今年初の谷川岳 | yamaotokoのひとりごと

今年初の谷川岳

 今日は名前通りに(?)山へ行って来ました。

 谷川岳です。私のブログを読んでくださっている方が首都圏以外にも多いようなので、くわしく説明すると群馬県と新潟県の境目の上越の山で標高は1996mでわずかに2000に届かない山です。ただ、高さの割に上越という立地条件で日本有数の豪雪地帯で、谷川岳の中腹にある天神平スキー場は関東にありながら春スキーを5月の連休のころまで出来るという場所です。

 私が住んでいる埼玉はJR上越線一本で谷川岳のふもとの水上駅(さらに山の直下には土合駅というのもありますが)まで2時間弱でいけるので、私は年に数回、ここに登りに行きます。今回は雪解け直後(まだ途中にも雪があるし山頂直下は雪田でしたが)ならではの花を目当てに登りました。

 まずはイワカガミ。光沢のあるやや濃い緑の葉の上に薄いピンクの可憐な花を咲かせます。初めて見たときに思わずウットリしたことがあります(あまりその姿を想像しないでください。。。。)。

 ついで、シラネアオイ。薄い紺色のやや大ぶりの花が咲きます。関東近隣の山々にはあるのですが、日光白根山のものから名前がついています(ただし日光白根のは鹿にたべられて絶滅寸前だそうです。)。

 それから、この時期に見られるかどうか微妙なのがカタクリ。昔は里山に普通に自生していたそうですが、いまでは里山のは保護したり一生懸命植えて増やしているものです。今の片栗粉は実体はじゃがいも粉のようですが、かつてはこの花の根からつくっていたのでその名が付いているようです。葉っぱや花の感じでたぶんシクラメンの仲間だと思います。

 あと、この時期の谷川岳を代表するのがタムシバ。といっても一般的な名ではなく普通はコブシと行った方が通じると思います。山道を歩いていて目線よりやや上に白い大きな花が咲いているのを見つけると、何とも言えない気分になります。

 今日はこの他にもショウジョウバカマ、スミレの仲間、シャクナゲ、ツツジといったおなじみの花にも多数お目にかかれました。

 谷川岳は場所柄、日本海側と太平洋側の気候のぶつかるところで、一日中晴天に恵まれるのは非常にまれなのですが、今日は朝から快晴で、空気も乾いていて、登っていくうちにいささか脱水状態になるぐらいでした。山頂からは南方向には水上の町が見下ろせ、西には鋭く南側が切れ落ちている稜線が続き、北には蓬峠と言うところを通って新潟に抜ける稜線の道が続いており、東側には湯桧曽川をはさんで白毛門(しらがもん)という山があり、今日は全て見えました。


写真はまとめてフォトのコーナーにアップしておきますので、よろしければご覧下さい。

http://photo.ameba.jp/user/atsushi0615/


今日は眠いので、音楽はお休みです(後ろでバッハの無伴奏Vnパルティータが鳴っていますが。)。