1979年からは、いろんな相手と異種格闘技戦を始めましたね。
まずはミスターX、ちょうどこの企画が行われていた時に、少年マガジンでは「四角いジャングル」という梶原一輝原作、中城健作画の連載が行われていました。
この一連の異種格闘技戦と同時進行で、主人公は赤星潮という空手家でしたが、途中からこの新日本プロレスを中心にした、格闘技全般を扱うようになっていきます。まあそのほうが格段に、現実とリンクして面白いんですがね。
そこでこのミスターXという存在がものすごく不気味に取り上げられていたんですね。 ほとんどの試合が反則負けという、いわくつきの選手という事みたいで、何をするかわからない不気味さが伝わってきていました。 もちろん正体不明(^^)

結構ワクワクしていたんですが、実際リングに上がった選手は、なんとなんと…異種格闘技戦ワーストと呼べる試合、対戦相手でしたね。
まあ呆れるとともに、大笑いでしたが。
ただ、漫画で語られている選手とは、違った選手が急遽来たと言うのが真相だと言われていますが、それは怪我をしたとか、ギャラで揉めたとか、その辺はやぶの中です。

さすがにヤバいと思ったのか、次の挑戦者は多少小柄でしたが、レフトフック・デイトンという選手でした。 首が何とも強く、首つりされても生きているというふれこみでしたし、首が強いという事は格闘家として重要な部分でしたね。
実際、Xとは大違いで猪木に善戦したんですね。 そしてこの時は頭突きを猪木が繰り出すという珍しい展開でした。

そして再びカラチに行ったりした後、年末にキム・クロケードというカナダのチャンピオンというふれこみの選手が来ましたが、Xほどではなかったですが、この選手もちょっと役不足でしたね。
ただ、このあたりはなにか助走的な感じで、漫画でも盛り上げていた、極真空手の超大物、熊殺しのウィリー・ウィリアムスをこの後大きな山場として盛り上げる舞台作りに見えました。

まあそれは置いておくとして、実現しなかった挑戦者もいましたね。

まずはイディ・アミン、ウガンダの独裁者、人食い大統領と呼ばれたボクサー上がりの一国の君主でした。 これは実現寸前まで行ったんですよね。 ところがウガンダでクーデターが起こりアミンは亡命、その後消息不明となり頓挫してしまいました。
この試合はいろんな意味で興味がありました。

そして有名なところでは、リチャード・キールの挑戦ですね。 映画ファンならご存知でしょうが、007のジョーズ役と言えば、あの大男かと思いだすでしょう。 さすがにこれは素人相手に猪木は一笑に付しましたが。
彼は格闘歴はなかったと思いますが、ただ気になるのは、悪役としてけっこう売れていたので、単なる売名行為とも思えなかったんですがね。

そして、実はもう一人、日本国内に不気味な存在がいたんですよね。