「会社と人をキラリと光る存在に変える」

未来価値創造パートナー 渡邉敦です

 

「“まだ見ぬ未来に向けた価値創造” が
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ミッションを掲げ

「自己実現した人にしか見えない風景の

創出に関わる」 

ビジョンを実現します

 

 

こんにちは。

 

今日は「暗示にかけてプロセスを見直しながら自分を作り上げる」といった話をしてみます。

 

「ドラゴンボール」「Dr.スランプ」などの作品で知られる漫画家の鳥山明(とりやま・あきら)さんが3月1日、死去されました。

 

中国では「Dr.スランプ」や「DRAGONBALL」のアニメがテレビ放送され、人気を集めています。

 

鳥山さんの訃報は速報で伝えられました。

 

中国外務省の報道官は8日の会見で、「心からお悔やみ申し上げます」と哀悼の意を示したうえで、鳥山さんの漫画は中国でも人気が高いとして「私たちは、日中文化交流と日中友好のために積極的に参加するより多くの日本の有識者が現れることを期待し、信じています」とコメントしました。

 

訃報は中国のSNSの検索ランキングでもトップになり、「私にとって最も偉大な漫画家です」「世界にDRAGONBALLとアラレちゃんを連れてきてくれてありがとうございます」などの書き込みがありました。

 

中には、「仙豆を食べて!」「ドラゴンボールを7つ集めて神龍を呼んで、また会おう」など、「DRAGONBALL」に出てくるキャラクターやアイテムにちなんだコメントもありました。

 

韓国でも日本の報道を引用する形で速報されました。

 

韓国のファンは「子供の頃にいっぱい読んだ。懐かしいです」「残念です。私の少年時代を共にした漫画の作者だった」などと悲しみの声が聞かれました。

 

タイでドラゴンボールの翻訳をするピーポーさんは、鳥山作品がきっかけで日本語を勉強し、翻訳家を目指したと振り返り、「先生のストーリーは説明が丁寧で、読者にも分かりやすい」「作品は傑作で、永遠に残ってほしい」と取材に答えていました。

 

中東メディアの「アルアラビーヤ」も訃報を伝え、イラクやサウジアラビア、エジプトでもファンが次々とSNSに追悼コメントを寄せています。

 

アメリカのニューヨーク・タイムズは、鳥山さんの作品がテレビ、映画、ゲーム界にも影響を与えたと論評し、「『Dr.スランプ』や『SANDLAND』は、海外でもよく知られ、何世代にもわたって漫画家に影響を与えている」と称えました。

 

イギリスのBBC放送も「史上最も影響力があり、最も売れた日本の漫画の一つである『DRAGONBALL』の作者が死去した」と伝えています。

 

マンガファンが多いフランスでも、「DRAGONBALL』はフランスにおける漫画界の成功の原点」だと高く評価しています。

 

鳥山さんは、2019年にフランス政府から芸術文化勲章を授与されていました。

 

以上、テレ朝ニュースの記事から抜粋しました。

 

いや、本当、これからっという時の訃報でびっくりしました。と同時に正解からの追悼コメントが寄せられていることにも大変びっくりしました。アニメは世界で共感を生む、日本発の文化・芸術だとあらためて感じました。

 

その一方で、在り方みたいなものを個人的には学びました。

 

たとえば、ドラゴンボールでいうと、主人公の悟空は「戦うのがワクワクする」というキャラクターです。となると、強い敵が出てきたらどうなるかというと、ワクワクして修行とかをして強くなって、戦うわけですね。

 

苦戦することもありますし、負けることもあります。しかし、キャラ的に、戦うのが好きでワクワクする、という性質を持っているからこそ、何度も挑戦しますし、どんなに強い敵が出てきても頑張れるわけです。

 

これが、悟空の強固なアイデンティティがなかったとしたらどうでしょうか。さらに、結果からプロセスを決めていたらどうでしょうか。

 

「ピッコロ大魔王を倒す」というのが目的で「そのために修行する」というのだったとしたら倒せなかったらいやになったりすると思うんです。

 

つまり「結果(ゴール)を決めてからプロセスを変えようとすると、結果がでないときに、プロセス自体も捨ててしまう」ということが起こるわけです。

 

そして結果なんてあまりでないですから、みんなすぐに諦めてしまったり、行動をやめてしまったり、習慣をやらなくなったりするわけです。

 

というわけで、漫画も人間もキャラクターっていう自分の在り方(役割)を決めることが大事な要素なんだと思うんです。自分というキャラクターがあって、その上でプロセスが決まっていれば、結果がでなくても、プロセスが止まることがないんです。

 

つまり、人間って大事なのって「良いプロセスを維持し続けること」だと思うからなんですね。

 

想像してみると簡単です。「毎日適度な運動をして、健康的な食事をし続けている人」とそうでない人、どっちが健康になれるのかというと確実に前者です。

 

しかし、1ヶ月後とかだけを切り取った時には、その2人の健康に大した差がなかったりするんです。ここだけを見て「プロセスをやっていても結果がでていないと意味がない」と思ってしまったらもったいないですよね。

 

ちなみに僕は、若いころや学生時代からコンサルタントに向いていたかというとそんなことはまったくありません。口下手ですし、人を惹きつける魅力もありません。しかし、今はみんなの前ではセミナーもしています。リスクをとって挑戦もし続けています。

 

どう若い時代を振り返ってもこういうふうになるとは思えないんですね。将来の夢に「考古学者になる」くらいのことを書いていたくらいの人間なので、人前に立つとか、リーダーになりたいという欲望はゼロでした。

 

じゃあ、なんで今のような人間になったかというと、自分はそういう役割を担った「キャラ」なんだと思い込んだことが一番大きいと思います。

 

いろんな方の本を読んだり、出会いがあったりして、「あ、こういうふうに好きなことをして暮らすのはありなんだ」と思いましたし、会社に入って「社会の意見とかを無視して、世界一を目指してもいいんだ」と思いましたし、「与えられた仕事をするのではなく、自分のしたいことをして、社会を変えるとかを考えるのを良しとする」みたいな思想を学びました。

 

なので、ゴールからではなく、これまでの生きざまの延長に、起業家を支援したりしているわけです。そしたら、どんどん自分のアイデンティティが起業家支援になっていきました。

 

僕のまわりには、「挑戦をし続ける」という観点を持った人たちが多いので、僕も「挑戦し続けたほうがいいんだ、挑戦しないで何をするんだ」と思うで、こういうキャラになっています。

 

もともとの昔の自分のキャラクターからは、あきらかにかけ離れているんですが、「失敗を恐れずに挑戦し続けて、社会を変えるようなサービスを作ろうとしている人を応援する」という人間となってしまっています。で、そういう人が取りそうな行動を毎日している、というわけですね。

 

恐らく、みなさんも「本当の自分というものが根っこにあるんだ、その上で(その延長で)結果を出すために行動をしないといけないんだ」と思いこんでいますが、自分のキャラクターを変えるのは意外となんとかなるもので、キャラをかえて、その上でプロセス(行動)をかえたほうがうまくいくと思っています。

 

まとめると、多くの人は習慣など、行動をはじめるときには「まず結果を求める。そして結果を出すためにプロセスを変えていく。そして、それを通じてアイデンティティを変えていく」という順番を取ります。

 

理想的な結果を決める

そのためにプロセスを考えて実行する

うまくいったら「自分はこういう人間だ」と認識する

 

でも、これだと、いつまで経っても自分という人間の在り方(キャラ)が決まらないで一生を終えてしまうので、

 

自分はまず、こういう人間(キャラクター)だと決める

そのキャラがやりそうなプロセスを実行する

結果がでる

 

という順番の方が、うまくいきますよ。乱暴な言い方をすれば、暗示にかける、といった方がわかりやすいかもしれませんね。

 

ということでいろいろと教えていただいた鳥山先生のご冥福をお祈りいたします。

 

 

それでは、今日も笑顔あふれる素敵な一日をお過ごしください!

 

頑張り屋のみなさんを応援しています!

 

「A&W コンサルティング」
 代表・中小企業診断士 
    渡邉 敦 (Atsushi WATANABE)

Mail: info@aw-consulting-office.com