時の移り変わりって早い・・・
 
ちょうど30年前に高校の外部指導者となり52才までやっておったカピですが
 
カピのその一番弟子は大阪社会人国体代表でキャプテンとなり40才で小学生のサッカークラブを立ち上げ今では130名を超える少年サッカーチームの指導者となり、その教え子たちは高校全国大会の常連校、いわゆる静学や鹿実に米子北といったサッカー名門校に進学し、更にJリーグで活躍している選手を輩出してくれております。
 
カピが教えた選手たちは進路を大学や就職に進路を変え、サッカーをつづけるなら社会人リーグとかに主戦場を移し、数々の爪痕をのこしてくれました。
 
いわゆる高校から本格的にサッカーを始めた選手ばかりなので遅咲きでありました。とはいえ主戦場は大阪のトップリーグや関西のトップリーグで全国大会や国体、天皇杯に出場して活躍してくれておりました。
 
2002の日韓ワールドカップの後に行われた知的障害者の日本代表に当時携わっていた選手が日本代表に選ばれ日本チームの中で1番得点をとってくれておりました。
 
そのあと再び北京オリンピックのパラリンピックサッカー日本代表の合宿が大阪でおこなわれた際、それの練習相手がカピの教えていた高校が対戦相手となり代表チームをコテンパやってけてしまいました。それはどういう事か言うと知的障害者を全国から集めるとなると、練習する時間や経費がかさむため、当時はある地域で集めてパラ選手で出場すると言う体制で日本代表とは言い難い状態でその事を日本サッカー協会に知らしめた訳です。
 
教え子の女子選手もフットサル関西代表で全国大会に出場して、2年連続全国6位と言う成績を残し、なでしこリーグでプレーもしてくれておりました。
 
そうした種まきから、昨年は1番弟子の息子君が中学3年生で大阪を制覇して、今年サッカーの名門、国見高校に進学しました。
 
コレは先週土曜日に行われた大阪高校サッカー総体準決勝 興国VS関大一
 
1番弟子から2学年下の後輩選手の息子君が興国高校の2年生がAチームの選手でしたので観戦にまいりました。
 
 
 

 

 

 

前半0-0

 

 
 

 
 

 
 
 
後半開始早々興国のペナルティーエリアでのファールでPK
 
 

 
 
 
コレを関大一が決めて先制するが
 
その後すぐ興国も点を取り
 
 

 
 
 
1-1で後半終了。
 
試合は10分×10分の延長戦へ突入。
 
延長前半、興国が先ず得点を決め
 
後半、ダメ押し追加点を決め3-1で勝利し決勝へコマを進めた。
 
 
 
 
 
翌日の決勝も
 
興国が1-0で勝ち優勝を決めた。
 
生憎、2試合とも教え子の息子君の出場はありませんでしたが、1番弟子同様息子君のチームが優勝と言う結果でありました。
 
息子君のお父ちゃんは高校入学前はガンバ大阪の下部組織出身で宮本、稲本、大黒と同じチームでありました。この連中はユースチームに上がりましたが、お父ちゃんはユースに上がれずエリート道から逸れた事が彼のサッカーの原点でありました。
 
当然、彼が高校に入学すればそこの指導者がカピでありますから一体何に取り組めないといけないか!?何が足らなかったか!?
 
カピからそれらは教えませんが、無言のやり取りですわね!
 
分からなければ対戦させれば早いと思い、全国大会3位になったばかりのカピの恩師がいる高校に練習試合を申し込んだのです。
 
そうです。カピも42年前にこの大阪総体を高校1年生でDFのレギュラーとして出場しいて優勝しておりました。
 
興国の監督も当時高校3年生でカピの恩師が転勤した高校にいて高校3年のお父ちゃんと対戦していたんです。
 
何を見せたかったかと言うと戦術とかそんな事ではありません。1番の違いはトラップにありました。ガンバ下部におればトラップなんてお茶の子さいさいでありますが、全国優勝を狙うトップクラスの高校はトラップまたクッションコントロール、ウエッジコントロールがどこよりも技術が必要なのです。中学と高校の技術の差はそこにあるという事で中学である程度の技術を習得していても全国優勝の経験があるチームで活躍していたカピからすれば、それでは甘いという風にしか思えませんでしたので対戦させて肌で感じさせました。
 
試合後、チーム全員がその違いについて学び帰ってからの練習でその技術向上に時間を当てたという事はお判りになると思います。
 
彼の息子君が興国を選んだ際にお父ちゃんが気にしたのがトラップの重要さを身に着けてる指導者に息子君を任せようとしたんだと思います。それさえちゃんと身に着けておれば優勝なんて簡単ですからね!
 
子カピ1号がなぜ3年連続社会人フットサル関西優勝しているのかと言うと、誰よりもトラップが上手いからという事が言えます。1番弟子も関西ベストイレブンにも選ばれておりましたが、武器は間違いなくトラップでしょう。
 
そこに主眼を置いておれば、プレー動作に余裕が生まれ相手を圧倒できるはずです。
 
それはバスケも一緒でハンドリングやキャッチング動作が身についておれば子カピ2号も関西代表で全国社会人大会に出場しておる訳です。
 
しかし全国トップクラスのトラップと言っても、経験させないと分からない訳で、普通のトラップぐらいなら誰だってできますからね!小学生や中学生が勘違いしてるのは間違いなくその部分だという事です。!