寄生バエに卵を産み付けられた幼虫
朱色の実が目を引くヒラミカンコノキ。
方言名はヌーヒディヌ、野のヒディヌだ。
対するダマヒディヌ、山のヒディヌはキールンカンコノキ。
こちらは、たびたび本ブログにもその名が登場するヨナグニサンの食樹で、マーヒディヌ、真のヒディヌとも呼ばれる。
ヒラミカンコノキは野のヒディヌと呼ばれるだけあって、明るく開けた放牧場周辺などに多い。
ヨナグニサンの食樹でもあるが、生息環境と自生環境にズレがあるからか、利用されることは極めて稀。
放牧地を囲む有刺鉄線に沿って生えたヒラミカンコノキに幼虫を見つけた。
ヒラミカンコのほかモクタチバナも多く生えていたが、見つかった幼虫は写真の個体のみ。
よく観察してみれば体表に寄生バエの卵が産み付けられていた。
気門の上は狙われやすい。
腹脚の根元。
尾脚の表面。
11月23日撮影。
チリ捨て場とイソマツと空き瓶
2007年4月、与那国島に一般廃棄物最終処分場が稼働した。
それまでは通称「チリ捨て場」と呼ばれる公認の?廃棄物投棄場があった。
生ゴミから家電、家具、自動車、廃材、さらには家畜の死体まで・・・ありとあらゆるものが捨てられていた。
しかし、チリ捨て場は宝の山でもあったよな。
僕はまだ使える家電や家具をずいぶん拾ったし、廃材で家の補修をしたり、バイクなどの必要な部品をとったりした。
・・・チリ捨て場が僕の生活を支えていたのは確かだ!
だからチリ捨て場がなくなった時、内心では、困るんだよなあ、なんて思ったりもした。
チリ捨て場が廃止されて数年、様々な植物によって覆い隠されようとしている。
その植物のひとつに、イソマツ(沖縄県RDB:ⅠB)類がある。
海岸の開発や薬用の採集で減少が叫ばれる絶滅危惧種でありながら、その秘めたる生命力には驚かされる。
現代人が残した貝塚をイソマツは覆い尽くしてゆく。
チリ捨て場は、道路の入り口付近までゴミがたまると、ブルドーザーで海側へ押しのけることを繰り返していた。
だから最深部へいくほど古い「遺物」が多い。
サンコーラの空き瓶。
50年ほど前まで石垣島で作られていたというローカルソーダだ。
ベストソーダ。
沖縄本島浦添市で製造され、70年代までかなりポピュラーな清涼飲料水だったという。
11月23日撮影。


















