「会社と人をキラリと光る存在に変える」

未来価値創造パートナー 渡邉敦です

 

「“まだ見ぬ未来に向けた価値創造” が
普遍に変わる喜びを50万人に伝える」

ミッションを掲げ

「自己実現した人にしか見えない風景の

創出に関わる」 

ビジョンを実現します

 

 

こんにちは。

 

今日は深い学びと独自のアクションで、新たな成功を目指すといった話をしてみます。

 

みなさんは、お酒好きですか?

 

飲ん兵の常套句に「酒は百薬の長」という立派な言葉があります。で、この百薬の長、どこで生まれた言葉なのか調べてみました。Wikipediaによると、

 

前漢を倒して新という王朝を建てた王莽は、五均、六管という政策を行う。そこで王莽が発した詔の中に「酒は百薬の長」という言葉がある。酒は最も良い薬で、祝いの席では欠かすことはできないとする。同じ漢書の中に「酒は天の美禄」という言葉もあり、人民を養い、宗教行事も、衰え病んだ体を養うのも酒であるとしている。

 

とあります。つまり、中国で生まれた言葉で、人民を活気づけるものとして使われていた、ということになります。しかし、続きの説明にはこうあります。

 

この言葉が出てくる漢書は紀元80年ごろに書かれた『食貨志下』で、これに王莽の言葉が書かれている。塩と酒と鉄を税収の源とするために専売制にするときに述べられた。「酒は百薬の長」のほかに、「塩は食肴の将」で「鉄は田農の本」とも書かれている。

 

どうもお酒と塩と鉄は税収の柱となっていたため、購買を促していたことが伺えます。しかも専売制で国の財源になっていたわけです。ということから推察するに、人民にお酒を積極的に購入してもらうために「広告・宣伝効果」を狙った言葉が、「酒は百薬の長」だったのではないかと(あくまでも個人的な意見です)。

 

現実には、「百薬の長とはいへど万の病は酒よりこそ起れ」と吉田兼好は徒然草に記しています。兼好は、気持ちを解放したり、食欲の増進といった酒の効用をいわないで、飲みすぎによる弊害を喚起していました。つまり、鎌倉時代からすでに、酒はほどほどに、と言われ続けていたわけですね。

 

そして、1000年近く経った今、たばこ、塩に続いて、健康を害するお酒の飲みすぎの指針を国が示しました。

 

これが個人レベルでの自粛を促すにとどまらず、居酒屋にも衝撃が走っています。なぜなら、「飲み放題なくなるかも」とうわさされているからです。

 

 

この記事の後半では、キリンビールは、「ストロング系」とも呼ばれるアルコール度数8%以上の缶チューハイについて販売の是非を検討する考えを示した。大手4社のうち、アサヒビールとサッポロビールはすでに新商品を発売しない方針を決めている。

 

とあり、酒類を扱う企業も政府の指針を後押しするような動きが出てきています。さて、飲ん兵の僕は飲酒の習慣を改めるべきなのか、ちょっと考える機会になりそうです。

 

お酒の話はともかく、みなさんはどんなことを「習慣」にしていますか。

 

Amazonの創始者であるジェフ・ベゾスですが、彼が実践しているとされる毎日の習慣は、いたってシンプルなものばかりです。

 

彼の代表的な習慣が、毎朝、目覚まし時計のアラームに頼らず起きるというもの。ジェフは睡眠時間を自身にとって重要な行為であると捉え、目覚まし時計の力を借りずに自然の力で起きるようにしているといいます。平均的な睡眠時間は8時間だそうです。

 

ではなぜ、ジェフ・ベゾスは世界最先端の企業を率いる存在でありながら、こんなにも長い時間眠ることにこだわっているのでしょうか?それは、「長時間働くため」なのです。

 

彼は自分のことを「賢明かつ猛烈に長時間働く人」であると認識している一方で、「人間には8時間の睡眠が必要であり、自分も毎晩その時間をとっている」とも語っています。たとえ、思い悩むことが寝る直前まで残っていたとしても、彼はいったんベッドに入ればすぐに眠りにつくことができるそうです。(『ジェフ・ベゾス アマゾンをつくった仕事術』(桑原晃弥/講談社))

 

ハードワークを続けるためには毎日8時間の睡眠が欠かせないということです。働くために、眠る、というのが彼の習慣であり、ルーティンなのかもしれません。ジェフ・ベゾスのように、十分な睡眠をとり、脳を働きやすくさせておくことが必要なのかもしれません。

 

そんな彼が睡眠をしっかりととり、どんな考えを持って仕事に取り組んでいるのか。その代表的な思考術の1つに、「他社の真似をすることを厭(いと)わない」というものがあります。「中途半端に真似をするから失敗する、真似るなら堂々とやればいい」といっているようなものです。

 

しかし、ジェフ・ベゾスの表面だけを真似る経営者がいます。つまり、他社で成功している商品やマーケティングをパクッてばかりの方です。ヒット商品が出ると似たような商品を目にすることはよくあります。

 

見聞した話をそっくりそのまま持ち帰る失敗が後を断ちません。「○○でやっている△△をぜひウチでもやろう」というパターンです。

 

なぜ、これがいけないかと言えば、商品やサービスを考え、提供する事情がまったく違うからです。そのまま猿まねをしても、うまくいくわけがありません。

 

それに、華々しい成功の陰には、たくさんの人々の創意工夫や血のにじむような努力があります。残念ながら、それらは通り一遍には見えてきません。

 

つまり、真似るべきは、見聞した事実ではなく、成功の本質的な要因を探し当てることです。

 

徹底的に情報を集め、一般化できる成功要因を分析し、自分たちなりの新たな応用を考える。それが、他者の経験から学ぶときの正しいやり方だと思います。

 

■ベストプラクティスを探し出す

最も優れたやり方をしている人や組織を見つけ出し、自分たちのやり方と比較や分析を加え、それをヒントに問題解決を図っていく。これを「ベンチマーキング」と呼んでいます。

 

横並び意識の強い日本社会の特徴として、「ヨソは何をしているんだ?」「世間ではどうなんだ?」という声が必ず上がります。しかしながら、事例を集めただけではベンチマーキングなりません。正しいやり方でやらないと、期待する成果が得られません。

 

まずは、どんな問題を解決するために、何をベンチマーキングするのかを考え、先進的な事例との比較項目を設定します。

 

次に、ベンチマークする相手(ベストプラクティス)を組織の内外から探し出します。競合でも他の業界でも企業以外でも構いません。できるだけ幅広く事例を集め、最も高いパフォーマンスを見せているものを見つけ出します。

 

さらに、ベストプラクティスに関する情報を集め、自分たちに比べてどこがどう優れているのか、ギャップの大きさを分析していきます。さらに、なぜ相手は優れているのか、なぜ自分達とギャップがあるのか、ベストプラクティスの成功要因を見つけ出します。

 

そして、最後は応用です。いつ、どれくらいのレベルまで相手を上回るのか、改革の目標を設定します。それに向けて何ができるか、具体的なアイデアや行動計画に落とし込んでいきます。着実に実施し、結果を評価してまた改善を加えていきます。

 

■ギブできない人はテイクできない

もう一つポイントとなるのが「どうやって成功の秘訣を見つけ出すか?」です。

 

「へえ、凄い!」と感心して終わったり、「あんな真似はできないよ」と諦めたりしていては、やる意味がありません。ベストプラクティスの取り組みの中に、普遍的なものや一般化できるものはないか。鋭く見抜く感受性と洞察力が求められます。

 

そのためには、オープンにされている情報を集めて分析するだけでは不十分です。

 

やはり、実際に「現場」に足を運び、「現物」を自分の目で見て、直接話を聞かないと「現実」は分かりません。オフレコで裏話を語り合う時間も重要です。しかし、そこで大事なのは、相手に与えるメリットがないと、用意されたおなじみのネタ話でお茶を濁されてしまうということです。何かテイクできるものがないかを合わせて考える、ここまでやらないといけないと思うのは僕だけでしょうか・・。

 

 

それでは、今日も笑顔あふれる素敵な一日をお過ごしください!

 

頑張り屋のみなさんを応援しています!

 

「A&W コンサルティング」
 代表・中小企業診断士 
    渡邉 敦 (Atsushi WATANABE)

Mail: info@aw-consulting-office.com