写真も華やかで、試合の記録、経過が載っている「週刊ゴング」「週刊プロレス」とは違い、「週刊ファイト」は、一風変わった紙面つくりをしていました。

「どうしてあういう展開の試合になったのか?」試合前の控室、試合後の選手の表情から、井上氏が独自の開設を繰り広げている、もう一つのプロレスの世界を作り上げていた、そんな紙面に私はいきなりの衝撃を受け、没頭していきました。

 

いわゆる「活字プロレス」という分野を構築したのが井上編集長であり、「週プロ」のターザン山本編集長も、井上氏の初期の弟子でした。

ただ、正直なところ、ファイト誌は、99%猪木信者のための紙面だったことも否めません。

編集長自ら、そう語っていましたし、そういう猪木との出会いもあったことは後年語られています。

 

井上氏の有名なフレーズで、「プロレスは底が丸見えの底なし沼」がありましたが、見えている世界が本当の世界ではない。その裏にどんなドラマがあって、どんな思惑があったのか?しかし実際に起こったことは全く違う展開になっていったのか?

 

週刊ファイト以外でも、著書として「猪木を信じよ」を名著でした。というか若輩者の私にとってはただうなるだけで、編集長の真意は半分も理解できず何度も読み返していましたね。

その前の「猪木は死ぬか! 超過激なプロレスの終焉」 もすごい本でしたが、この本はまさにIWGPに突き進む猪木を現在進行形で描いており、あの衝撃的なベロ出し事件に至る過程のように感じました。

私はあの決勝戦を生で観戦し、その本を持って会場に行き、終わった後友人たち4人でちゃんこ屋にいき、暗い会食をしていましたから。

 

ファイトのハンセン特集号

 

ローラン・ボックも

 

そして著書:猪木は死ぬか

 

猪木を信じよ