Mちゃん、いつものようにご機嫌でしたが、途中でお腹が空いたと言い出しました。
「お稽古が終わるまで、ちょっとガマンね。お稽古が終わってからおやつを食べようね、それが大事なお約束です。Mちゃんはお約束守れる力がおへそにくっ付いているはずだよ、我慢できるかな?」
『うん』
「お利口さんだね~」
こんな会話がありました。
お稽古の時は、お腹が空いてもちょっとガマンさせる。
このほんのちょっとの我慢が積み重なって、社会性へと発展していきます。
ちょっとの我慢が出来たのですが、やはりおやつを食べたい様子。
そこで、レッスンでは折り紙であめを作って色々な形、指先、手首を使う、拍子の経験をしました。
この時、とても微笑ましいことがおきました。
綺麗な折り紙をグチャグチャにするのはもったいないと私は思ったので、
「中に入れる飴はティッシュにしようか?」と聞きました。
ところがMちゃんは、「イヤだ!ピンクの飴がいい!」と言ってピンクの折り紙を惜しげも無くグチャグチャギューッとして、飴を作りました。
「そうか、ごめんごめん、ピンク味の飴が食べたかったんだね。」
私は、外側の色が綺麗なら良いだろうと浅はかな考えでしたが、Mちゃんは本当に飴が食べたかったのです。
リトミック研究センター 大分第一支局
支局長 熊谷れい子



