ハセツネ30K後に風邪を引いてしまった…
レース後は免疫力が下がり風邪を引きやすくなる、というのは警戒していた。

とはいえそれは、100Kとか100マイルとか、
或いは、本当にオールアウトするくらい出しきった時か…
とにかく今回の自分には当てはまらないと油断していたのも事実ではある。

そろそろランニング再開か…と思ってから、
一週間くらい経ってしまい、
次の、外秩父50まで3週間ちょいとなってしまった。
そして、風邪を引いていたくせに食欲は落ちず、
ウェイトオーバー(ベスト+3キロ)。

そんな自分を肯定してくれた記事が こちら

「トレイルラン リカバリー」と検索してたら出会った。
もともと、長い期間かけての調整は苦手なので、
丁度いい休息だった、と思おう。


さて、外秩父の情報を確認しようと、
小江戸大江戸トレニックワールドのHPを見ていたら、
「トレニックワールド 100mile & 110km in 彩の国」が
目に飛び込んでくる。

9月3日4日…おお、ベストタイミング!
これはトレイルランの大会ですか?と早速問い合わせてみたところ、
すぐに代表からご返信頂く。
詳細は近日公開とのことだが、
越生、堂平山、飯能アルプスなどを網羅するエリアの
トレイルランの大会であるとのこと。
詳細が楽しみ。

トレニックワールドの50Kレースを
5月6月7月と連続して挑戦、
少し休息を置いて、ハセツネ本戦、そして締めにFTR100Kと思っていたが、
仕事のスケジュール的に少し不安があり…
9月は上州武尊に出たかったけど日程&コスト的に断念…
そんなプランと背景もあっただけに、良い知らせでした。

まだどうなるか分からないけど…
とにかく、こうして楽しみなことがあるのは良いこと。感謝。
トレイルランを始めて丁度1年が経った。
今回、ハセツネ30Kに出るにあたり、
昨年出走、完走された方々のブログを大いに参考にさせて頂いた。

自分も、備忘や総括のためというのもあるが、
少しでも来年初めて出る方への参考になればと思い、
記録を残しておくことにする。(どれだけの方の目にふれるかわからないが)

当方の走歴、運動歴は以下の通り。
それぞれ、ご自身の歴と照らし合わせて、加減して読んで頂き
ご参考にして頂ければと思います。写真は無いですが・・

・現在30歳台後半
・170センチ、60キロ
・高校までサッカー部
・大学以降は目立った運動経験は無
・数年前にちょっと大きい病気をやる
・トレイルランをやりたくて、2015年の冬から走り始める。
・始めて山に入ったのは、昨年3月の終わり
・昨年出たレースは以下
 ①もろやまトレイルラン(20K)
 ②飯能・越生トレイルラン30K
 ③信州戸隠トレイルラン(45K)
 ④FT50(56K?)
・だいたい、上位4分の1には入っている感じ。
・フルマラソンは3時間33分(今年1月)。
・信州戸隠で「地脚の無さ」を実感し、通勤ランを始める。
 (毎日ではないが・・)
・10月以降は月間150~200キロは走り、少しマシになった、気がする。
・山には月に2~3回、一人で。1回12~15キロくらい。



4月3日 ハセツネ30K  

【武蔵五日市駅~スタート】
6:44武蔵五日市駅着の五日市線は、
おそらく95%がハセツネ出場者であろうという感じ。
会場から駅までは歩いて15分くらい。
人波もあるし、案内の方も立ってて下さるので迷うことは無い。
受付で装備チエック、その後着替えて荷物を置き、トイレ。
トイレは50mくらい行列が出来ていたが、
仮設が大量にあり、並んだのは数分。
トイレが済んだ時点で7:50くらいだったか。
「4時間」のプラカードを探すが見当たらず、
仕方ないのでその時点での列の最後方に並ぶ。
ほどなくしてプラカードが登場。
「4時間」~「5時間」の間、やや4時間寄りには位置取りできた模様。
あとはスタートまで待つ。周りが人だらけなので、大きく体を動かしての準備運動は出来ず
小刻みに体を動かしてできるだけ緩めておく。
雨が少~し降っていたのと、半袖では冷えると思ったので
バッグの上からレインウェアを羽織っておき、スタート10分前にしまう。



【レースプラン】
目標は、
「まずは1,000位以内。但し出来れば4時間切りたい」
というもの。

昨年のリザルトから想像するに、1,000位以内取るには
~4h20;余裕
20~40:やや焦る
40~50:ギリ
と踏んで、
その上で昨年完走者の方々のブログ等を見て、
ざっくり立てていたプランは以下の通り。

・北沢峠まで、多少無理をしてでも突っ込んで良い位置を確保
・ただし、「後半に脚が終わる」ことの無いように。
 そこは体・感覚と相談しながら「マイペースの上限」で。
 「これ以上突っ込んだらまずい」という感覚は超えないように。
・後半でも十分巻き返せるようなので焦らない。
 ただ、脚を残し過ぎてだらだらになるのも避けたい。

高低図もインプットしておくが、
細かい部分は覚えられないしレース中に見ている暇もないだろうから、
「15キロ登って5キロ下り、再び5キロ登ってそっからは下り」と、
これもざっくり。
この感じで問題は無かった。



【スタート~北沢峠】
そもそも自分が何番目くらいにいるのかよく分からなかったので、
だいたい500位くらいの位置だろうと見当をつける。
道幅が狭いので、周りと接触して転ばないように気をつけて走る。
檜原街道に出ると、コーンの内側を走るよう再三注意がかかるが、
時々外から追い抜いて行く人もいる。

自分的に丁度いいペースだが、もし想定より後ろにいても嫌なので、
じりじりと前の方に上げていく。但しあくまで無理はせず。
スピードが一定になったところでGPSを見ると5"08 くらい。
スタート直後、ノロノロしていた時から測っていたので
それを加味すると4"40くらいか。体感的にもそんな感じ。
でも心拍は150。あれ、そうするともう少し早いか…
まぁ、考えても仕方ないので、とにかく「マイペースの上限」で。

盆掘林道に入り、傾斜がきつくなる。
「マイペースの上限」を、
心拍が160を超えないように、ということにして進む。
歩き出す人はそんなにいないが、息遣いが荒い人が散見される。
静かな呼吸を意識する。脚にも無理を掛けないよう、
よく言われる「前傾して、倒れるのを防ぐために足を出す」意識で進む。
もうそろそろ山道に入るのでは…というあたりでいよいよ傾斜がきつくなる。
心拍は165を超える、
渋滞に入ってから補給をしようと思っていたが、
ちょっと不安になったので、ベスパと、あわてて着火剤の糖分(アンコ)補給。
そしたら数分後に渋滞の最後尾が。
「ベスパは、これから心拍がグっと上がるときに取ると良い」とあったので、
ちょっともったいないタイミングだったか。
何れにせよ、ここから多分20分くらい止まるんだろうから、リカバリーに努めよう。



【北沢峠~篠窪峠】
完走記を見ていると、だいたいここで20分くらい止まるっぽかったのでそのつもりでいたが、
5分くらいですぐに山道に。「え、もう動くの?」と、これは嬉しい誤算。
山道に入ってからもひたすら渋滞だが、
傾斜もかなりきつく、多分自分ひとりで走っていてもこのくらいのペースだろうし
どっちにしろ、焦って一人二人追い抜いたところで列が解消されるわけじゃなし、
ストレスを感じることなく、前の人についていく。
登りはゆっくり、平坦なところは走る、の繰り返し。

動き続けているので心拍は150-165くらいだが、感覚としては丁度いい、
休めている、という感じ。
登りで列が少し止まっていた時に、ガーッと追い抜きを掛けようとした人がいたが、
周囲から「並んでいますよ!」という声がかかる。
高速道路の路肩走りを皆で取り締まってるみたい。
前を歩く人が昨年も出場していた人で、
「確かに昨年よりロードの渋滞は短いが、
山に入ってからの渋滞は今年のほうがひどい」と仰っていた。
渋滞解消が早かったので、予想より上の順位にいたのかなと楽観視していたが、
自分の中でそこは訂正。やはり500番くらいだろうと。
因みに、前の人は「600番くらいですかね」
その前の人は「え、300番くらいにいると思ってた」と、みんなそれぞれの感覚を持っている。

そんな感じでゆるゆると登っていたが、どこかのタイミングで、
数名前の人の前に大きなスペースがあることが判明。
オイオイ、ずっと繋がっているわけじゃないのかよと、
前の人と一緒に、抜けるところで追い抜き、そのまま加速。
このあたりからペースに差が出始める。
市歩地の辺り(?)からそんな感じで、下りも入り、列がばらける局面が多くなる。
「マイペースの上限」を復活させ、登りでも脚が動いたので、
抜けるところでは少しずつ抜いていく。
アップダウンの繰り返し。170を超える場面も出てくるが、無理をしすぎている感覚は無い。
ただ、調子に乗りすぎないように気を付ける。
醍醐丸で2時間20分くらい(だった気がする)。



【篠窪峠~関場分岐】
ロードに入ったところで、順位を教えてくれる人が。
360位!おお、予想より上にいる。
ロードの下り。
「ここで頑張りすぎると後半で脚が持たない」「自分はランナーなのでここで飛ばす」など、
それぞれの方の完走記を思い出すが、
自分はここでも「マイペースの上限」。
確かにスピードは出るが、下りが得意というわけでもないので、
脚を残すことは少し強く意識する。真ん中にいて360位なら本選出場はクリアだろうし、
むしろ無理して大ブレーキかけないように、と思いつつ、何が起こるかわからないので、
とにかく集中して走るようにする。
列はだいぶばらけている。数名に抜かれたけど数名を抜いたので、
順位的にここでの変動は無かった感じ。



【関場分岐~今熊神社】
左に折れ、ロードの登りに入る。
後半順位を上げた方が、
「周りは落ちてくるが自分はここで走って抜いた」と書いていた区間。
登りに入っても足は動きそうだったが、このあとしばらく登りが続くことを考え、
一旦歩いて、ベスパとHSを補給。再度走り出す。傾斜を利用、踏ん張りすぎないように。
脚は動く。歩いている人の方が多い。傾斜を利してゆっくりでもいいから走り、
どうしてもきついとこだけ歩く。30人くらいは抜いたか。

やがて再びトレイルに。
ずどーんと急登の道を、ランナーが連なって登っているのが見える。
思わず「うえっ」と声が出るが、北沢峠からの登りと同じで、
基本的には前の人に合わせて登っていくので、きついけど一方で休めている、みたいな感じ。
ただ、急登終わって少し下り、また登り返し、とやってるうちに、
だいぶ疲れが出てきたなと感じるように…。



【今熊神社~ゴール】
入山峠だったか今熊神社だったか記憶が定かではないのだが、
また順位を教えてくれる人がいて、293位。
思ったより順位を上げている。
しかし、この微妙な順位…
微妙というのは、ちょっと抜き返されると300位台になってしまうわけで、
せっかくなら200位台は取りたい⇒がんばらなきゃいかん。
加えてタイムも、詳しいタイムを忘れてしまったのだが、
残り距離と疲労度を考えると、4時間切りギリギリのところ。
せっかくなら4時間切りたい⇒がんばらなきゃいかん
…ということで、鞭を入れて最後の区間に。

今熊神社以降は下りで、「脚が残っていれば快適なトレイル」と書かれていたところ。
確かに快適なのだが、結構傾斜きつく、ちょっと、脚が制御できなくなってきた。
もうちょいスピードを上げたいが、そうするとコントロールが効かなくなるので
なんだかドタドタと不格好に抑えた走りになる。
登りでも、これまではヒョイヒョイ登っていたが、そんなわけにはいかなくなる。

ここで女子選手に抜かれた(おそらく女子6位の湯浅綾子選手だったろうと思われる)。
速いし軽やか!あっと言う間に引き離されて見えなくなった。
自分のドタドタぶりが際立ってしまう。
何人かを抜く一方、快適に飛ばしている人の邪魔にならないよう、後ろにも常に気を遣う。
何度目か、よけて立ち止まった際についに左フクラハギに攣りが来たが、
必死に伸ばして耐える。
走り出したら右もピクピクいってるのが分かったが、
まあ、お約束でしょう。スタート時にスピーチしてた方が仰ってたように「気のせい」だ。

すこし見通しが効く場所でふと後ろを見ると、
結構、あまり間隔を置かずにランナーが連なって走っている。
今熊神社後の順位収支では少し順位を上げている感覚だったが、
ここで止まったらイッキに20~30くらいは順位を落とすな、と。
危機感をバネに何とか脚を動かすがスピードが上がらない。
しかし、2~3人に抜かれたが、一気に抜かれることもない。皆も最後、辛いのだろう。
あと2㌔、あと1㌔のところではスタッフの方が声をかけてくれる。
あと2㌔なんて、近所の公園コースたった2周分じゃねーかと言い聞かせて走る。
最後のロードで、既に終わって引き揚げるランナーから「あと500無い!」と声がかかる。
フォームがメタメタなのはわかっていたがとにかく進む。
そして、ゴール!順位はさらに少し上がり、4時間切るタイムでフィニッシュ。


【簡単な総括】
当初の目標が達成できたことや、概ね描いていたプランで走れたこと、
今熊神社以降、脚が持たなかったのはいただけなかったが、
それでも粘って順位は上げられたこと、
…等々鑑みると、自分的には良いレースが出来たと思う。
今年に入ってややサボり気味だったのが、最後の息切れに表れたような気がする。
ここから、いくつかのレースを経て、本戦、FT100に出て良い走りをしたいので、
改めて気持ちを入れ替えてプラン立て→実行していきたい。
(そのためには仕事の能率と成果を上げていくことも不可欠…)

自分的、「今シーズンの開幕戦」としては、良いスタートでした。


【補足情報】
◆食事
・前日の夕食は鶏そぼろ丼。
・玄米をたぶん1.5~2合くらい食べたと思われる。
・で、朝はお腹がすいてなかったが、
 何も食べずに臨む勇気は無く、アボカドを1つだけ。
・会場で食べる用ににクリームパンを1個買っておくが結局使わず。

◆補給
・ベスパハイパー×2、ハニースティンガー×2、
 チューブつぶあん半分くらい。
 水分は、500のフラスクが1つ空に。あと1ℓは使わず
 (レース後に一気飲み)

◆平均心拍
158でした。普段山に入るときはもっと下なので…
やはりレースだと、周りの人や雰囲気のおかげで
引き上げられるのだな、と。

「一般的な人生の意味はない。人生の意味は、あなたが自分自身に与えるもの」
今回は「生かされた」。いっぱい感じたり考えたりしたことを折に触れて反芻しながら、「生かされた」身としてできることや、なぜ生かされたのか、ということをよく見つめたい



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