「自己実現に夢中になる人で満ち溢れた世界をつくる」

そして、

「自分らしく生きる人で満ち溢れた社会をつくる」

その結果、

「自己実現した人にしか見られない風景を誰でも見られる世界をつくる」

そんなビジョンを掲げる

「未来価値創造パートナー」の渡邉敦です

 

 

 

こんにちは。

 

今日は効率的な生き方を実現するための秘訣といった話を書いてみます。

 

みなさんは、夏物への衣替えは終わりましたか?梅雨に入る前にこれだけ暑くなると、早く夏物に替えなければ・・・と思っていても、まとまった時間がとれないとなかなか億劫ですよね。もちろん、衣類や寝具を総入れ替えした方もいれば、僕のように「面倒だから」と先延ばしにしている人もいると思います。

 

 

この記事によると、クローゼットから取り出す際の注意点は以下の感じです。

 

・秋まで着る予定のない服をクローゼットの外に出す

・クリーニングに出してから保管するもの、保管するもの、手放すもの、の3つのグループに分ける

・クリーニングに出すものは保管サービスも考える(ウンジャケットや羽毛布団など)

・クローゼットに保管する服は、畳んで防虫剤と一緒に衣類収納ケースにしまう

・旅行用のスーツケースの空きスペースを有効活用する

・今シーズン一度も着用しなかった服は手放す

・手放すか残しておくか、迷った衣類はクローゼットに戻さず、紙袋に入れて玄関に置いておく

 

と、以降の注意点に関心のある方は上の記事をご覧ください。

 

僕の家内は、クローゼットの収納スペース確保のため、普通に着ている服も「デザインが飽きた」とか「体形に合っていない」と感じるものは手放す対象にしているようで、紙袋に詰めて近所のBOOKOFFに持ち込んでいます。

 

しかし、帰宅時には、代わりに気に入ったものを購入してくるので、結局、収納スペースが大きく増えるという感じにはならないんですね。スペースの確保よりも、気に入った服があれば、そちらを優先してしまうようです・・・。

 

これには、ある法則が働いているからなんです。

 

ちょっと視点を変えてみてみます。みなさんの会社には、仕事が速い人と遅い人がいるんじゃないかと思います。で、二人いれば、上司の立場からすると「仕事は忙しい人に頼め」というのが鉄則だったりします。

 

なぜなら、忙しい人は仕事のスピードが速い上に、アウトプットの質が高く、信頼がおけるからです。では、仕事が速い人と遅い人とでは、一体何がどう違うのでしょうか。少し解像度あげてみてみます。

 

たしかに、仕事が遅い人の中には、思考や行動そのものがスローな方がいます。ところが、そうでもないのに遅い人がいます。

 

仕事が遅い人の特徴の一つに、「まだ時間があるから」と思って、先送りをしたり、なかなか取りかからなかったりすることがあります。

 

取りかかっても、「余裕がある」と思ってスピードダウンしたり、ダラダラと進めたりするケースが多いと感じます。さらに妙なこだわりがあったりして、細部に凝りすぎたり、頼んでいない余計なことまでやろうとしたりします。

 

つまり、仕事が遅い人は、さっさと片づければよい仕事を、引きのばしている、といえそうです。そんなことをしていたら、遅くなるのは当然ですよね。

 

なぜそうなるかと言えば、「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」という法則が働くからです。

 

これを「パーキンソンの法則」と呼んでいます。仕事が遅い人は、このワナにはまってしまっているわけです。

 

●仕事の量と関係なく人が増え続ける

歴史・政治学者C.パーキンソンは、イギリスの軍隊や官僚機構を幅広く観察して、興味深い事実を発見しました。大英帝国が縮小しているのに、植民地の職員数が増加する。海軍の船舶数や水兵の数が減っているのに、将官の数が増えている。そんなことが起こっていたのです。

 

普通は、「仕事が増えれば、官僚や管理職の数が増える」と考えるものです。ところが、実際には、「仕事の量とは関係なく官僚の数は増え続けていた」というから驚きです。ひょっとして、皆さんの職場でも、似たようなことが起こっていないでしょうか。

 

上司にとって部下の数が増えることは、あらゆる面で望ましいことです。より大きな仕事にも挑戦できますし、何より、自分の仕事の重要度が評価された証しになります。そのため、いろんな理由を挙げて、優秀な部下の獲得に奔走するようになります。

 

「むやみに人手を増やすと、やる仕事がなくて困るのでは?」と思うかもしれません。だとしたら、暇な人同士で、仕事をつくり合えばよいだけの話です。そうやって、人や時間がある限り仕事は増え続け、仕事にあぶれるどころか、さらに忙しく働くことになるわけです。

 

ここから言えることが、先ほど紹介した「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」という法則です(パーキンソンの第一法則)。時間や人が余っておれば、それを満たすまで仕事は増え続けることになる。それが組織の宿命だというわけです。

 

●中身の量は器の大きさで決まる

パーキンソンの法則は、「資源を使いきるまで需要は膨れ上がってしまう」と一般化することができます。たとえば、お金に当てはめると、「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」となります(パーキンソンの第2法則)。

 

たとえば、今年度の予算が余っているからといって、あわてて備品を購入した経験はないでしょうか。その癖、来年度はさらなる予算の増額を申請するのが組織の常です。

 

家計も同じです。生活が苦しくて、「あと5万円あれば……」と副業を始めたところ、気が緩んで出費も増えてしまい、生活は少しも楽にならなかった。そんな笑えない話もあります。よほど気を引き締めないと、あればあるだけ使ってしまいます。年収が増えても手元に残るお金は変わらない、という現象もよく取り上げられたりしますが、これも同じです。

 

本棚や食器棚を購入してもすぐにいっぱいになり、買い足してしまった、というのも同じです。また、冒頭とりあげた衣替えで家内のクローゼットのスペースが大きく増えないのも同じです。

 

こうやって、パーキンソンの法則は、日常のあちこちで見られます。つまり、「中身の量は器の大きさで決まる」わけです。さて、このワナから抜け出すにはどうしたらよいのでしょうか。

 

●器を大きくする誘惑に打ち勝とう

策としては、単純で「中身の量が器の大きさで決まる」なら、「安易に器を大きくしない」ことが一番の解決策になります。

 

例を挙げると、僕は、指定された締切日の半分の時間で仕事を片づけるのを、自分に課しています。実際、2週間後に必要な資料は、一旦、1週間後までに仕上げ、残りの1週間は内容の肉付けにあてています。そのためには、内容の骨格は隙間時間を利用して考え、気づいた点などは都度都度メモとして残すように心がけています。

 

予算であれば厳しめの上限値を決める、時間であれば余裕を持った締切を決めるなどすることが、パーキンソンの法則から抜け出すための一つの方策だと言えます。

 

もちろん、現場の実情を無視した一律的な取り組みだとしたら、少し乱暴です。しかしながら、そうしないと無限に仕事を膨らませてしまう、僕たちの働き方にも問題があると言えます。「器を決めてからそれにあった中身を考える」という考え方もありだと思います。

 

意味のない組織の膨張に関しても同じです。たとえば、人員に関して業績が回復するまで採用しないとか、一定の比率だけ毎年減らたりしていくことを決めているところがあります。これも、効率アップの取り組みとセットでないといけませんが、そこは忘れられていたります。

 

パーキンソンの法則は、厄介なことに、僕たちの心の深い部分が生み出したものであり、抜け出すのはなかなか容易ではありません。自分で気づくことが難しいので第三者の意見を聞いたり、自分をメタ認知で俯瞰的に冷静な目で見る、という感じで、客観視する習慣を持つことが解決策の一案ではないかと思います。

 

 

それでは、今日も笑顔あふれる素敵な一日をお過ごしください!

 

頑張り屋のみなさんを応援しています!

 

「A&W コンサルティング」
 代表・中小企業診断士 
    渡邉 敦 (Atsushi WATANABE)

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