与那国フィールドノート -14ページ目

イスカバイ

5月10日は旧暦4月1日。

旧暦1日と15日は十山御嶽に公民館長らが集まり、

島の安泰、繁栄、島人の健康祈願、豊作祈願など、もろもろの事柄を祈願する。
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先日誕生したばかりの東館長もデビュー。



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祈願の後は、各部落の予定を確認しあったり、今後の祭事の段取りを話し合う大切な時間。


旧1日のうち、4月と10月はイスカバイ。

季節の変わり目であり、この日を境に冬衣から夏衣へ、夏衣から冬衣へ衣替えする日とされる。

十山御嶽での祈願を終えると、我那覇家へ招かれる。
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我那覇家に伝わるンナクル(船香炉)に航海安全を祈願する。

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その昔、与那国島にはスタマウリという名の船があった。

島で最初に作られた交易船であり、大切にされていた。

ある時スタマウリは大嵐に遭い、大破してハイヌハマに打ち上げられてしまう。

スタマウリのンナクルは、島の有力者であった東久部良家に預けられたが、後に我那覇家へと移された。

それ以降、海での仕事に関わる者が、海上安全を祈願するようになった。


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スタマウリは人頭税として納める穀物や反物を運ぶための船ではなかったか。

船が座礁して積み荷を失えば、もう一度納め直さねばならず、いっそう苦しめられる。

その記憶があるから、スタマウリのンナクルは大切にされ、島人の篤い信仰を集めてきたのだという。






オオヘツカシダ

森の中。

沢沿いで多く見られるオオヘツカシダ。
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栄養葉の葉身は頂羽片と5対以下の側羽片のある単羽状、

頂羽片の先は長く伸び、無性芽をつける。
・・・なんのこっちゃ。


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つまり、てっぺんの長く伸びた小葉の先に子どもができるってことか。

僕には来ないだろうなあ。

シダ用語を自由に操れるようになる日は。

チョウ 5月6日久部良岳

アサギマダラがとても多い。
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多けりゃこんな場面にも出会う。

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白いセンダングサに隠れていたオキナワアズチグモにやられた!


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タイワンアサギマダラにも出合う。

標本を見ればアサギマダラによく似るが、

飛べば腹部がオレンジ色なのと、全体に黒っぽくワルっぽい。

よって区別は一目瞭然。



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ツマグロヒョウモンの交尾。


しばらく見かけていなかったクロマダラソテツシジミをたくさん見かけた。
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ソテツの新芽はは再び食い荒らされそうだ。