人数が大きく変わって、こじんまりとしたクラスを年長さん。
けれども、おさんぽも空間を大きく使い、気持ちの良い声で歌ってくれます。
ところが、この日はちょっと困った事が起こりました。
ピアノにぴったり合ったステップ、綺麗な音程もきちんととれている歌声、大きな円を描きながらのおさんぽ。とっても良いのですが、ただ一つ、ふざけると楽しいと嬉しいときちんとしなければならないが大きくいりまじってしまっていたのです。
「どうしようか?このままにしようか?それとも…」
結局このように声掛けをしました。
「みんな、ピアノにステップも合ってるし、お歌も上手。だけどね、足の上がり方がちょっと変だよ。れい子先生みたいに綺麗に歩いてごらん」と。
すると、皆は「ハッ!」と気付き、それぞれが私の求めている歩き方に
そして、お友だちの目をしっかり見てご挨拶が出来ました💮
この日は、「ドレミファソ」をひとりずつ歌って、手をつないで「ミミミミファファファファ」を歌いながら周り、「ソファミレド」を皆で歌いながら外側にステップする、という活動です。
皆でハンドサインを取りながらドレミファソの練習をしました。
「皆で歌う時は歌えますが、ひとりでも恥ずかしがらずにできるかな?」という目的です。
年長さんになると、「◯◯をひとりでも出来るようにする、や、自分の意見が言えるようにする」などの保育指針でのねらいがあります。この活動は、リトミックを通して、これらのねらいを達成するための活動の一つです。
が、自分でする時に笑う、お友だちが笑うと一緒に笑う、となってしまいました。
もう一度、私も声掛けをします。
「みんな、お話を良く聞いていたので、一度できちんとやり方を覚えたね?だけどね、自分でしながら笑ったりするのは良くありません。それはね、自分の恥ずかしい気持ちを隠すために笑うになるから、恥ずかしがらずにきちんとする力が飛んでいってしまいます。
もう直ぐ一年生になるから、恥ずかしがらずにきちんとする力はとっても大切です。
恥ずかしがらずにきちんと出来る力を出してごらん、きっと出来るはずです。」
本当にきちんと出来ました!
こども達が、持っている力をこのように引き出してあげることは、指導者にとってとても大切なことですね。
指導者のひと言で、特に私の場合は外部講師なので、短い時間の中でリトミックのねらい、つまり人間教育をしなければなりません。
長い時間かけてこども達の中に育てていくのは、クラスの先生が毎日取り組んでいます。もちろん保護者の方も、ですね。
私は、その力を目に見える形でこども達に気付かせてあげること❗️だと思っています。「みんなにはこんな素晴らしい力があるんだ、すごーい!」と引き出してあげる立場ですね。
私のひと言で直ぐに変わるこども達、はとても指導が楽しくなります。また、年長さんなので幼稚園最後の仕上げの年なので、とても大切な時期ですね。
今まで関わって来られた先生方の想いが、「すぐにハッと気付く、や好奇心の強さ、自己表現出来る力になったのだ」とつくづく思いました。
まだまだ続きがありますが、また後ほど書かせていただきますね。
リトミック研究センター 大分第一支局
支局長 熊谷れい子





