読者のみなさん、おはようございます。
猫背矯正マイスター®の小林篤史です。
ぐっすり寝たはずなのに朝起きたら肩こりが酷い…
肩が痛くてスッキリしない…
なんてことはありませんか?
1日の疲れが取れていないだけ、と思われている方もいるかもしれませんが
実はそうとは限らないのです。
寝起きに肩こりを感じる原因
日常生活で肩こりの原因として考えられるものに
長時間のデスクワークやスマホ、パソコンの見すぎが多いというのは
ご存知かと思います。
スマホやパソコンを使うと「ねこ背」になりやすいですよね。
もともと人間は、頭の重みのせいで首や肩の筋肉に負担がかかりやすいのですが
背中を丸め、顔を前に突き出した姿勢が続くと
さらに負担が増します。
その結果、筋肉がこわばって血流が悪くなり、肩こりが起きるのです。
実は、寝ているときに起こる肩こりの原因もこれらと本質的には同じで
こわばった筋肉が血流を悪くしている可能性があります。
寝起きの肩こりの原因
①枕が自分の体に合っていない
枕の高さや硬さを自分の好みで選んでいませんか?
実は自分の体に合う高さや硬さが存在するのです。
【適切な枕の高さ】
人の体は首から骨盤にかけて緩やかなS字カーブを描いています。
仰向けで寝る場合、このS字カーブを寝ている間もキープすることで肩こりが起きにくくなります。
枕を使わず仰向けに寝ていただくと
首と寝具の間にスキマが生まれると思います。
そのスキマを埋めるような高さの枕を選びましょう。
横向きで寝る場合は、首と背骨が床と並行になる高さが理想です。
【枕が高すぎると…】
枕が高すぎると首の位置も高くなります。
実はこの姿勢、スマホを見ているときの姿勢と同じなんです。
この状態では寝ていても首に負担がかかってしまい
肩こりが起きやすくなってしまいます。
【枕が低すぎると…】
枕が極端に低すぎる場合
頭の位置が下がり、首が後ろに反った状態になってしまいます。
この姿勢も首には大きな負担なので
寝起きの肩こりに繋がります。
【適切な枕の硬さ】
枕が硬すぎると、頭が沈み込まず不安定になります。
首の筋肉だけで頭を支えることになるので
首に過度な負担がかってしまうのです。
反対に柔らかすぎる枕は
頭が固定されて寝返りが打ちづらい状態になります。
寝返りが打てないとずっと同じ姿勢が続くので
筋肉がこわばり、朝起きたときに肩こりを感じてしまうのです。
硬すぎず柔らかすぎない、適度な硬さの枕を選ぶことが大切。
②冷え
首や肩まで布団をかけずに寝ていると、体が冷えてしまいます。
体が冷えると筋肉が硬くなり、血流が悪くなってしまうため
肩こりを引き起こすのです。
③ストレス
ストレスは自律神経に影響を及ぼします。
活動しているときに活発になる交感神経と
夜やリラックスしているときに優位になる副交感神経のうち
本来睡眠中は副交感神経が優勢になるべきものです。
しかし、ストレスを抱えている方は
寝ている間も交感神経が優位になってしまいます。
交感神経が強く働くと、休んでいるはずの筋肉が緊張してしまい
起床時に肩がこわばってしまっているのです。
就寝前にストレッチをすることで、首や肩の筋肉をほぐし
自律神経を副交感神経優位な状態(=リラックスした状態)にするといいでしょう。
④普段の姿勢
ねこ背などの悪い姿勢が習慣化していて定着していると
寝ているときの姿勢まで悪くなってしまいます。
日中は正しい姿勢を心がけていただきたいのですが
背筋を良くしようと心がけていても
気を抜くとすぐ元通りになってしまう現象起きませんか?
実は、ねこ背になってしまう大元の原因は
「背骨」ではなく「骨盤」なんです。
骨盤が前後に傾くことで姿勢が悪くなってしまいます。
意識せずとも背筋をピン!とした状態で保つためには
骨盤を真っ直ぐに立てることがポイント。
でも骨盤を立てろと言われても…
どうすれば…??
というあなたにオススメしたいのがこちらの
「おさんぽ整体」です。
たった3分工夫して歩くだけで
骨盤を立たせることができ
意識せずとも背筋がピン!とできるようになります。
ですが、1番重要なのは
「継続すること」です。
何をやっても三日坊主でなかなか続かない…
という人でも続けられるように
「たった3分」しかも「歩くだけ」でできる方法です。
会社の行き帰りやお買い物に歩いていくついで
ちょっと家の周りをおさんぽするときなど
「ついで」にできちゃうのでラクに続けやすいと好評です。
寝起きの肩こりに悩んでいる方は
ぜひやってみてください
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小林 篤史(こばやしあつし)
プロフィール
高校時代、プロ野球の選手を目指すも、腰痛など度重なるケガにより断念。その後治療家への道へ進む。
2006年川崎市宮前区に「宮前まちの整骨院」を開院。その後「姿勢から体を治す」という考え方のもと、「猫背矯正」プログラムを考案。「持続する姿勢矯正」として好評に。
2012年一般社団法人日本施術マイスター養成協会設立。姿勢の専門家を育成する「猫背矯正マイスター継承講座」を開講。これまで300名以上の治療家が受講する。
2017年より、はくだけ整体®シリーズ「整体ショーツ」を開発。その後このシリーズ累計で14万枚を販売する。2021年特許取得。
※また詳しくはウィキペディアもごらんください。
小林篤史の著書
最新刊)
10秒で治る!子どものねこ背のばし(かんき出版)
歩くだけで効く!おさんぽ整体(三笠書房)
ビジュアル版 ねこ背は10秒で治せる!(マキノ出版)
ねこ背は10秒で治せる!(マキノ出版)
※50,000部突破!
ねこ背が治る!寝たまま『耳ピタ』ポーズ(KADOKAWA)
一生曲がらない背骨をつくる 姿勢の教科書(マキノ出版)
腰痛はショーツで解消できる!(みらいパブリッシング)
寝たまま10秒一生持続するねこ背矯正ストレッチ(PHP出版)
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