座っていると腰が痛くなる原因と対策

読者のみなさん、おはようございます。

猫背矯正マイスター®の小林篤史です。

デスクワークや運転が長時間になると

だんだん腰が痛くなってくることってありませんか？

「ただ座っているだけなのになぜ？」と思われることでしょう。

長時間座り続けると腰に何が起こるのかお話していきます。

イス腰痛の原因

姿勢にもよるのですが、座った状態では

腰椎椎間板に40％～90％以上の圧力がかかるといわれています。

椎間板は人間の背骨にあり、骨と骨の間でクッションの役割をしていて

腰痛の原因となる最も一般的な部位の1つです。

座る姿勢を長時間続けると

最初は姿勢良く座っていても、だんだん疲れてきてしまうので

腰椎のS字カーブが崩れてきます。

すると、椎間板が変形して神経を圧迫し

腰に痛みを生むのです。

イスに座る方が楽だと思われがちですが

「座る姿勢」というのは、腰にとって非常に過酷な環境なのです。

腰痛になりやすい座り方

「座る」ということが腰痛を引き起こす原因になるというお話をしましたが

中でも、長時間この姿勢でいると腰痛を引き起こしやすくなるという座り方があります。

【足を組む】

足を組むこと自体が悪いことではありません。

長時間同じ足を組んで座ると、左右均等に負荷がかからないため

骨盤が歪み、背骨が曲がり、腰痛を引き起こします。

足を組む際は、両足を交互に

短時間で同じ時間組むようにするといいでしょう。

【猫背】

作業に集中していると

自然と顔をパソコンの画面に近付けていることがあると思います。

この姿勢が習慣化してしまうと、腰だけでなく

背中、首などの筋肉にも大きな負担がかかるため

肩こりなども引き起こす可能性があります。

【背もたれによりかかる】

背もたれに寄りかかってだらんとした座り方をしていると

腰椎の湾曲が変形し、腰痛を引き起こしやすくなります。

【イスに浅く腰掛ける】

浅く腰かけて座ると、背筋が伸びて良いように感じますよね。

しかし、はこの座り方は反り腰になってしまう可能性があります。

猫背にならないよう気をつけている人ほど要注意。

この座り方は、腰部を反らす筋肉が過剰に働いてしまい

硬くなってしまいます。

腰痛を防ぐ座り方

姿勢の悪さは、腰痛を引き起こしやすくします。

良い姿勢を維持するための正しい座り方とはどのようなものだと思いますか？

正しい座り方のポイントは

「骨盤を立てて座る」ことです。

骨盤を立てるとは、骨盤を左右水平にし

イスに対し垂直に座ることができている状態です。

お尻の穴を真下に向けるイメージで座ってみましょう。

この座り方ができていれば、わざわざ背筋をピンと伸ばそうとしなくても

ちゃんと伸びているはずです。

あまりイメージがつかない方は

こちらの動画で骨盤を立たせて座る方法を紹介しています。

腰が痛くて運転がツライ

仕事に集中できないという方は

ぜひこの座り方を身に着けてください！

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小林篤史（こばやしあつし）

プロフィール

高校時代、プロ野球の選手を目指すも、腰痛など度重なるケガにより断念。その後治療家への道へ進む。

2006年川崎市宮前区に「宮前まちの整骨院」を開院。その後「姿勢から体を治す」という考え方のもと、「猫背矯正」プログラムを考案。「持続する姿勢矯正」として好評に。

2012年一般社団法人日本施術マイスター養成協会設立。姿勢の専門家を育成する「猫背矯正マイスター継承講座」を開講。これまで300名以上の治療家が受講する。

2017年より、はくだけ整体®シリーズ「整体ショーツ」を開発。その後このシリーズ累計で14万枚を販売する。2021年特許取得。

※また詳しくはウィキペディアもごらんください。