新規開拓は飛び込み営業@髭社長のブログ -488ページ目

【危ない夜 気づき編 その②】

ホテルの部屋でインタビューしている時でした。


お客様との関係についてお話を聞いていると、


「僕は、自分が亡くなった時に、

心から悲しんで葬儀に参列してくれるお客様を作りたい。

そのくらいの関係になりたいんだ。

勿論、逆もだよ。

お客様が亡くなった時は、僕も心から葬儀に参列する関係」と。


ちなみに、とある2歳上のビジネスパートナーの社長には、

「社長は2個上だから、僕は見送る立場ですね(笑)」と言っているそうですよ。


そういえば・・・

私の父には、こういう関係の社長様がいました。


歳も父と1歳しか変わらない、鏡製造の社長さん。

その社長さんが亡くなったと聞いた時は、飛んでいったのを覚えています。

そして、戦友が亡くなったというくらい、すごく悲しんでいました。


すぐに義理の息子さんが社長になったのですが、

父は、先代社長の昔話を交えて、

新社長に先代の社長イズムを伝えていたそうです。


私が大学生の時、事務所の電話番をしたことがありますが、

受注の連絡を父にすると、「コーヒー飲んでくるわ」と言っては、

父は毎日19時くらいまで帰ってきませんでした。


私が継いだ後、私の配達が終わるのは15時とかでしたから、

その時、この差し引き4時間の意味が全く分からなかったのです。


実は、この会社に、商売関係なく行って、

若社長を励ましていたのですね。

こういうところが数件あったそうです。


「先代もホント残念や。けれど、あの子はホントにいい子。

先代も喜んでいるやろな」と言っていた1年後、父も急逝。


おいおい。


今度は私が、鏡屋さんと同じようなことになりました。

でもですね、父が原田さんがおっしゃるような関係を作っていたからでしょう。


その鏡屋の社長は勿論のこと、

多くの社長や担当者の方がお通夜に葬儀に参加してくれました。

泣いてくれました。


そして、もうすぐ9年経ちますが、未だに歳の暮れになると、

父の話をしてくれるお客様も多くいます。


「なんや、身近にエエ見本がおったやん」と気づいた私。


ドンブリ勘定だった父。

今の社会情勢では、経営はどうなっていたかはわかりませんが、

身近に人間関係を築くプロがいたのですね。


父の良かったところを思い出して、パクッてやろうと思いました。


「お客様のために何ができるか?」の前に、

「自分が死んだ時に、心から悲しんでくれるお客様との人間関係を築くために」と

付けてみても面白いかもなと思います。


■「自分が死んだ時に、心から悲しんでくれるお客様との人間関係を築くためには、

  自分はお客様のために何ができるか?」


与えてもらうには、まずはこちらが与えなければなりません。


原田さんのお話から父のことを思い出し、

原田さんや父のように、もっと深い考え、深い答えが出てきた時、

今よりもっといいお付き合いができるのではないかと思いました。


つづく・・・。