トレイルランニングに足を染めた以上、
一度は出場したいと思っていたハセツネ。
30Kへのエントリーからすると、
約9か月を経て無事スタートに立つことが出来た。
・・・とは言うものの、10日に仕事が入ってしまったり、
娘の運動会が2日順延して仕事と重なってしまい、
「レースと仕事には行くが、娘の運動会には行けない」という
非常に後ろめたいシチュエーションになってしまったりと直前にいろいろあったが、
家族には快く送り出してもらい、感謝。
さて、
初めに白状してしまうと、
目標はサブ12でした。。
だからタイトルは、「サブ13もならず」とするのが正解なのかもしれない。
目標サブ12に対し、結果は13時間台半ば。
順位は300番台半ば。
渋滞が・・・とか言い訳を準備してみたり、
同じ順位で昨年のリザルトを見ると・・・おお、12時間切っている!とか
みみっちい慰めをしてみたり、終わってから色々足掻いたりもしてみたけど、
いろいろ鑑みるに、実力相応の結果であったと受け止めている。
ただ、目標からは随分遅れてしまったものの、
外秩父や飯能越生の時みたいにクヨクヨ落ち込むことは無く、
何というか、「満足!」とは言えないものの、
自分としては合格というか、悪くはないレースだったと思っている。
とはいえ、目標を大きく下回ったことに変わりはないし、
いろんな失敗や反省が多いレースであったことも間違いない。
反省も込めて振り返りつつ、
来年以降出る方、特に初めて出る方には、
読んで頂いて、以て他山の石として頂ければと思う。
【スタート前】
武蔵五日市駅8:19の電車を降り、五日市小学校へ。
既に3分の1ほどが埋まっており、壁際ゲットは成らなったが、
ストレスなく場所を確保することが出来た。
水の量を少し迷うが、最後に飲みかけのペットボトルも詰め込み、2.8ℓ持つことに。
「今年のハセツネは存外蒸し暑く、脱水に苦しむ人も多かった」と各所に書かれているが
そのへんは大丈夫だった。(自分のペースが遅かっただけかもしれないが)
12時にグランドへ。
渋滞のことを考えれば10Hのところに並んだほうが良いのだろうが、
分不相応感を拭うことが出来ず、11Hのところに並ぶ。大体真ん中へんだったろうか。
このあと結局大渋滞に巻き込まれることになるのだが、
ここで、渋滞が、目標不達成の言い訳に「なり得ない」ことを示す事実を。
リザルトによれば、私がスタートラインを過ぎたのは、号砲からほぼ丁度1分後。
号砲から1分以上経ってからスタートラインを跨ぎ、
かつサブ12を達成した人は、私が数え間違えてなければ4人おり、
サブ13を達成した人は15人いる。(注:対象は男子のみ)。
また、サブ12を達成した4名のうち2名は、入山峠まで4時間以上を要しており、
さらにうち1名は、入山峠の時点では私のほうが先行していた。
私より後ろからスタートを切った人で、サブ13を達成している人は19人もいる。
「渋滞につかまりました。だからサブ12、13達成できませんでした」とは、とても言えない。。
まぁ、そうはいっても、例えばウェーブスタートにするとか、
何かしら工夫は出来ないものかしらんとは思いますが。
【スタート~浅間峠】
スタート後のロードは、4'40/㌔ で走っていたが、
上記の通り、結局大渋滞につかまった。
渋滞は致し方ないと思っていたが、ノロノロが続く時間が想定以上に長かった。
「サブ12を目指すなら、まず入山峠まで1時間、浅間峠まで3時間45分」
・・・だいたいいくつかの記事を読み比べるとこんな感じだったので、
自分の目標もそこに設定していたが、
実際は入山峠で1時間18分、浅間峠で4時間11分かかっていた。
浅間峠の時点で目標から26分オーバー。
入山峠以降も、渋滞とは言わないが、相変わらず人の列が連なっている状態だった。
でも、自分の心拍を見てみると、150を少し下回るくらいのところで推移しており、
スピード的にはむしろちょうど良かったのではないかと思う。
これがもし、もっと前からスタートしていたら、このあたりは無理して160くらいで突っ込んで、
結果ガス欠にやられる、という展開にきっとなっていただろう。
だから、やはり分相応のペースだったのだと思う。
【浅間峠~月夜見第二駐車場】
登りが苦手な自分にとって、キョーフの三頭山を擁する区間。
浅間峠を出てすぐにライトを点け、モードを切り替えたつもりだったが、
西原峠まではどうもリズムに乗れず、西原峠の時点では目標から55分オーバーに。
しかし、ここから三頭山、さらに月夜見第二までは、このレースの中で一番調子が良かった。
登りは、大股にならないよう、チョコチョコ、淡々と、と言い聞かせながら、
手も上手く使って登れたと思う。数秒の休憩もうまく挟めた。
三頭山からの下りは、少し調子に乗りすぎたかもしれないが、
へんにブレーキを掛けることなく、快調に下ることができた。
西原峠~三頭山の間は、本当に一人にも抜かされず、
目標55分オーバーだったタイムも、42分オーバーまで取り戻した。
因みにヘッドランプは、頭だけだと心許なかったので、
急遽、予備用のランプを腰に巻く。結果これが、特に下りで大活躍してくれた。
【月夜見第二~長尾平】
月夜見には7分滞在。水を補給し出発。
ただ、残念ながら、このあとは再びリズムに乗れなくなってしまった。
御前山、大岳山とあと2つきつい登りがあるぞ、という覚悟はあったのだが、
三頭山の時のようなリズムが作れない。
心拍は130台まで落ちている。脚が攣りそうとか痛いとか、そういうことも全くない。
でも、ペースを上げることが出来ない。
前の区間で飛ばし過ぎたのかもしれないし、
後から思えば、この辺からジェルを摂るのをサボり、
アンパンとクリームパンと水と塩熱サプリだけで回していたのも良くなかったのかもしれない。
集中が切れてしまっているな、という感もあった。
まぁ、ただ、原因が何にせよ、体力・気力・テクニック・管理いろいろひっくるめて、
このへんの弱さが、今の自分の分相応なところなのかな、と思う。
御前山でスタッフの方に「サブ14は全然いけるよ、サブ13は・・・どうかな」と言われ、
え、そんなに遅いのか!と思って時計を見ると、目標58分オーバー。
サブ12ペースに対して58分オーバーなんだから、まだギリギリじゃんよと思ったが、
ここでもスイッチが切り替わらずズルズル後退し、大岳山では1時間20分オーバー・・・
普段のレースであれば、集団で走る・歩くよりは一人旅の方が好きなのだが、
この区間、特に大岳山までの登りは、集団に運んでもらった感じ。
ここでもし一人旅だったらもっと遅くなって、もっと後退していただろう。
ただ・・・下りのガレ場は・・・キツかった。。すべるし。
【長尾平~ゴール】
ちょうど1年くらい前に、日向和田駅と御岳山を往復したことがあって、
ようやく「知っている」区間に入り、ゴールもイメージできるところになり、
少し、力が戻ってきたような気がする。
日の出山の手前では、でかい星たちが見え、
山頂からの夜景は、素晴らしかった
(ゴール後、他のランナーの方が「今までで一番きれいだった」と話していた)。
金毘羅尾根約11キロは、正直「長えな・・・」と腰が引けていたが、
ここも、集団に運んでもらう。常時6~7名くらいで前後しながら走っていた感じ。
やはり、一人だったら歩いてしまっていただろうし、タイムももっと遅くなっていただろう。
快調に走れるところもあれば、ボコボコズルズルのところもあり、
ここでもリズムに乗りきれない感はあったが、まぁ、もう、気力で。
最後は、前後3人くらいで声を掛けあいながら走り、
アスファルトに入ってからは先に行って頂いたが、
歩くことはせず何とかゴールすることができた。
【まとめ】
そんなわけで、こうして書いてみると、西原峠~月夜見第二までを除けば
あまり良くなかったようにも見えてしまうのだが、
前述のように、「悪くはないレースだった」と思っている。
外秩父や飯能越生の時は、
レース中に「あぁ、ほんっっとにもう嫌だ」と思う瞬間があったのだが、
前回の、トレニックワールド彩の国110Kや、今回のハセツネでは、
そういった瞬間が無かった。
特に今回のハセツネはそれに加えて、脚を攣ったり痛めたりということも皆無であった。
自分は、「淡々と」というところに、(大袈裟に言えば)美意識を感じるのだが、
今回はそういう意味では、気持ち・体力・脚、
それぞれにおいて、アップダウンが比較的少なく、
そうしたところにも「悪くは無かった」という感想の理由が存在するのだと思う。
(こんなことを書くと、一部の人・・・特に、本気でタイムや己の限界を追及している人からは
「ヤル気あるのかよ」と、白い眼で見られてしまうかもしれない。
でも、こうした価値観は徹頭徹尾個人的なものであるべきだと思っているし、
それを認められるようになってきたこともまた、気持ちの変化に繋がっているのかも)
あとは、やはり、長時間自然の中に身を置いて身体を動かし続ける、
そのことにのみ集中できる、この贅沢な時空間を満喫できたこと、
これも、自分のパフォーマンスはとにかくとして、
レースそのものに満足感を得られている要因だと思う。
これは、先の トレニック110Kですごく得られた感覚で、
何というか、少し肩の力が抜けたというか、
より自然体でレースに臨めるようになった気がする。
そうは言っても、早く走れることに対する意志や志向を失った訳では全く無い。
この、肩の力が抜けた感じを維持しながらも、走りのレベルを上げていくことに
引き続き向き合っていきたい。
・・・やめられんのう!!