さて全日本に復帰したブロディ、鶴田からタイトルを取ったり、ハンセンとの初対決をしたりと、短期間の新日本時代のギクシャク感とは打って変わった水を得た魚のような、光った時代が再びやってきます。
後年、「自分の間違った選択は、新日本に移籍したことだ」と振り返ったブロディでしたから、やはり彼の水は全日本に合うんでしょうね。
しかしそんなブロディが帰らぬ人になります。
1988年7月16日、プエルトリコで彼はブッカーのホセ・ゴンザレスに刺殺され、生涯を終えてしまいます。
ゴンザレスとの間に本当は何があったのか? 現場にいたほかのレスラーたちが証言を拒否したことで知られるこの殺人事件ですが、なんとこの事件は正当防衛が認められ、ゴンザレスは殺人事件の犯人ではなくなっています。
不可解な事件ですが、ただ一連のブロディの行動を見ていくと、日本ならいざ知らず、治安が悪い地ではこういうわがままな行動は命取りになってもおかしくはない、なるべくしてなってしまったかもしれないと思いますね。
”インテリジェント・モンスター”と言われ、非常に頭脳明晰だったと言われる本名:フランク・ドナルド・グーディッシュ、私にとっては風のように現れ去っていった不思議なレスラーでした。
この項は終わります。
全日本で躍動するブロディ
ハンセンと
そして追悼興行
惜しいある意味天才レスラーでした



