「会社と人をキラリと光る存在に変える」

未来価値創造パートナー 渡邉敦です

 

「“まだ見ぬ未来に向けた価値創造” が
普遍に変わる喜びを50万人に伝える」

ミッションを掲げ

「自己実現した人にしか見えない風景の

創出に関わる」 

ビジョンを実現します

 

こんにちは。

 

能登半島地震で過酷な生活を強いられているみなさん、どうか生きたいと思う気持ちを強く持ってくださいね。まだまだ、成し遂げられていない夢や希望がたくさんあるはずです。そんな思いを大切にしてください。

 

さて、僕は今回、痛風になって、毎日投稿していたブログも日をずらして投稿しています。1300日コツコツと続けてきましたが、過去は変えることはできませんが、未来は変えることができます。これからも、あせらず、続けていこうかと思います。

 

NHKにブラタモリが終わってしまうそうです。残念ですね。みなさんの中には、ブラタモリを見て実際に現地行って地形や歴史を楽しむ方もいらしたのではないでしょうか。

 

皆さんも感じているように、この番組の売りは「徹底的な調査」なんです。その証拠に「多くの人が地図や地理に興味を持つきっかけとなった」との理由で、国土地理院から感謝状も授与されるほどです。

 

 

以下、番組のディレクターへのインタビュー記事から抜粋します。

 

・ブラタモリが他番組と一線を画しているのは、ひとつに徹底したリサーチと、その土地の魅力を引き出す演出力

 

・リサーチにかける時間は、平均すると2か月。まず、その土地に関する本を読みあさり、基礎知識を頭に入れたところで、次に現地へ向かう。観光名所も回るが、地元の図書館に行き、そこにしかない書物や地図を見て新たな情報を入れたり、現地の学芸員の方や大学教授を紹介してもらって一緒に街を歩いたりする。

 

・ここで大事なのが、できるだけ公共交通機関は使わないこと。“この曲がった道は何か意味があるのか、と想像しながら歩くことで、いろんな点に気付くことがある。そうやってネタになりそうなものを細かく探していくわけだが、ここまでの作業に大体1か月ほどかける。

 

・情報収集のために、1か月の間に何十人もの方とお会いする。その出会いも数珠つなぎで紹介をしていただくパターンが多い。案内人選びは、タモリさんにもわかりやすく説明できるかどうかもとても重要な要素にしている。

 

・仮にこの進行役がタモリさんではなく、別のタレントさんや案内人だけが登場する番組だったら、きっとここまで面白くないんだろうなって思いる。“タモリさん”という人間を介するから、何気ない街でもいろんな発見が生まれ、魅力的に見える。これは本当にすごいこと。

 

・地形や地質にやけに詳しくなるほど、人を惹きつけ、長く歴史を刻むものの裏には、必ずその理由があるんだということがわかってきた。

 

・視聴者に「なるほど、それは気付かなかった!」と思ってもらえたら勝ちだと思っている。。全国の多くの人に、「日本にはこんなすごいところがあるんだ」と知っていただき、逆に地元の人たちにも新たな発見でたくさん驚いてもらえる。

 

~ここまで~

 

番組では、一見やらせにも見られかねないタモリさんの正解率ですが、このディレクターによると、タモリさんの知識量は相当なものだそうです。ただ、彼のコメントにもあるとおり、タモリさんとコミュニケーションをうまく取れる会話力、とりわけ「質問する力」、「引き出す力」、「まとめる力」、そして最後はわかりやすく「説明する力」。この4つの力が案内人に備わっているからこそ、番組が成り立っているといえそうです。

 

さて、今日は研究や探求=定量分析×定性分析」といった話をしてみたいと思います。

 

うちの社員で勉強熱心な若手の社員がいました。「今のうちにビジネスパーソンとしての思考力を身につけたい」というので、社外のセミナーに行かせました。

 

その若手社員が、研修が終え、意気揚々と職場に戻ってきました。忙しい中、丸一日仕事を抜けて研修に送り出したのですから、上司としても彼の様子が気になります。多分、みなさんも上司だったら、彼に声掛けをすると思いますが、何と言って声掛けされますか。おそらく、

 

「研修 どうだった?」ではないでしょうか。

 

若手は多分、「すごくよかったです」と答えるくらいで、それに対し上司は、「そうか、それはよかったな」といい、彼も「ありがとうございます」といった感じで、どうでもよい会話が二人の間で交わされるのではないでしょうか。

 

では、このようなさらっと流される会話の「質問する力」、「引き出す力」を高めるためには、どういったやりとりが良いのか考えてみます。

 

たとえば、セミナーは、カリキュラム(内容)と講師で成り立っています 「カリキュラムはどうだった?」と質問すれば、「期待した通りでした」といった答えを引き出せます。

 

あるいは、カリキュラムは題材(テーマ)とプロセス(進め方)に分解できます。「セミナーの進め方はどうだった?」と質問すれば、「とてもスムーズでした」とさらに異なった答えを引き出せます。

 

つまり、物事は小分けにしたほうが考えやすくなるんです。

 

分析とは「物事を分解して要素を明らかにする」ことです。分という字は刀で二つに、析という字は木をおので割くさまを表しているそうです。「分ける」と「分かる」ようなる、だから「分ける」と「分かる」は同じ漢字を使います。

 

たとえば、売り上げが落ち込んでいるレストランがあったとします。一番にやらなくてはいけないのは売り上げが低下する原因を分析することです。

 

売り上げは、客数×客単価に分解できます。お客さんの数が減っているのか、お客さんの財布のひもが堅いのか、このどれに主な原因があるかをつきとめないといけません。

 

仮に、客数に問題があるとします。さらに分解して、「新しいお客さん増えていないのか」「既存の顧客(リピーター)が来なくなったのか」、原因となる客層をつきとめる必要があります。

 

こうやって、売り上げをどんどん分解していくと、一番悪さをしている真因が見つかりやすくなります。そこに手を打てば、根本的な解決ができるわけです。

 

しかも「売り上げを増やすには?」より、「新しい顧客を増やすには?」と問われるほうが、アイデアが出しやすくなりますよね。漠然とした抽象的なテーマよりも 焦点を絞って具体化にしたほうが考えやすいからです。分析思考で考えることで、効率的に問題解決ができるわけです。

 

こんな風に、物事を構成要素に分解していくのを「定性分析」と呼んでいます。その際に気をつけてほしいのが、モレやダブリなく分けることです。そうしないと足し合わせても元に戻らなくなります。

 

先ほどの例で言えば 客数を若い女性と中年サラリーマンに分けるとモレが出てしまいます。新規顧客と女性に分けたのではダブリがあります。モレやダブリないことを「ミッシー(MECE:Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)」と呼び、定性分析で守るべき重要なルールとされています。

 

一方、データを使って量的な分析を行うのが「定量分析」です。

 

たとえば「新規顧客が減っている」と思ったとしても、直観でそう判断するのは危険です。思い込みや見立て違いということもあります。客数のデータを分析して検証しないと、確信を得ることができません。エビデンスがないと説得力も高まりません。

 

減っていると思ったら、「どれくらい減っているのか?」「いつから減ってきたのか?」「どんなペースで減ってきたのか?」「どんな客層で落ち込みが大きいのか?」「何とリンクして減ってきたのか?」など詳しく分析しないと本当の原因がつかめません。

 

定量分析では、量・変化・割合など、さまざまな統計量を調べて因果関係を解き明かしていきます。そのためには数学(統計学)の基本的な知識が求められ、ビジネスパーソンとしては最低限のものは身につけておきたいところだと思います。

 

ブラタモリが扱う地質学では、定性分析に定量分析を加えることで、起こっていることが正確につかめるようになっているので、このふたつの分析はとても大事で、互いに補完関係にあります。

 

地質学の分析において、定量分析と定性分析は互いに補完し合うことで、定量分析は精密さと客観性を提供し、定性分析は物質の特性や地質学的プロセスの歴史的な背景にある理由の理解を提供してくれます。地質学研究の正確性と深さを高めるために使用されている基本的な考え方だと言えるでしょう。

 

 

それでは、今日も笑顔あふれる素敵な一日をお過ごしください!

 

頑張り屋のみなさんを応援しています!

 

「A&W コンサルティング」
 代表・中小企業診断士 
    渡邉 敦 (Atsushi WATANABE)

Mail: info@aw-consulting-office.com