現代人に多い「低体温」の原因

読者のみなさん、おはようございます。

猫背矯正マイスター®の小林篤史です。

あなたの平熱は何度ですか？

ちなみに、健康的な人の平熱は36.5～37.1度。

実は今、36度以下という「低体温」の人が増えているんです。

「冷えは万病の元」といわれていますが

本当に様々な病気を引き起こす要因となっています。

低体温とは

深部体温（脳や内臓など身体内部の温度）が下がってしまうことです。

ちなみに「冷え症」は、人が寒さを感じない程度の温度環境で

手足や下半身などが冷えて、つらいと感じる自覚症状のこと。

低体温とはちがいます。

指先などが冷たくなっていても、身体の中心部の温度は正常なことが多いです。

人間は、体の中心部の温度が35.0℃以下になると

意識や判断力の低下、循環機能の低下をきたします。

山岳事故や水難事故などで耳にする「低体温症」は

命にかかわる症状です。

低体温が体に与える影響

血液には、体の全ての細胞に酸素と栄養素を届け

不要になった老廃物を回収する働きがあります。

体温が下がりこの巡りが悪くなると、体内の細胞は栄養不足になったり

老廃物が回収されず体内に溜まってしまいます。

さらに、血液の中には免疫機能を持った白血球が存在し

その白血球が体の中を巡ることで、体の中の異物をパトロールしているのですが

血流が悪いと免疫力が低下し、体内に異物を発見しても白血球を集めにくくなり

ウイルスや細菌に負けて発病しやすくなってしまいます。

肩や腰のコリ・痛み、便秘や下痢、眼精疲労、薄毛や白髪

肌のシミ、しわ、たるみ、疲労感、肥満のような生活習慣病

月経痛、PMS、月経不順、不妊、子宮筋腫、子宮内膜症、更年期障害　

これらは全て冷えによる影響があるものです。

低体温の原因

低体温の原因の9割は筋肉量の低下と考えられています。

50年前の日本人の平均は36.89度。

現在の平均は36.20度です。

50年前と今では平均が0.7度近く下がっています。

その理由の1つに、現代人のライフスタイルとして運動不足があげられます。

運動量の低下とともに筋肉量も減少してしまうのです。

筋肉は人体最大の熱産生器官ですから

筋肉が少なくなると体温も下がり、基礎代謝も下がります。

基礎代謝が落ちれば、エネルギーが消費されにくくなって

内臓脂肪が増加してしまうのです。

この内臓脂肪組織からは、20種類以上の悪玉ホルモンが分泌されています。

これらは血栓を作りやすくしたり、インスリンの働きを弱めてしまうので

ガンや高血圧、糖尿病の元凶となるのです。

加齢とともに基礎代謝は落ちていきますから

筋肉量を増やすことはあらゆる病気対策に必要となります。

体温を上げるためには？

おすすめは１日30分歩くことです。

人間の筋肉の７割は下半身にありますので

「歩く」ということで効率よく筋肉を鍛えることができます。

30分続けて歩くことが大変だという方は

15分ずつに分けたり、10分のお散歩を3回に分けるなどでも大丈夫。

大事なのは無理なく毎日続けることです。

歩くことに慣れてきたらぜひ取り入れていただきたいのが

「おさんぽ整体」です。

おさんぽ整体は、猫背の大元の原因となっている

骨盤の傾きを真っ直ぐに戻すためのメソッドで

30分のうち、たった3分組み込んでいただくだけで

効率よく正しく筋肉が使えて代謝も上がり、猫背改善にも繋がるのです。

基礎代謝を上げて、痩せやすく太りにくい体をつくりたい方

ストレスに強く、病気になりにくい健康な体を手に入れたい方は

毎日30分歩きながらおさんぽ整体をしてみてください！

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小林篤史（こばやしあつし）

プロフィール

高校時代、プロ野球の選手を目指すも、腰痛など度重なるケガにより断念。その後治療家への道へ進む。

2006年川崎市宮前区に「宮前まちの整骨院」を開院。その後「姿勢から体を治す」という考え方のもと、「猫背矯正」プログラムを考案。「持続する姿勢矯正」として好評に。

2012年一般社団法人日本施術マイスター養成協会設立。姿勢の専門家を育成する「猫背矯正マイスター継承講座」を開講。これまで300名以上の治療家が受講する。

2017年より、はくだけ整体®シリーズ「整体ショーツ」を開発。その後このシリーズ累計で14万枚を販売する。2021年特許取得。

※また詳しくはウィキペディアもごらんください。