読者のみなさん、おはようございます。
猫背矯正マイスター®の小林篤史です。
私は姿勢の専門家なので
「姿勢矯正グッズ」にはかなり目を通してきています。
実は姿勢矯正グッズって、日本だけでなく
世界にもたくさん出回っているんですよね。
実際に使ったことがある方もたくさんいらっしゃると思いますが
「これいいんじゃない！？」と思って買ってみたけど
「あれ・・・？
」みたいなものもあると思います。
姿勢の専門家から見て
これは使うとヤバイことになるぞ・・・という商品を
今回は3つご紹介します。
①猫背矯正ベルト
猫背矯正といえば、この「猫背矯正ベルト」ですよね。
猫背矯正ベルトは姿勢矯正グッズの中で
おそらく1番歴史が長く、1番商品数が多いです。
なぜ使ってはいけないのかというと
【力技で矯正しようとしているから】です。
猫背になってしまっている人の背中を力技で持っていこうとすると
反発が起きます。
猫背矯正ベルトを着用している間は
常に筋肉とベルトが喧嘩し合っている状態です。
この状態を続けて猫背が改善されるわけがなく
その代償として、筋肉がガチガチに硬くなったり痛くなったり
皮膚の表面が擦れて痛くなってしまったりします。
しかも苦しくてすぐ外したくなっちゃいますよね…。
姿勢矯正グッズの基本は
毎日使っても苦しくないというところです。
毎日自然と使えるものでないと長続きしません。
「猫背矯正ベルト」はあまり使わないでいただきたいと思います。
②ストレートネック予防枕
真っ直ぐになっている首のところに入れることで
ストレートネックを解消できると思われている方はいませんか？
実はこれ、大きな間違いで
首だけやっても意味がないのです。
ストレートになっているから、首の下に入れて
てこの原理でよくなるのでは？と思われがちですが
ストレートネックの方は、体に首が真っ直ぐにのっているわけではなく
顔がちょっと前に出ているケースが多いです。
その状態で首のところにストレートネック予防枕を入れると
こんな姿勢になるんです。
首にアーチはできるかもしれませんが、猫背は治らないので
実は首以外のところに負担がかかってしまうんですね。
そしてこの姿勢は、後頭部にめちゃめちゃ負担がかかります。
頭と首の境目に負担がかかるとどうなるのかというと
頭痛がヤバくなります。
なので、ストレートネック予防枕は
私は全くおすすめしません。
では、ストレートネックを治すにはどうすればいいのかというと
頸椎ばかりでなく、頸椎の下の胸椎に着目する必要があります。
胸椎の上の方がガチガチに固まっているので
ストレートネックになってしまうのです。
私たちは胸椎を施術してストレートネックを治しています。
なので、ストレートネック予防枕は
極力使うのを辞めていただければと思います。
驚きの3つ目はこちらのYouTubeの後半でご紹介しています！
気になる方はぜひご覧になってみてください
‣ ‣ ‣ ‣ ‣ ‣ ‣ ‣‣ ‣ ‣ ‣ ‣ ‣ ‣ ‣‣ ‣ ‣ ‣ ‣ ‣ ‣ ‣
小林 篤史（こばやしあつし）
プロフィール
高校時代、プロ野球の選手を目指すも、腰痛など度重なるケガにより断念。その後治療家への道へ進む。
2006年川崎市宮前区に「宮前まちの整骨院」を開院。その後「姿勢から体を治す」という考え方のもと、「猫背矯正」プログラムを考案。「持続する姿勢矯正」として好評に。
2012年一般社団法人日本施術マイスター養成協会設立。姿勢の専門家を育成する「猫背矯正マイスター継承講座」を開講。これまで300名以上の治療家が受講する。
2017年より、はくだけ整体®シリーズ「整体ショーツ」を開発。その後このシリーズ累計で30万枚を販売する。2021年特許取得。
※また詳しくはウィキペディアもごらんください。
