「会社と人をキラリと光る存在に変える」

未来価値創造パートナー 渡邉敦です

 

「“まだ見ぬ未来に向けた価値創造” が
普遍に変わる喜びを50万人に伝える」

ミッションを掲げ

「自己実現した人にしか見えない風景の

創出に関わる」 

ビジョンを実現します

 

 

こんにちは。

 

今日は自己成長したければ、メンタルを整える術は持っておくといいといった話を書いてみます。

 

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」と語ったのはプロ野球の故・野村克也監督です。勝とうが負けようが変わらぬルーティンを持っている人が強くて、決まり決まったように努力をし続けられる人たちが、運も乗り越えていきます。

 

みなさんからみて、メンタルの強いアスリートは誰でしょうか?なぜ、この質問をするかというと、ご存知の方が多いかもしれませんが、アスリートは常にメンタルと背中合わせだからです。

 

メンタルは強弱で表されることが多いので、「メンタルは強いほうがいい」とか「自分は落ち込みやすいからメンタルが弱い」とか考えてしまいがちです。

 

サッカー選手・長友佑都さんは、自称「メンタルモンスター」と語っています。

 

試合では強気に見えますが、「本当はいろいろと気に掛ける方のようです。表面は明るく見せてもナーバスにもネガティブにもなりやすい」という性格は子供の頃から本質的に変わりません。

 

それでも、変わったのは「見方によってはネガティブに捉えがちなことをポジティブに変換する技術について、経験を積みながら習得したこと」だそうです。

 

日経記事に掲載されていた彼についての記事から抜粋すると、「選手を取り巻く環境で今と昔で大きな違いにSNS(交流サイト)の存在がある。重要な試合で負けると批判や罵詈(ばり)雑言が大量投下されることも。が、ネガをポジに変換できる自称「メンタルモンスター」はそれすらも糧とする。

 

「ロシア大会の前から代表におっさんが多いと言われ始めて。カタール大会の前は『36歳でW杯? ふざけるな』とたたかれた。またW杯を目指すとなると、より厳しい声が来るのは分かっているけれど、風当たりが強いほど自分は強くなれると思っている」

 

ニュースサイトのコメント欄も平気で見にいく。「奮い立たせてくれるという意味では称賛も批判も同じ。特に批判には"なにくそ"じゃないけど、見返してやるという気持ちがふつふつと湧いてくる。このエネルギーは本当に強くて、自分でもびっくりするような動きが試合でできたりする」

 

「何も分かってないなという見方も多いけれど、いろんな人がいろんな角度から僕を見て、自分には見えていなかった課題が指摘されていることも中にはある。自分を成長、向上させる宝がそこに眠っていると思える」

 

そんな彼(長友さん)がWhyからHowへ思考を転換したといいます。つまり、「Why」から「How」に思考を切り替えたんだと。

 

「失敗の後に『なぜ』と疑問を持つことは大事。でも、大きな挫折を味わった分だけ原因を問う期間が長引いて切り替えができなくなってしまった。いくら考えても道はつながらないのに。それで『なぜ』ではなく、次のロシア大会に今の自分を『どうやって』つなげていくかを考えるようになった。努力を継続して、もがく中で答えを見つけていくしかないと」

 

これは正しくない気がするんですね。多少、同じ出来事があって、落ち込みやすい人と、そうでない人がいるのは事実だと思いますが、強い・弱いで考えるといろいろ問題がありそうな気がするんです。

 

長友選手の話はここまでにしますが、では、どう考えるのがよいのでしょうか。

 

まず、メンタルを強くしよう、と考えるのではなくて、刺激をどう扱うかが重要だと思っています。たとえば、上司に「バカだな」と言われたときにどう考えるのか。ここで、「上司は自分のことを低く評価している」「上司に嫌われてしまった」「上司に呆れられてしまった」などと考えると、メンタルにダメージがいきやすいです。しかし、よく考えると、言われたのは「バカだな」だけですよね。

 

バカだな、といわれたのに、自分の中で、その"解釈"で増幅してしまい、自分で自分を攻撃しているわけです。バカだな・・・の真意などは、わからないわけにもかかわらずです

 

軽い調子で言っただけかもしれないですし、むしろ、褒め言葉だったかもしれません。しかし、それで勝手に自分の解釈をいれ、その結果、自分のメンタルに来るようなことを考えてしまう、それでは、何を言われようが、ネガティブにとらえ、ダメージを受けたりします。

 

人間は勝手な解釈とともに、自爆するので、このパターンをやめるだけでもダメージ量はずいぶんと減ります。

 

「反脆弱性」(Antifragile)という言葉(造語)を聞いたことはありますか?

 

何かメンタルにダメージを受けたときの考えとして、何もしていなかったら快適だけど、数年後に成長できていなくて結構きつい状態になる。逆に、つらいことがあると、そのあとに成長しているので、あとあと+になる という考え方です。

 

つまり、「しんどいなぁ」というときのほうが成長できていたりしますが、それは、のちのち分かったりします。つらいことが先にあるとあとでいいことがある、という経験ですが、これってみなさんもありませんか。

 

みなさんもメンタルが、ダメージを受けることへの対処法は持っておいた方が、自己成長をうながす機会を失わずに済みますから、一度、考えてみるといいかもしれません。

 

それでは、今日も笑顔あふれる素敵な一日をお過ごしください!

 

頑張り屋のみなさんを応援しています!

 

「A&W コンサルティング」
 代表・中小企業診断士 
    渡邉 敦 (Atsushi WATANABE)

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