今回は題して
Maroon 5で練習するアドリブの基礎
です!
まずは動画をご覧くださいませ
この曲知っていたでしょうか
最近レッスンで結構いろんな生徒さんにやって貰ったんですけど、知っている方とそうでない方と半々くらいでしたかね。
因みにもとはこれです↓
映像もかっこいいんですけど、再生回数の1億回ってのもすごいですよね
さて、動画内でも言っていますがこの曲のコード進行っていうのは最初から最後まで一貫して
Dm7 G7 Cmaj7
のみです。
これをひたすらに繰り返しているわけですね。
そして単純な繰り返しが続いている方が簡単に踊れる感覚って分かるでしょうか?
とにかく乗りやすいですよね。繰り返しって気持ち良いんです因みにヒップホップはそこを強調した音楽なのかなって思います。
さて、最初はこのコード進行の繰り返しに対して、2拍と4拍に手を叩くところからスタートしました
ここが気持ちよく出来ない時は先に進まずにこれを絶対に最初に出来る様にしましょう。
後で書きますが何の音を弾くかというのはアドリブにおいて物凄く優先順位が低いことだからです。
それでは譜面に移ります。
↑間違いがありました!最後の段の最後の音はBではなくBbです。
ごめんなさい
1番上の段に書いてあるのが今回のコード進行の全てです。
ヘ音記号に書いてあるボイシング(コードの押さえ方のこと)は、そのコードのルート(根音)は抜いてあるので、動画と同じように聞こえさせたい時にはそのルートも弾く必要があります。
Dm7ならDの音、といった具合ですね。
最初に手を叩いていたタイミングを、今度はピアノの実音Cに替えて演奏していくわけですが、この時にいつもピアノ弾いているときの感覚に戻ってはいけません!
勿論、これを読んでくださっている方が普段どのようにピアノを演奏されているのか知らないで書いているわけですが、僕の記事を読んでくれているということはジャズを勉強中で、壁を感じている方が多いものと考えて話を進めて行きます。
さっきまで手を叩いていたときにはリズムを中心に感じていたはずです。
これはジャンル問わず、勿論クラシックであってもそうあるべきだと強く信じています!
でも多くの場合、”ちゃんと弾く”ことに精一杯になって「正しい音」を弾くことに集中力の殆どのを使っているのをよく見かけます。
なのでピアノ勉強中の方などで、よく拍が抜けてしまっているのに気がつかなかったり、メトロノームを使うことがとても難しいことのようになっているのです。
さて、ここからは動画の通りですが、すごく良いタイトなリズムで繰り返し音を弾いていると、それを変化させたくなる衝動に駆られます。
これがアドリブの原動力です。
ジャズの演奏でアドリブが殆どなのになぜ曲のメロディを弾くのかというと、それを元に繰り返しを感じてアドリブを作っていくからですね。
この繰り返しを気持ちの良いリズムで弾いていくと、僕が動画でやっていたようにそこから発展していくことができます。
アドリブの練習をしている人の多くが、「何を弾いて良いのか思いつかない」といった事を話されますが、ジャズミュージシャンはそもそも「何の音を弾くか」という考えはしていません。
そもそもの考えが逆です。
リズムが勝手に音を選びます。
なのでとにかくジャズミュージシャンは「スウィングしたい」と考えています。
気持ちの良いリズムで弾く事こそがアドリブ、もっと言えば音楽を演奏することの最大の秘訣だとここに述べておきます。
とは言え僕がどんな音を弾いていたのか気になる方もおられると思うので、それも上の譜面に書いてあります。
下の2段はそれぞれ別のスケールなのですが、動画内では主に上の「Major Penatatonic」と書かれている方を使っています。
そもそもの「Sunday Morning」自体が殆どそのスケールで出来ているので、そこから拝借しております。
今回はここまでです。
また是非、「ジャズピアノ講座」以外の記事も沢山書いていますので是非チェックしてみてください。
ここまで読んで頂いてありがとうございました
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篠田淳