「会社と人をキラリと光る存在に変える」

未来価値創造パートナー 渡邉敦です

 

「“まだ見ぬ未来に向けた価値創造” が
普遍に変わる喜びを50万人に伝える」

ミッションを掲げ

「自己実現した人にしか見えない風景の

創出に関わる」 

ビジョンを実現します

 

 

こんにちは。

 

今日は人間関係の構築と自己成長の秘訣といった話をしてみます。

 

いつも日本酒を買いに行く厚木の望月酒店さんの帰り道に、今日は、映画を見に行きました。コロナが明けて、行こうと思えば、行けたのに久しぶりに映画を観ました。

 

で、観たのは「ビヨンド・ユートピア 脱北」です。友人から、面白いし、そろそろ上映期間も終わるんで行けるなら行っといたら、とすすめられ、足を運んでみました。

 

これ、「脱北」とタイトルにあるとおり、北朝鮮の方が、亡命する話です。といってもリアル感の高い作り話ではなく、ブローカーという脱北支援者のカメラ(スマホ)の映像がガチのリアル映像です。ですので、ここまで命がけで亡命するんだ、というのが本当によくわかる映像でした。ブローカーの組織も闇に包まれており、映画でも素性を明かさないようにしてはいましたが、かなりリスク覚悟での撮影だったと思います。

 

脱北する家族を追いかけているんですが、2つの家族をカメラは追いかけているんですな。

 

ひとつは、おじいさん、おばあさん、奥さん、二人の子供(5・6歳の女子)の5人が、北朝鮮→中国→ベトナム→ラオス→タイのルートを、夜中に山の中を何時間も歩いて、逃亡するケース。

 

もうひとつは、お母さんはすでに脱北して韓国で生活しており、息子をブローカーに頼んで亡命するケース、この2つを追いかけていました。

 

で、前者は脱北に成功し、後者は失敗するという対比の構図で現実を訴える内容となっています。

 

このドキュメンタリー映画は、祖国愛、家族愛、偏った洗脳教育による金正恩への忠誠心みたいなものが、テーマになっています。もし、ご覧になられていない方は、行かれるとよいと思います。北朝鮮の人たちはどんな生活をしているのかが、よく理解できますから。

 

され、今日はそんな家族に代表される「つながり」について考えてみたいと思います。

 

ジブラルタ生命は、昨年末「家族愛に関する調査2023」の結果を発表しました。調査は10月、20歳~69歳の既婚(事実婚含む)男女4,700名(男性2,350名 女性2,350名)を対象にインターネットで行われました。以下、その結果から抜粋します。

 

 

◆家族観について

自分にとって“家族”とはどのような存在? 1位「心の支えになる存在」2位「助け合える存在」3位「安心できる存在」

 

◆家族関係について

・「家族のグループLINEがある」 全体の58%、都道府県別の1位は鹿児島県

 ・「配偶者・パートナーとSNSでつながっている」 全体の72%、都道府県別の1位は長崎県

・「子どもとSNSでつながっている」 子どもがいる人の51%、都道府県別の1位は山形県

・「定期的に家族会議を行っている」 全体の22%、都道府県別の1位は埼玉県

・「定期的に家族へ手紙を書いている」 全体の8%、都道府県別の1位は東京都

 

みなさんは、家族とどんなつながり方をしていますか? SNSで世の中の様々な人とつながれるよつに、時間があれば、お互いの関心事に意見を交わしたり、共感したりと、家族以上に他人とのつながりが多くなったと感じるのではないでしょうか。

 

さて、ここからが今日の本題です。

 

インターネットによって、世界中の天才や才能がある人達と直接対決をできるようになりました。たとえば、モノづくりの世界でも、同じ部品をつくるがネットで広がることでオープンになり、むしろお互いの技術を公開することで、切磋琢磨することができるようになりました。

 

それまでは、日本を相手に、あるいは特定の地域で頑張れば、認められる存在になれたわけですが、ネット社会では、ライバルは何千人何万人もいるわけで、そういう人たちと競わないといけなかったりします。

 

昔であれば、「その町や村で一番、計算が早い」とかであれば、それはそれで活躍できたりしました。その地域の「神童」的な人として扱われました。しかし、インターネットの時代はそうはいかなかったりします。いきなりグローバルでの戦いになってしまうというか。

 

というわけで、そういう時代には自信が持ちづらいんじゃないかなぁ、とちょっと心配になっています。たとえば、村から町、町から県、県から全国、みたいな感じで勝ち抜いて段々と全国大会になっていくイメージだと、だんだんと成長できるし、だんだんと自信をつけていくわけです。

 

しかし、たとえばスポーツをはじめて、初日に全国大会にいれられて、あなたは1602587位です、といわれたらやる気を失ってしまいますよね。

 

これはもうインターネットの仕組み的に、つながってしまう時代になったので仕方がないのですが、そんな時代だからこそ、自分に自信を持てるようにする、というのは大事なんじゃないかと思います。いきなり海じゃなくて、まずは井の中の蛙になるといい、というイメージです。

 

「夢を叶えるゾウ」などのベストセラーで有名な水野敬也さんという人がいます。その水野さんは、周りをイエスマンで固めているらしいです。なぜかというと、否定されたり、もっといい意見を出されるとやる気をなくすかららしいです。

 

普通、優秀な人はなんとなく、イエスマンではなくて、自分に意見をいってくれる人を集めそうなものですが、逆なのは少しおもしろいですよね。

 

でもこれは結構大事なんじゃないかとも思いました。インターネットの時代、何かを書いて、批判をしてくれる人たちはたくさんいるわけです。

 

だとしたら、わざわざ仲間もそういう人たちを集めなくてもよくて、むしろ自信を持ったり、自分を調子つかせてくれるような仲間を集めていく、というのは一つの手法だと思います。

 

日本人は真面目なので、ネガティブなことを言われることに耐えないといけない、みたいに押し付けられることがあるのですが、うまくいくのだったら、調子づかせる太鼓持ちばかりを周りに集めても別にいいわけです。

 

逆の立場でいうと、インターネットでつながりすぎた今、「いきなり世界戦になって自信を持ちづらい」「ネガティブな意見を投げかけられやすい」ともいえるわけで、相手を徹底的に褒める側に回り、世界を見せない、という立場の人も求められていると考えました。

 

いきなり、現実を突きつけて「あなたは世界でみると全然ダメだ」といったところで、「そうか!じゃあもっとがんばらないと・・・」となるわけでもありません。自信をなくしてやる気をなくさせてしまうこともあります。

 

だとしたらむしろ、「あなたはここがすごい」と褒めて、かつ世界の状況などを知らせずに「この10人の中で、あなたはトップじゃないか?すごいよ!」という感じで褒めていくほうが良くありませんか?

 

そして、徐々に「この100人の中でも上位だぞ!」とか「この1000人の中でもかなりやれている!」みたいな感じで盛り上げていくほうがいいかもしれません。

 

というわけで、3月に入り、4月からは新しい環境に身を置く方もいることでしょう。その前に、よければこの一週間を「なるべく相手を褒めまくろう」みたいな週にしてみてはいかがでしょうか。

 

相手を調子づかせる人になる、というのは今後、結構ニーズが高い気がします。そして、何より、人と人がつながる、あるいは、人と人をつなげる、キーパーソンになるような気がします。ですので、今からそうなっておくといいかもしれませんよ。

 

それでは、今日も笑顔あふれる素敵な一日をお過ごしください!

 

頑張り屋のみなさんを応援しています!

 

「A&W コンサルティング」
 代表・中小企業診断士 
    渡邉 敦 (Atsushi WATANABE)

Mail: info@aw-consulting-office.com