「会社と人をキラリと光る存在に変える」

未来価値創造パートナー 渡邉敦です

 

「“まだ見ぬ未来に向けた価値創造” が
普遍に変わる喜びを50万人に伝える」

ミッションを掲げ

「自己実現した人にしか見えない風景の

創出に関わる」 

ビジョンを実現します

 

 

こんにちは。

 

能登半島地震で過酷な生活を強いられているみなさん、どうか生きたいと思う気持ちを強く持ってくださいね。まだまだ、成し遂げられていない夢や希望がたくさんあるはずです。そんな思いを大切にしてください。

 

さて、今日は、「信頼と成長を築くコミュニケーション術」といった話をしてみます。

 

日経の30日付の記事によると、豊田自動織機で発覚した品質不正問題を調査していた特別調査委員会は29日、原因などについての報告書を発表した。開発遅れの懸念を上司に相談しても「『何とかしろ』と言われる雰囲気があった」との声が記載され、不正の根本原因として、自ら問題を解決しようとしない企業体質を指摘した。

 

室長は「上司に相談したところで『何とかしろ』などと言われる雰囲気があり、技術部長に相談しても無駄と半ば諦め、部長に報告しなかった」とも語った。結局現場の管理職は仮定や推測を積み上げたデータを提出してしまった。

 

まぁ、この記事を読んで、他人事ではないと、感じた方も多いのではないのでしょうか?僕のまわりにも、自分の言葉で部下を説得できず、「上が言っていることだから」「恨むなら上を恨んでくれ」などと部下からの質問に答えられない管理職をよく見かけます。

 

ということで「質問をするときに考えた方がいいこと」について書いてみます。

 

ビジネスの現場で強いのは、「相手に質問をして、相手の情報を引き出すことができる」、そんな人間です。僕たちは、他人と、かかわりながら仕事をしています。人とかかわることが大前提ですから、社内外問わず周囲の人たちから、「多くの有益な情報を引き出すこと」が重要課題なんです。

 

質問で大事なことは、「正しい質問を」「正しい人に」「正しいタイミングで聞く」ことです。

 

これがどこか間違っているだけで、トンチンカンな回答が返ってきてしまいます。入口で誤った選択すれば、当然期待値は低い、ということです

 

たとえば、寝る直前の妻から「パン屋をやりたいけど都会と田舎 どちらで出すべきだと思う?」と聞かれても適当に「田舎のほうがパン屋少ないから田舎じゃない?」といった感じで答えてしまうかもしれません。

 

人間、質問をされると反射的に出てきた答えを言ってしまいます。ですので、質問者は相当気をつけないのと、どうでもいいような変な情報ばかり得てしまうことになります。

 

ここは気をつけたいですね。もう少し、細かくいうと、

 

①一番正しい情報を持っていそうな人に聞く

 

まず「聞く相手が正しいかどうか」はとても重要です。ありがちなのが「聞きやすい人に聞く」パターンです。

 

たとえば大学生が起業したいと考えたとき、「起業したいけどどう思うか」というのを、会社員の父や大学の先生など身近な人に聞いたとします。

 

しかし、当然、どちらも自分自身で起業したこともなければ、起業家が周りに大勢いるわけでもなく、起業について考えたこともあまりない人たちです。となれば、その場の雰囲気と持っているイメージだけで、答えられたりします。

 

起業家とか投資家だったら1年中起業に触れているわけです。したがって、真剣に聞きたければ質問する、相手はそういう人です。

 

というわけで、聞きやすい人に聞かずに、知っている人に聞く、という当たり前のことが意外とできてなかったりしますので、一番正しい情報を持っていそうな人に聞く、ことを心掛けましょう。

 

②調べてわかることは聞かない

 

これも昔からよく言われていることです。よく、学校の先生から「きみは、どこまで調べたの?」などと聞かれませんでしたか?「ググレカス」というホリエモンの名言があるくらいで、身近にスマホがあるのに、「調べると10秒でわかることを聞く」ということをしていると、皆さん自身が損をしてしまいます。

 

「台湾と国交があるんだっけ?」とかは調べれば一瞬ですよね。この程度の質問は人に聞いたりするのはもったいない話です。

 

というのも、「この人だからこの話を聞いてみたい」という貴重な機会を失い、答える側の相手も「この人は自分の力を使って調べたり学んだりしない人だな」となってしまうからです。

 

仮に「調べればわかりそうだけど調べ方がわからない」だったら聞いてもいいと思います。そのときに「15分以上調べてもわからないことは聞く」という基準は自分の中に持っていた方がいいと思います。

 

③返答の期待値を自分で言語化しておく

 

自分でも何を求めているのか?がわからないで質問してしまうとふわふわしてしまったりします。また、意図がわからない質問は回答者側が迷ってしまいます。

 

「明日、時間ある?」みたいな質問が困るというのと似ているかもしれません。何かの誘いなのか、込み入った話なのかわからなくて回答者は困ります。

 

質問に対して、「情報」がほしいのか、「その人の意見」がほしいのか、「フィードバック」がほしいのか、それとも「共感」してほしいのか、それによって質問の仕方がだいぶ変わるはずです。

 

「結婚相手に浮気されました。どうしたらいいですか?」と聞かれるのと、「結婚相手に浮気されました。とてもつらいのですがどうやって立ち直ればいいですか」

 

といったように質問によって全部答えは違ってきます。「自分が求めている答えは何なのか」を言語化し、期待の回答にあわせた質問をするのが基本ではないでしょうか

 

いろいろと書き出してみましたが、みなさんの質問力アップが自分を成長させますし、会社でも信用を築くことができるので、意識してみましょう!

 

 

それでは、今日も笑顔あふれる素敵な一日をお過ごしください!

 

頑張り屋のみなさんを応援しています!

 

 

「A&W コンサルティング」
 代表・中小企業診断士 
    渡邉 敦 (Atsushi WATANABE)

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