読者のみなさん、おはようございます。

 

 

 

姿勢の専門家、小林篤史です。

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付いたら猫背に戻ってしまう理由

 

意識をして背筋を伸ばしていても、気がついたら猫背に戻ってしまうという方がほとんどだと思いますが、これって当たり前のことなんです。

患者さんからも「よい姿勢をとろうと努力しているのですが、すぐに猫背に戻ってしまいます。正直、猫背の方が楽なんです。」とこぼされることがありますが、私もこの意見には全面的に賛成します。

しかし「楽な姿勢=体に負担がかからない」という意味ではありません。猫背は体に負担をかけます。

なぜ気を抜くと猫背に戻ってしまうのかというと、身体が長い年月にわたって固定された猫背の状態を形状記憶しているからです。

なので、よい姿勢をとろうと意識をしていても、マッサージやカイロプラクティックの施術を受けたとしても、もとの悪い姿勢に戻ろうとする力が必ず働きます。

 

 

実は間違っている!猫背の治し方

 

世の中には様々な猫背治しの方法が提案されていますが

例えば「肩甲骨を寄せる」「胸を張るエクササイズを繰り返す」「顎を引くよう心掛ける」というような、常時よい姿勢を意識して猫背を治すという「意識する系」の猫背治しの方法は、あまり意味がないと考えています。

姿勢から意識を外した瞬間、楽な猫背に戻ってしまうからです。

 

 

猫背には4つのパターンがある

 

猫背といっても、ただ背中が丸くなっているというパターンだけではありません。

大きく分けて4つのタイプに分けられます。

①「背中全体が丸くなるタイプ」

②「肩が前に出るタイプ」

③「顔が前に出るタイプ」

④「①~③の複合タイプ」

先ほど挙げた「肩甲骨を寄せる」などのエクササイズは、猫背の目立った特徴を手っ取り早く解消しようとするところにあります。丸い背中や突き出た顔に気を取られて、それだけを治そうとしても結局猫背になる根本的な原因が解消されていないため、有効とは言えません。

 

 

 

猫背治しで1番大切なポイントは、まず自分がどのタイプの猫背に当てはまるのかを知り、自分に合ったストレッチを根気強く続けていくことにあります。

 

詳しくは4/11に発売された、13冊目の新著「すぐできる10秒ねこ背ストレッチ」をお手に取っていただけると嬉しいです。全国の書店やAmazonで販売しています。

 

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小林 篤史(こばやしあつし)

プロフィール

高校時代、プロ野球の選手を目指すも、腰痛など度重なるケガにより断念。その後治療家への道へ進む。

2006年川崎市宮前区に「宮前まちの整骨院」を開院。その後「姿勢から体を治す」という考え方のもと、「猫背矯正」プログラムを考案。「持続する姿勢矯正」として好評に。

2012年一般社団法人日本施術マイスター養成協会設立。姿勢の専門家を育成する「猫背矯正マイスター継承講座」を開講。これまで300名以上の治療家が受講する。

2017年より、はくだけ整体®シリーズ「整体ショーツ」を開発。その後このシリーズ累計で38万枚を販売する。2021年特許取得。

※また詳しくはウィキペディアもごらんください。