子に乗ってヒョイヒョイいかないことを自分に厳命。52分台を目指すというものの、入りの5kmは20'50で行ければよし、良い位置でスタートを切れれば2050とかいって多分2030くらいにはなるだろう…というヨミだった。頭の中では「最初の5kmは跳ばない、這うように」という高橋尚子さんの言葉と、m.s.さん(@fluid_bmsworks)が以前仰っていた「30kmまでは死んだふり」という言葉を思い浮かべながら走る。因みにm.s.さんはレースの2日くらい前に、さらに分かり易いツイをしてくださり、私はそれで行こうと決めていた。「当院秘伝」とのことなので私がペラペラしゃべることではないが、
お言葉を借りると「能面のように(為末大さんが仰っていたとのこと)」ということに近い。30kmとはいかなかったが、少なくとも20km過ぎまではこれで行くことが出来た。感謝。


◆5~10km 20'44(146)

5km2034を見た時はヨシヨシという感じ。身体も軽い。変に飛ばしている感覚もない。心拍は確認せず(情報に接して頭を使いたくない)、引き続き「死んだふり」を続ける。因みにこの「死んだふり」は、私の場合目線を下げる効果があり、すぐアゴがあがりがちな自分にとってはそういう実際的な部分でも効果的な意識づけになった。死んだふりをしているので沿道から頂く声援にお礼が出来ないのは心苦しいが、気配を出さずヒタヒタと進む。但し最初のスライドのところでは死んだふりを解除、何人かとはエール交換が出来て力を頂く。


◆10~15km  20'40(146)

10km地点でのラップ2044は、ちょっと、アリャっという感じ。感覚としては5kmまでのペースを引き継いで同じくらいか若干上がってるといいが…というところだったが、下がっておる。まあ焦らずにとそのまま進むが、確か12km地点で時計を見ると、㌔408くらいのペースだったか、とにかくそのままでは2040-50くらいで落ち着いてしまいそうなペースだった。ちょっと、気持ち上げるか、とギアを0.2段ぐらいチェンジしたつもりだった。


◆15~20km 20'35(149)

0.2段チェンジするも相変わらず目標ペースには達さない。昨年のレース時、ゴールまでほぼイーブンで通せたものの、目標255切りに対して
2時間57分台でゴールした。その際消し亭師匠から「イーブンラップはOK。ただ、ほんとに255狙うんだったら15~30kmでもう少し上げたかったですね」と仰って頂いたことが頭にあり、もう「序盤」ではないしちょっと勇気を出して上げよう、と心を決める。

「勇気」って大げさな、と思う方もいらっしゃるかもだが、これには3月、大失速した古河のレースが関係している。序盤、徐々にビルドアップしながら20kmあたりで早くも失速が始まりそのまま沈没したというレース。まあ古河の場合は何より練習不足に見合わぬ目標設定、というのが一番の失速原因だったと思っているが、とにかくその時みたいに、上げて、息切れして、死ぬ、ということにだけはならぬよう慎重になっていた。

ので、ここで今日初めて心拍を確認。確か140台半ばだったと思うが、古河の時はこの時点で既に160に達するかという状態で、自分比では明らかなオーバーペースだった。それに比べればマシ。練習の、良い時の30km走に近い状況であるからして、練習でビルドアップする時のようにじわっと行け、と「死んだふり」は継続しつつも意識して上げるようにする。ここで練習を思い出し、それを念頭に落ち着いて行動できたことは、いわゆる「練習の成果」と言って良いかと思う。


◆20~25km  20'19(153)

20km地点で2035、というのは、じわじわ上がっていても目標ペースからはまだ下という状態で、もう一声だな…と思ったわけだが、うまい具合に、20km過ぎに2回目のスライド区間がある。ここでまた元気勇気を頂く。みずさんがゆく、春山さんが、鷹さんがゆく、さんたろさんもゆく…先を行く方々で確認できたのはこの4人。声も掛け合うことが出来る。みずさんや春山さんからは檄も頂く。折り返し、nuichiさんとも声を掛け合う。20kmまでで、上げたくも上がり切らず溜まっていたのが、このスライド区間を経て、何かこう、少しポーンと前に出ることが出来た感じになった。坂を下り切ったところで最初のジェルを投入。TOP SPEED。カフェイン20mg。

…カフェインについて。
このレースでは、初めてカフェインを使用した。
うすうす、使って見ようかなと思って色々見ていく中で、小谷修平さんのブログを拝見。ブログで小谷さんが紹介している製品は、彩の国100kmエイドで提供されており使用したこともあったので、今回はまず、レース前に5錠(∴約45mg)、レース中はまず上記、TOP SPEEDで20mg、さらにこのあと、Shotzから80mgの摂取となった。効果が出る摂取量の記事もどこかで読んだのだが忘れてしまい、まあ、計145mgであれば摂取の「しすぎ」ということは無いだろうし、プラセボ的な部分もあるだろうし、あまり厳密には考えず、自分が「ここで欲しい」と思うであろうタイミングに準備しておいた。
(因みにプラセボについては『Good to go~最新科学が解き明かすリカバリーの真実』の記載が大変腑に落ちた。この本、超おすすめ)

これら、ぶっつけの使用ではあったが、1回だけ練習の朝30km走に、濃いコーヒー飲んで臨み、大変効果を感じた、という実績はあった(カフェインは起きてから90分は、コルチゾールとの関係から使用しない方が良い、と『ヤバい集中力』で読み、早朝練習時の使用は本当はNGなのだろうが、この時は「1回くらいは大丈夫だべ」と無視して臨んだのだった)ので、リスクはそこまで高くないと判断した。

カフェイン、別に目新しいことではないかもだが、もし、まだ試したこと無い方がいたら、一度試す価値はあると思います。私は実感として効果を感じた。それらについてはこのあとの展開でも触れて行くし、より包括的にご興味があれば上記ブログや本など、ぜひ読んでみて頂ければ。(そういえば書きながら思ったのは、スタート前に感じた調子の良さや、序盤「死んだふり」を維持して集中して走れたところなんかにも効果はあったのかなと)




◆25km~30km  20'21(156)

ポーンと出た辺りで「死んだふり」は解除。しかし、ここは情報が入ってもいいので、オーバーペースになっていないか、心拍を確認しながら進んだ。25kmで2019は「ヨシッ」の感じ、心拍は確か150台で「まだ平気」という判断をした(ログでは25km地点155、区間平均153)。カフェインの効果か、身体の疲れはジワジワと増して来ているはずだが頭が冴えてくる感覚がある。30km地点での2021も、「ヨシッ」な感じ。ただ、確か30kmより手前で、予定より早くShotzを投入。何でだったかよく覚えていないのだが、「まだ平気」と思いつつ不安でもあり、「今の感じ・ペース何とか維持させよう」と、糖質とカフェインの助けを求めたのかなと思う。


◆30~35km  20'45(156)

30km過ぎに下り、そのあとダラダラした少し長い上り坂が来る。この手前辺りから脹脛に違和感、「攣るぞ」という感覚が来る。マラソンで攣ることって殆どなく、昨年の水戸で1回レース後に攣ったくらいで、たいていレース後はそんなに脚のダメージは無い。しかし今回、レース前の30km走で一度、終盤にやはり脹脛が攣りそうになったことがあった。その時は、ZFFKでのロング走に慣れていないせいだと解釈、本番どうしようかと一時期迷ったが、一方で脚の楽さ(楽なのに攣るってのは矛盾してるかもですが)もまた魅力で、今回はZFFKで行くことにしていたのだった。なので脹脛に違和感が来ても「なぜ??」という焦りは無く、ああ、来てしまったのね、という感じだった。

登りのあたりでさんたろさんに追いつく。腰の痛みが辛そうである。「俺も攣りそうっす!」とか何とか言いながら先に行かせて頂く。


◆35~40km  20'37(160)

35km地点でラップの落ち込みを確認するが、登りでペース落ちたしと、そこは割り切る。去年はここでラップが落ちて何だか凹んでしまったのだった。経験か予習か、はたまたカフェインによる頭の冴えか。千波湖に入る。過去2回、千波湖はどうも「辛かった」というイメージがあるのだが、今回はその辛さが無い。一方で脹脛のヤバい感はどんどん増す。マグオン(これはカフェインなし)投入でマグネシウムの力に頼るが、これはまあ、その意味ではもう遅い。頭が冴えてて身体がしんどいって今まであまり無いなと思いながら、さっきの落ち込みを取り返そうと進む。しかし千波湖後半のスライドの辺りになるとだいぶしんどさが増してくる。そんなわけで千波湖出て軽いアップダウンの辺りは正直だいぶヨレヨレになっていたのだが、ここで来た、トンネル内での超熱い声援!

昨年までは無かった(たぶん)、すごい声援。トンネルで反響するからウワアーッという感じになる。こっちはこっちで必死の形相で走っていて、そこに対して声援が降ってきて、ここはこの力を頂こうと、必死に走る自分を鼓舞するものすごい声援が飛んでいるという妄想で走る。これ、本当に蘇った。ヨレヨレになりながらラップが回復しているのは、絶対このトンネルのおかげ。本当に感謝感激です。ありがとうございました。


◆40~ゴール 9'01(165)

トンネル出て高架下を進む。あとはスライドがあって、スライドが終わったら激坂があって、そのあとの直線でゴールだぞというのは分かる。トンネルでもらった勢いで進む。脚攣りをかばいながらグイグイ進んでるから、たぶんフォームはグチャグチャになっているなと思う。でも、52分台にはこのままじゃ少し足りないことは分かっているので、身体を前に投げ出して進む。スライドでは、みずさんとはすれ違わず、春山さんに檄を頂く。50分切ってー!と思いながら何か言葉を返す。鷹さんもいる。ちょっと辛そう。折り返すとさんたろさんも見える。痛そうだったのにすごい。

最後のボス坂、昨年は止まりそうになりながら「止まったら死ぬ」と自分にハッパをかけて何とか突破した坂だが、今年はそこまでつらくない(いや、喘ぎながら行ったけど)。ここで足攣ったらアウトだと思って、動作に集中していたからかもしれない。

登り切って最後の直線、鷹さんの背中が見える。実は1月の勝田では鷹さんが自分より3秒先にゴールしていたことを、ツイッターで繋がってから知った。今回も3秒?いや、今回はこっちが3秒リードするぞとラストスパートをかける。つくばもあるしラストスパートは無しで…とか、レース前にはチラッと考えたような記憶があるが、知らない。背中が近づき…そうで近づかない。ラスト、鷹さんがスピードを上げたのが分かる。ダメか、でも最後までいくんだ…

ゴール!2:53'39!



◆ゴール後

トンネル出た辺りからずっと見ていなかった時計を見る。02:53 、という表示が見えて、あー残念、というアクションを取った気がするが、一方で充実感に包まれる。マラソン後にこの感じを得たのは久しぶり。鷹さんと握手し(2秒差だった)、参加賞のテントに歩を進めているところで…来た来た来た!!アキレス腱!?脹脛!?とにかく膝から下が一直線に固まる。脹脛攣ったことは何度もあるが、なんか、今までに無い硬い攣り方。伸ばそうとしたが間に合わず、情けないことにその場で経っていることが出来ずへたり込んで苦悶。スタッフの方が2人くらい飛んできてくれて、「大丈夫ですか!?椅子を!車いすも!」みたいな騒ぎになったので、だいじょぶっすだいじょぶっす、と言いながら何とか伸ばしてどうにか回復。

参加賞を頂いてヨロヨロと歩いていくとみずさんの姿が。あ、どうも!お疲れっす!どうでし… のあたりから記憶が曖昧。みずさんにシューズのことを聞かれたとか春山さんと設定タイムの話しようとしたこととか鷹さんにキンバラの話したとかさんたろさんが人気者だったとか断片的に覚えているのだが、とにかく両足、骨盤から下全部やられて悶絶、親切なスタッフのおばちゃん巻き込んで一人大騒ぎしてしまい、迷惑かけて皆様本当にすみませんでした。。(その時受け身取れず尻もちついてうったケツが今一番痛い)

充実感と同時に、これは今回つきつけられた大きな課題。そこにいらした皆さんで誰ひとりこんな醜態晒してる人はいない。それどころか皆、「脚のダメージ無いね!このコースでこれだけ走れたらつくば行けるっしょ!」みたいな会話。うう、加われねえ…

走り方がまずかったのか、力以上の走りをして、まさに「出しきった」状態になってしまったのか、はたまた両方か…いずれにしても、このあとつくばを控え、今シーズン50分切りたいと思っている中、これはちょっと、いかんなあという感じ。

まず1ヶ月でどこまで持ち直せるか、これはもう最善を尽くすしかないわけだが、足攣ったことから見える課題は勿論、その他の課題――巡航速度とか――が浮き彫りになったところもあったし、逆に手応えというか、良かった部分も勿論あったし、まあこの、いわゆる「PDCAを回す」面白さがマラソンの醍醐味の一つだと思っているので、まずはここから1ヶ月、それを楽しみながら、良い状態でつくばのスタートを迎えたい。

 

 

目標には達せなかった、足も攣った。課題は色々あった。でも今回はレース後、心から言えたぞこの台詞。

 

「すごく楽しい42kmでした!」