愛読していた沖釣り専門誌「つり丸」が2022年6月1日号(2022年5月15日発売)をもって休刊する。


僕が船釣りをきちんと始めるずっと前の1999年創刊、僕が船釣りに1人で行き始めた2010年後半から読み始めたのだが、2011年、僕が人生を捧げるつもりで活動してきたバンドが事務所との契約が切れ、そのまま解散に至ってポッカリと心に空いた穴を埋めるべく月に3〜4回、釣り船に乗り始めた頃には毎号楽しみに購入するようになった。


ただ嫁ちゃんはまだバンド活動に忙しく、たまに一緒に手長エビやハゼを釣りに行く程度で船釣りには付き合ってくれずずっと1人で鶴見の富士丸や金沢八景の一之瀬丸に通っていた。


そんなある日の一之瀬丸で予約不要のトロサバ船に乗るつもりで行った所、運悪くその日のトロサバ船は仕立て船のみで乗合は配船の都合で出せないとの事だったが一之瀬船長が仕立て船の幹事さんに掛け合ってくれてなんと仕立て船に混ぜて出船できることになって。


その仕立て船で出会った方が皆さん良い方ばかりで僕も楽しかったが仲間での釣行というのがすごく魅力的に見えて羨ましくなった。


帰宅後、極旨のトロサバを食べながら「つり丸」を読んでいると「SNSで仕立て船」と言うコーナーが連載されていて集合写真や楽しい釣り写真、その日の楽しい状況が用意に感じられ、気付けばどうすれば参加できるのかを調べていた。


そこで登録だけして放置したままだったFacebookにログインして「SNSで仕立船」と検索すると記事に写真が掲載されていたY口さんのアカウントをに出会うことができた。


丁度SNSで仕立て船に参加した時のY口さんの投稿があり、そのコメント欄に記事が面白かった旨をコメントしたところ、友達になって頂いて、SNSで仕立て船を主催されていたM川さんを紹介して頂き、2012年11月23日に金沢八景 蒲利丸で開催されたSNSで仕立船で釣り物はカワハギ&スミイカの回に参加させて頂くことになった。


何とカワハギもスミイカもポイントは同じなのでどの席でもご自由に好きな方を狙って良いと言う仕立て船ならではのゆる〜いルールに少々驚きつつも僕はカワハギタックルのみ持ち込んで何としても肝あえを食べるんだ!と言う気持ちでカワハギオンリー狙い。

思えば今でこそこんなにハマりまくっているカワハギ釣りもこの時が初体験だった。

そしてなんと、カワハギ初体験、取材釣行初体験で釣れたのが未だにサイズ更新が叶わない32cm、660gの立派なカワハギだった。

まだカワハギの持ち方もオレンジの貸しライフジャケットも初々しい。

見事にこの時の記事が掲載されて船釣り専門誌に載ることが出来ると共に今でも仲良くして頂いている釣り仲間ができた。


その後も色々な釣行に誘って頂いてこれまで1人で電車釣行専門だった僕も色々な釣り物に挑戦させてもらうことができた。


SNSで仕立船のコーナーが最終回を迎えた後もヒラメ釣りやメバル釣りの記事を寄稿させて頂いたりしながら数年後、奇跡が起こる。

なんと、沖釣りについて来るようになった嫁ちゃんがいきなり2017年のメバル釣り解禁の記事でつり丸の表紙に!

記事の中でもかなり大きくカラーで掲載さで頂き

これには大層喜んだ嫁ちゃん…

自分が掲載されたつり丸を読む嫁ちゃん…

これで嫁ちゃんの釣り好き度が明らかに加速されたので本当に感謝である。


そしてその2年後…


さらに奇跡が!!

なんと2019年のメバル釣り解禁の記事では僕が表紙に!


こんな思い出と感謝があるつり丸…

当然思い入れもある。



「休刊」とはあるが2022年6月1日には「最終号」と明記があるので事実上はやはり廃刊であると思われる。


寂しいなと思いつつその事実を知ったのは4月中旬。


そして4/28、偶然仲間と行った飯岡 梅花丸にジャッカルのヒデさん事、宮本英彦さん、ダイワのブロガーの大島匠さんがたまたま同船!


梅花丸の亮佑船長から「つり丸の取材入ってるんで大きいの釣れたら協力してもらっていいですか?」と。


それで撮って頂いたのがこちら。


最終号でヒデさんとならんでの笑顔のカラー掲載は本当に嬉しかった。


後から知ったのだがなんと大島匠さんの「つり丸」連載の記念すべき第一回の記事であり、またその連載決定後、つり丸の休刊が決まってしまった為第一回であると同時に最後の記事と言う事で残念ではあるがそんな幻のコーナーに登場することができたのもまた嬉しい。


おまけに


過去の表紙をまとめたメモリアルなページにも

小さいけどいた!!…嫁ちゃんは残念ながら…


僕に沖釣り仲間ができるきっかけとなり、嫁ちゃんの釣り心に火を付けてくれたつり丸。


つり丸がなかったら今の僕ら夫婦のフィッシングライフの姿は間違いなくないだろう。


つり丸、ありがとう!


そしてお疲れ様!