与那国フィールドノート -260ページ目

意外!?珍蝶カバマダラ

2頭のスジグロカバマダラが追いかけっこをしていました。

ところが、そのうちの一頭のはばたきが見慣れたものとは違います。

そして少し小さい。
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追飛をやめてセンダングサの花に止まったのを確認すると、違和感を感じた個体はカバマダラでした。


奄美諸島から八重山にかけて広い範囲で見られる普通種ですが、与那国島では土着していません。

よその島では普通種でも、なぜか与那国島では見られない・・・

そんな蝶が意外にいます。

ツマムラサキマダラ、ベニモンアゲハ、オジロシジミ、コウトウシロシタセセリ、オオシロモンセセリなどなど。

これらは土着しているとは言い難い種ですが、オオシロモンセセリなどのように、かつては見られたのに、現在では見られなくなった種もあります。

決して開発より滅んだのではなく、絶えず島の蝶の顔ぶれは流動的で絶えず変化している、そんな印象です。


食草はトウワタやフウセントウワタ。

観賞用に沖縄ではよく植えられていますが、与那国ではほとんど見かけません。

そのことも定着に至らない要因となっているのかもしれません。


同じガガイモ科でスジグロカバマダラが食草にしているのが、リュウキュウガシワ。

カバマダラが食べるとは聞いたことがありませんが、吸蜜を終えた後、付近のリュウキュウガシワにずいぶんと執着していました。
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ガガイモ科植物が含むアルカロイド毒が引きつけるのでしょうか。


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丸々と太ったシシトウのようなリュウキュウガシワの果実。



9月5日撮影。

メスフトエダナナフシ

強風の中、オオイワガネの葉につかまり揺れているメスフトエダナナフシ。
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オオイワガネの葉は食べないはずだし、身を隠す意志も感じられない。

生き残りのメスフトエダナナフシ。


9月4日撮影。


かくれんぼ

どこにいるかわかるなぁ?
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見っけ。
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テングチョウ!


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訪花中は敏感でなかなか近づけないけれど・・・



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こうして枯れ枝なんかに静止していると、揺すっても飛び立たないくらい、枯れ葉になりきっています。


普段はそれほど個体数の多いチョウとは言えませんが、この数日でグッと目にする機会が増えました。

沖縄昆虫野外観察図鑑によると、台風の一か月後に個体数が増える、とあります。


まさにそのとおり!

塩害で落ちたあとに展開した食樹の新芽が、世代交代を促進する刺激になるようです。


9月4日撮影。