「会社と人をキラリと光る存在に変える」

未来価値創造パートナー 渡邉敦です

 

「“まだ見ぬ未来に向けた価値創造” が
普遍に変わる喜びを50万人に伝える」

ミッションを掲げ

「自己実現した人にしか見えない風景の

創出に関わる」 

ビジョンを実現します

 

 

こんにちは。

 

今日は実践的なスキルの磨き方といった話を書いてみます。

 

 

先日、昨年亡くなられた坂本龍一さんの1周忌でした。がんを患っていらっていらっしゃいましたが、71歳という早い人生の幕引きでした。今でも、もっといろんな音楽や刺激を届けて欲しかったなぁ、と残念でなりません。

 

僕が大学生の頃、坂本さんが読書家であることを知りました。彼は、哲学書から民俗学まで、幅広い分野の本を読み、吉本隆明さんなどとも対談できるほどのインプットとアウトプットをしていました。

 

僕は読書家ではありませんし、速読タイプでもありません。しかし、本は好きです。気になる書籍があれば、迷わず購入します。しかし、手元にある本は、すべて完読しているかと言えば、そんなことはありません。

 

ちなみに、吉本隆明さんとは、「共同幻想論」「言語にとって美とはなにか」などの理論的著作や、文学、政治、経済、若者文化まで多ジャンルにわたる批評活動で「戦後最大の思想家」と評される詩人・評論家です。作家のよしもとばななさんは、次女となります。

 

坂本さんに話を戻すと、彼のお父さんである坂本一亀さんは、実は、「文藝」の編集長を務め、三島由紀夫や高橋和巳を世に送り出した伝説の編集者でした。野間宏『真空地帯』、椎名麟三『赤い孤独者』、三島由紀夫『仮面の告白』、島尾敏雄『贋学生』、高橋和巳『悲の器』など戦後文学の名作を次々と手がけ、純文学編集者として名を馳せた方だとWikipediaでは紹介されています。

 

しかし、坂本さんは、お父さんの一亀さんとは、面と向かって話をしたことのないほどの強面だったようですが、評論家の様相は、どこか父譲りの面があるのでは?と以下のNHKの「ファミリーヒストリー坂本龍一まとめ」からも見てとれます(話し方や表情などを見ると親子だなぁと感じます)。

 

 

前置きが、長くなりましたが、坂本龍一さんの読書方法について、彼はこんなことを言っていました。「一冊の本は、丁寧に目次を読んで理解して終わるものもあれば、関心のある章だけ読むこともある。つまり乱読なんですよ、僕は」と。

 

そこで僕も真似していて、全ての本を完読するのではなく、必要だと思われるところだけをつまみ食いする読み方になっています。

 

昔、「頭の悪い人向けのビジネス書の読み方」といった記事を読んだことがあります。この記事を書かれた方は、頭が良いわけでもなく、冷静に客観的に能力を判断しても、頭はよくないと言っていました。ただ、「自分は頭がよくないな」ということを早いうちから自覚できたため、いろいろなビジネスの本を読んだということでした。

 

確かに、ビジネスの本を一ヶ月に10冊くらい読んでおくと結構いろいろなことがわかります。仕事のこなしかたや時間の使い方、文章の書き方や資料の図の書き方、Googleカレンダーなどアプリの上手な使い方までいろいろなツールを知ることができます。

 

世の中には、きちんと仕事のうまいやり方を教えてくれる親切な人たちがいるわけで、しかも1000円~2000円程度払えばいいわけです。

 

特に、ビジネスをはじめたばかりの20代の仕事はだいたいがビジネス書から得た知識でも、なんとかなります。成果があげやすいのもあります。なぜならプレイヤーレベルで成果をあげれば評価されるので。仕事ができない僕でもギリギリ会社で落ちこぼれなかったのがビジネス書を読んだからかなぁと思っています。

 

仕事のパフォーマンスが高くない人の特徴?とは

仕事のパフォーマンスが高くない人の特徴を見ていると、多くの人がビジネス書を読んでいないんですよね。むしろ「こんな本を読んでもしょうがない」みたいにバカにする傾向すらあるときがあります。

 

頭のいいと言われている方ならそれで問題ありません。普通に「これが常識でしょ」という仕事の仕方をしていればそれなりにできるので。でも、問題は頭が良くない方で、僕みたいな頭が悪い人間が何もしていなければ、そりゃ仕事ができるわけもないわけです。

 

頭がよくない方には、頭がよくない人なりの戦略ってものがあります。馬鹿が頭いい人と一緒のことをやっていても負けてしまいます。

 

ですので、頭があまりよくない人はビジネス書を読んで、差をうめたほうが得なわけです。しょせん、努力でカバーできる程度の差なので、頑張ったほうが幸せに生きられると思うんですよね。

 

読書の習慣がない方の特徴

といいつつ、多くの人は読書が苦手です。僕も苦手派です。小さいころに、あまりに本を読まな過ぎたので、せめて本に馴染んで欲しいと、親からは少年ジャンプを購読?させられていました(今思うと、本当は、父親が読みたかったのかもしれませんが・・・)。そんな記憶しか残っていません。

 

だから、坂本龍一さんの読書法を聞いてからは、本の読み方を変えました。僕からのアドバイスは、「読書だと思わないようにする」がポイントです。

 

いろんな人を見ていて感じるのは、頭がよくない人の読み方って結構同じで、文章を最初から「読もう」とします。字を追うというか、一文一文読んでいるイメージです。

 

これでつらくなってやめる。面倒になる。最後まで読めない。また、読んだとしてもよく覚えていない。何を得たのか聞かれてもなかなか答えられない。となるわけです。

 

これは小説とかにはいいかもしれません。ですが、僕らは「たくさんのビジネス書を早く読んで、自分の仕事に活かす」が目的なので、「はじめに」とか「謝辞」とかを真面目に読む必要はありません。

 

心構えとして、ビジネス本は読むのではなく、「調べるもの」、という感覚でとらえたらいいのでは、と思います。調べて、必要な情報をとるだけのツールです。ですので、全部読む必要は一切ありません。もはや、辞書をひいているような感じで読むのがおススメです。

 

僕の経験から、「だいたいこんな感じで読めばつらくなくなる」、というのが分かってきましたので、読み方をお伝えします。やり方は以下のとおりです。

 

・もくじを熟読(坂本龍一さんの教え)

・ネットやYouTubeでその本の評価やコメントを調べる

・動画を観たり、レビューを読む

・どんな役に立つことが書かれているか仮説を立てて書いておく

・1時間で読み切るぞと時間を計って読む(電車を降りるまで、とか決めてもOK)

・仮説で立てた個所がないか探しながらざっと全体を「眺める」

・関係ありそうなところがあればチェックしておく(本なら端を折っておく、電子ならブックマークしておくなど)

・関係ありそうなところだけを熟読する

・その本から何を得たかどこかにメモしておく(書かなくても頭の中で考えておく)。

 

こんな感じでやります。最近だと、電子版(Kindleなど)で読むと、検索できたりするので「役に立ちそうな単語や知りたいところだけを検索して読む」みたいなのをやると効率的で、とてもいいです。これだとすぐ終わるうえに、エッセンスだけとれるのでお得です。

 

だいたい上にあげた方法これだけで本の8割のエッセンスはとれます。ですので2割は捨てて構いません。1冊から2〜3個の何かを得られたらラッキーくらいの感じでいるのが、ちょうどいいです。

 

ついつい、もったいない気がしちゃいますが、ビジネス書の場合、必要なところが人によって違うので、優先順位の高い順に読む、という気持ちのほうがうまくいくと思います。

 

というわけで、ビジネス書のおススメ読書法をお伝えしました。

 

 

それでは、今日も笑顔あふれる素敵な一日をお過ごしください!

 

頑張り屋のみなさんを応援しています!

 

「A&W コンサルティング」
 代表・中小企業診断士 
    渡邉 敦 (Atsushi WATANABE)

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