仕事の合間を縫って 平日半日かけて雲取山まで。
登りは雨の中だったが、これも経験と楽しむ。

前日は仕事が遅くなったうえに雨予報で、弱気の虫が顔を出したが、
平日日中をほぼ費やせるチャンスはそうそうないことに加え、
先日、小雨の中走った大高山~子の権現の心地よさの記憶が支えとなり
2時間の睡眠後に無事行動開始、始発の中央線で奥多摩駅へ。

駅を出ていきなり「どっちだ?」となったものの、
無事に羽黒三田神社へ。ここで早くも雨が降り出す。
木々の合間を縫って結構落ちてくるので、傘をさしてゆるゆる登るが、
六つ石山への取りつきあたりで上空が開けてきたので、
傘はやめてレインウェアを羽織り、ちょいとギアを上げる。
レインパンツを忘れてきたことに気づくが気にしない。

ヒキガエル(?)が、雨に誘われてうじょうじょ出てくるのを見ながら
石尾根路のゆるやかな道を、走れるところは走り、でも無理はせず進む。
今日のテーマというか目的の一つは、「ゆっくり楽しむ」こと。
これまで、レースは勿論一人の時でも、
山に入ると「タイムは…」とか気にしていることが多かったので、
今日はそういうのからは極力フリーになることを大切にする。

とはいえ、ゆっくり進みすぎて万一 日が暮れでもしたら大変なので
(ヘッデンも忘れてきた)、一応、11時半くらいには頂上にというのを意識。
結局、7:00前に羽黒三田神社を出発した後は、
鷹の巣山に9:25、七ツ石山に10:25、山頂に11:25と、だいたいプラン通りの感じで推移。
頂上に着いた頃には雨も止んでくれたが、残念ながら眺望は開けず真っ白。

雲取山は、実は小学生の頃からの「憧れ」の地。
この、分かり易くもカッコよい名前がいいし、東京一高いというのもいい。
絶対に一泊しなければ行けないところだと 勝手に思い込んでいたのだが、
ふとしたきっかけで調べてみて、「なんだ、行けんじゃん」ということに気づき、
テンションを上げていた。
真っ白なのは残念だったけど、まぁ、大袈裟に言えば夢が一つ叶ったともいえる。




ちなみに飯能越生後、砂糖断ちを再開している。
今回、一応いつも通り、じゃむ屋のジェルやハニーアクションも携帯しているが、
これから、レース時もなるべく砂糖は…と思って、
インスタント味噌汁の味噌と、「酢みそ」をチョイス
(マラソンの岩本さんが「梅肉」を勧めておられたが、私はやや合わなかった)。

で、この「味噌」のチョイスがなかなか良かった。特に酢みそ(砂糖入ってるけど)。
チビチビ口にするだけでもだいぶ気分転換になるし、
ナトリウムが補給されている安心感がある。
朝飯食わずにスタートして、味噌をチビチビ舐めただけで山頂まで辿りつけた。





閑話休題。
山頂ではナッツとレーズンをつまんでゆっくり休み、11:50行動再開。
下りもゆるゆると。七ツ石山12:30、鷹の巣山(帰りは登らず)13:10と、
きれいに、登りの2/3のペースを刻む。

鷹の巣山以降の石尾根路は、やや下り基調になっているせいか
登りの時よりもメッチャ走りやすい。
特にスピードが出ているわけではないが、姿勢に気を配りながら走っているうちに
めっちゃ気持ちよくなってきて鳥肌が立つ。
きたぞー!と思って、身体の使い方がどうなっているかスキャン。
背骨だ、背骨。いままで全然意識と動作が繋がらなかったけど、
なんか、つかんだ、気がする。

途中一度、鹿が路上に座っており、そっと声を掛けてどいてもらう。

と、快調に進んできたが、六つ石山のあたりで疲れてしまう。
加えて、最後の下り(行きは傘さして登ってきたところ)が、
muddy&slippyで、えらく気と足を使う。
集中力も切れ、休み休みのノロノロ歩きになってしまい、
結局羽黒三田神社に着いたのが15:00過ぎ。

そのまま、もえぎの湯まで歩き、ゆっくり汗を流す。極楽。

ゆるゆる行ったとはいうものの、やはりいろいろ課題が見えてしまい、
ちょっと考え込んでしまう。
でも、今日はとにかくフリーダムに行くのがテーマだったのだからと、
その都度頭をリセットする。良き感覚も得られたのだし。


…いずれにしても、とても贅沢な一日でした。感謝。
天気良く、景色良く、風は気持ちよく鳥の声も心地よく、清流に魚を認め…と、
外秩父に続き、大変気持ち良い1日。
スタッフの皆様ありがとうございました。


結果は…

・目標タイムは上回った
・順位も、外秩父を上回った
・でも、順位位置(順位/出走者数)は、これまで出たレースの中で一番悪かった。
・しかし、Mtsnポイントはこれまでで一番良かった。

今回は、今までのレースに比べて猛者の割合が多かった、ということにする。


展開としては、
「前半抑えて入り、高山不動までと顔振峠までの登りを耐え、
 顔振峠以降の見知った道で勝負!」というプランだった。

で、実際はというと、外秩父のリプレイをやってしまったような感じで。。
通過順位・タイム一覧を見て、思わず笑ってしまった。
「前半抑えて入」ったつもりだったが 実際あまり抑えられていなかったようで、
西吾野(24.4K)~全洞院(34.5K)の間でガクンと順位を落としてしまう。
(実際は殆ど、高山不動までの登りで落としている)

ただ、外秩父の時は 中盤以降も少しずつ順位を落としてしまったが、
今回は一応、順位的には踏みとどまった(落としていたと思ったが、拾ってもいた模様)。
ラストのロードも走れた。
顔振峠以降で勝負!とはいかなかったが、前回のようにズルズルと沈むことはなかったので
そこは僅かながら良しとする。


いろいろな収穫はあって、書きとめているところである。
一方、改めて感じた弱点は、

・登りが弱い。。(途中前後したランナーの方にも言われてしまった・・)
・マイペースで行こうと言い聞かせているのに、抜かれると気が腐る。。

この2つ。
自覚していたようで、実は自覚していなかったんだな、と自覚した(ややこしいな)。


レースを通しての平均心拍は、外秩父の時と同じで143だった。
これは、どうなんだろう。因みに、ハセツネ30の時は158。

もっと追い込めるというか、動ける気はするんだけど、
脚(ハム)が疲れて嫌になってしまい、楽な方にズルズル流れてしまう感じ。
それで登りで抜かれる。
特に今回は、翌日以降の筋肉痛が今までよりもずっと軽かった。
「自分にとっての然るべき姿≒本来出せる力」が出せていないんじゃないか、
という課題意識は拭えない。
ここ、筋力とかフォームとか、そういうのもあるが、
それ以上に、メンタル(脳)の部分が大きいと分析している。

…いずれにしても、まだまだ進化・開発・伸び…の余地はあるわけだ。


9月3-4日の、「トレニックワールドin彩の国」もハセツネも、
既にエントリーした。後には引けん。

レース後、砂糖絶ちを復活させた(先ほど、頂きもののクッキーを食しましたが)。
図書館と立ち読みで済ませていた『Go Wild』を買った。部屋を片付けた。

…脈絡無いようにみえるが、
自分に良い変化をもたらしてくれたレースだったことは、間違いない。
「自分にとっての然るべき姿」への、憧憬を思い出させてくれたというか。

あとは、持続あるのみ。
今朝少し思ったが、「強さ」≒「持続力」なのかもしれない。
日曜日:
東吾野駅~東峠~天覚山~大高山~前坂~竹寺~子の権現~西吾野

試走の2回目、という位置づけ。
試走と行っても、ゆるゆると気持ちよく歩を進め、
下り坂だけ自分なりに突っ込む!という感じ。

5:00ちょうどにスタート。
雨がシトシト降っていたが、山に入ってしまえばあまり気にならない。
静かだし涼しいし、誰にも会わない。とても贅沢な時間、空間。
雨の音が足音を消してくれるのか、いつもより多く鹿に遭遇。
今日は初めて、野ウサギにも出会った。

天覚山~大高山にかかった時間は、先週よりも7分ほど早い。
大高山下分岐~西吾野の時間も、昨年の50Kのそれと照らし合わせると
かなり上位のものになる。
ただ、暑さも疲労度も全然違うわけなので、殆ど参考にはならない。

何せ、平均心拍数が127だった。
こんな落ち着いた心拍数で、本番で上位に食い込めるとは、、思えない。

今日はとにかく涼しく、気持ち良かった。
レースは楽しいし燃えるが、こういう何というか、
心鎮めて一人淡々と山道をゆく、みたいな感じが
自分の好きなスタイルなのかなと思う(そこにワクワクする)。

もともとトレイルランの世界に足を踏み入れたのは、
自分の(人間の)、より「然るべき、在るべき姿」に
近づきたい、戻りたいという欲求があったからだった。

癌という病気をやって、ある意味そういう
「然るべき姿」から真逆の状態にまで身体が行ってしまったのだ、という認識に立った時、
トレイルランというのが、身体を元に戻す一つの強い経路になり得ると、そう思った。

だから、根源にはやはりこうした、心地よさとか気持ちよさがあるはずで。
勿論、「在るべき姿」を突き詰めていったときの、
もっともっと速く疲れずに走れるはずだ、という追及も続けていきたいが
自分の出発点を考えると、まず「心地よさ」が来るはずだよなと。
そんなことを考えたというか、思い出した数時間だった。


で、西吾野まで下りてきて電車に乗って東吾野駅まで戻る予定が、
そこから逆走してしまい吾野駅まで走るハメに。。
東吾野駅まで走り切る根性はありませんでした。