お久しぶりです!!生きてますよ、俺(笑)。

色々な事情はあるのですが、11月に入ってからものすごく忙しい身となってしまい、なかなか更新する暇がありませぬ…。北海道道中記もまだまだ前半ですからねーあせる頑張らないとグッド!

明日も7時しゅっきーんダウンはよ寝ます(笑)。
その①の続き…

飛行機の扉がCLOSEし、いよいよ2時間遅れのフライトの時がやってきた。
福岡空港に着いた時は雨も治まっていたようだが、機内から遠目に窓を見ると少々小雨が降っている様だ。

代替機運行となった為、若干の席の変更が生じた。
たった通路を一つ隔てただけだが、俺だけ一人別のシマに追いやられてしまった…。
隣にメンバーは居るのだが、この「通路」を挟んだだけで何故か不安になる。
これには自分でも驚いたが、この症状は一種の病気なのかもしれない。

実はこれは「トラウマ」じゃないかと思い当たる節がある。

日本航空123便墜落事故のニュース。
小学生の時にそのニュース速報を見た。
当時俺は夏休みを利用し、我が祖母ウメ(現在85歳・入院中、早く元気になってくれ!)と共に広島の親戚の所に遊びに来ていた。
当時のニュース速報はよく覚えている。「トップテン」を見ていた時だから月曜日だったハズだ(違ってたらゴメンなさい)。
確か「トップテン」生放送の間に報道センターと中継を結んでいたと思う。
子供だったので、ニュースの内容はその時にはよくわかってなかった。ただ、緊迫した雰囲気に「ただごとではない」という事だけはよくわかった。
翌日の朝からのニュースで、いよいよ映像としてあの惨劇の状況が目に飛び込んでくる。
当時の俺にはあまりにもショッキングな映像だった(まぁ年齢に関係なくショッキングだったと思うが…)。
それに追い打ちをかけたのが、実は祖母ウメの反応だった。
事故機に歌手の坂本九さんが乗っていたというニュースが入った。
それを見た祖母ウメは涙を流しながら叫んだのだった。
その時のウメの表情は今でも強烈に覚えている。
これが、子供の時に「飛行機は怖いものだ」と刷り込まれた瞬間だったのかもしれない。
そして俺も「家に帰りたい!」と泣き叫びながら駄々をこねる事となる。

この後、日本を含めた世界のニュースで色々な鉄道事故や車の事故の悲惨な映像を見る訳だが、子供の頃に見たこの墜落事故のニュースのインパクトは今でも忘れられないのである。

もちろん、今は過去の事故原因を追究し、日々のフライトに活かされている事もわかっているのだが、どうしても体が強張ってしまうのだ。


さて、話をプッシュバックで後退していく機内に戻そう。

自分でも心拍数が上がっているのがわかる。この歳で情けないが、久しぶりに怖くて泣きそうだった(笑)。確かに涙もろくはなっているが、それは感動的な話の時ですから!
はっきり言って機内アナウンスがあった事も覚えて無いくらいだ(笑)。

ちょっとして、少し横から気配を感じたので、チラッと通路を挟んだ隣の柳之内の顔を見てみる。
なんと!わ、笑っている(笑)。俺が固まっている様子があまりにも面白かったらしい。

しばらく前進していた機体が停止した。
いよいよか?いよいよ飛ぶんか?
今からエンジンがゴーっとなって車体がガガガっとなってゴゴゴっとなってフワッと浮くんか?そうなんか?いよいよその時なんか?

柳之内「…まだと思うよ。一時停止でしょ」

この女、外も見えない中央の座席に座っておるのに、何を根拠にそんな事を言っておるのだ?

柳之内「だってまだポーンってシグナル音が鳴って無いよ」

あ、またゆっくり動き出した(笑)。はぁ~、そうなんだ。

そしてまた機体が停止する。が、

「ポ~ン」

あ、鳴った(笑)。
いよいよか?いよいよ飛ぶんか?
今からエンジンがゴーっとなって車体がガガガっとなってゴゴゴっとなってフワッと浮くんか?そうなんか?いよいよその時なんか?

と、その時、突然エンジンがゴーっとなって加速し始める!車体がガガガっとなってゴゴゴっとなってる!いよいよその時の様だ!くうっ、Gを感じるぜ!…怖いよ~(泣)。

フワッ

ついに車輪が滑走路を離れてしもた!

座席のひじ掛けを持つ手に力が入る。隣の席は空席だったので、両方のひじ掛けを握っていた。手に汗をかいているのが自分でもわかる。
思わず目をつぶる。

そんな時、足元からガガガガ…という振動と共に異音が。

ATSU「ま・ま・ま、まりこひゃん…な、なに?い、今、なんか鳴った?い、今の何っ??」

柳之内「車輪でしょ?今収納されたの」

冷静に言われてしまった(笑)。

しばらくして水平飛行に入り、ベルト着用のサインが消える。ここまですごく長く感じたなぁ。


おっ?CAのおねいさんが飲み物を持ってきた。俺は迷わず、

「お水下さい!!」

もう喉がカラカラです(笑)。


北海道まで2時間ぐらいのフライト、寝不足の状態をここで取り戻すか!と目をつむる。もちろん眠れる訳がねぇ(笑)。
とはいえ、水平飛行に入れば少しは気持ちは楽になった。
が、この日は何箇所かで乱気流の為に揺れが生じたので、正直辛かったです…。

1時間ちょっと経った頃だろうか?
CAのおねいさんが俺達の所にやってきた。どうやら俺達の少し前に座っている団長カトーが、到着後になるべく早く降りられる様に交渉してくれたらしい。
到着後の段取りの説明を受け、さらに荷物を出口近くの前方の物置の方へ移動してくれた。これまた有難い事です。


いよいよ今度は着陸態勢へ。実は着陸の方が俺はまだマシ。カメラの映像で状況がわかるので…。周りの状況がわからない離陸よりも映像が見られる着陸の方が気分的には楽なのです。

滑走路が見えてくる。いよいよ着陸。高度がどんどん下がる。
来る!来る!地上が来る!!

ドンっ!(着陸の衝撃)来たぁー!!
逆噴射ゴーッ!くぅ~っ、Gを感じるぜ(笑)。

やっと到着。2時間遅れだったが、パイロットさんが頑張ってくれて、多少取り戻した感じです。
が、着陸してからターミナルに到着するまでが、なんとももどかしい。
とにかく早く降りて移動開始しなければ!!
別便の照明家KAZZはすでに北海道入りしているハズ。
俺たちの到着を待っているハズだ!

扉がOPEN。ダッシュで飛行機を降りる。CAのおねいさん、ありがとう♪


遅れながらもついに北海道上陸!
このあと、まさかの衝撃的事実が判明する!!
一体劇団新波メンバーの身に何が起こったのか?
そして先に到着したKAZZの運命は?

次回、北海道迷走編に続く…。
8月14日(金)

朝4時に目が覚める。博多までの高速バスに乗り込むのは朝8時50分。いくらなんでも目覚めるの早すぎだろ(笑)。
と、自答したものの、緊張でこれ以上眠れず。結局、睡眠時間は2時間ぐらい。
とりあえず荷造りは終わっているが、不安で荷物を何度となくチェックする。何回見ても忘れものは無し。最後に携帯の充電器を入れればOKな状態を常にキープ。…当たり前か(笑)。
時計を見るがまだ5時にもなっていない。

そもそも緊張しているのは、久しぶりの遠征公演という事だけが理由では無い。

恥ずかしながら、俺は飛行機が大の苦手だ。
最後に乗ったのは東京公演の時。実に13年ぶりの飛行機搭乗である。
飛行機に慣れている人や、そもそも苦手では無い人は馬鹿にするかもしれないが、苦手な人間にとっては命を賭けた一大イベントである。
だいたい茨城在住時も帰省する時は新幹線か高速バス、もしくは自分で運転して帰ったぐらいだ。
あんなデッカイものが空を飛ぶなんて「信じられない」のである。


6時に仕入れで市場に行く為に起きてきた母親と対面。

母上「えらい(すごい)早起きやねぇ~。もう出発?」

ATSU「ううん、まだやけど目が覚めちゃって…」

母上「ああそうか、飛行機乗るもんねぇ~。眠れんかったんやろ?(笑)」

さすが母上、すべてお見通しだ(笑)。

7時半すぎに母上が帰ってきて、朝食にパンを買ってきてくれた。腹は減ってたのだろうが、パンを見るまで気が付かなかった。空腹が満たされると少し落ちついた。ありがたいもんだ。


そんな母上と仏壇の父上に挨拶をして、8時20分に自宅を出発。
高速バス乗り場のある東駅バス停までは徒歩移動。
歩けば15分ぐらいの距離。30越えのオッサンにとっては歩くには微妙な距離だ(笑)。
とはいえ、高校時代は東駅のS商業高等学校まで徒歩通学しておったのだ。肉体的な無理は無い。
…あ、俺隠れてチャリンコ通学してたんだった(笑)。

乗車予定より早めにバス停に着く。俺より早く柳之内は到着していた。
彼女もかなり眠たそうである。話を聞けばやはり俺と同じく朝からソワソワしていた様だ。
まぁ彼女の場合、飛行機が理由では無いのだが(笑)。
そして、3分前に加藤、赤松が合流。

下関駅を8時30分に出発した「福岡・天神」行きバス、定刻に東駅着。
下関駅にて乗車したゆうき君とTOMY氏と車内で合流し、別便の照明家KAZZを除く北海道遠征部隊が全員揃う。いよいよ福岡空港へ向けて出発。

この日はあいにくの雨。高速道路を南下していくと、どんどん雨足が強くなる。
実際の飛行機の離陸には全く支障が無い程度の雨とはいえ、飛行機恐怖症の俺にはマイナス要因の一つである事は間違いない。心の中で、「止んでくれ~」と祈るばかりだ(笑)。

博多までのバスの中で、会場入りしてからの流れを打ち合わせ。
とにかくいつも以上に人員が少ない。なおかつわずかな時間で仕込みを終わらせなければならないのだ。
自分のやるべき仕事、内容を頭に叩きこむ。この時ばかりは飛行機の事は忘れていた。

福岡に入り、中洲川端でバスを下車。地下鉄で福岡空港に向かう(団長曰く、天神行きのバスならここで降りた方が良いらしい)。
そういれば、個人的には8~9年ぶりの博多だ。
俺たちがライブや舞台を観るといえば、だいたい福岡公演のチケットを取る事になるので、昔はしょっちゅう博多に遊びにきていたと思う。
福岡サンパレスなんて、何度行った事やら。TM NETWORK(当時はTMNか)はもちろん、メンバーソロライブやaccess、他のTMファミリーのライブは全て福岡に足を運んだもんだ。

そんな思い出に浸る暇の無いまま地下鉄に乗り込んだので、今振り返ってみました(笑)。

地下鉄車内は、旅行バックを抱えた乗客が多数乗車。どうやら皆、目的地は福岡空港のようだ。
と思ったら、博多駅で下車する人もちらほら。考えてみれば当たり前である…。


フライト35分前、10時35分に福岡空港に到着。
あらかじめ配布された2次元バーコードでチェックイン。はぁ、知らない内に便利になったもんだ。「クイックなんとか」というサービスで搭乗手続きは簡単になっていた。どうやらこのまま搭乗口に行けば良いらしい。個人で空港利用した事の無い俺にはそれだけで軽いカルチャーショックを受けていた(笑)。

そして緊張の手荷物チェックゲートへ。
思えばその昔、東京公演終了後の羽田空港で、小道具の拳銃を手荷物の中に入れていたおバカさんがいたっけ(笑)。あの時は大変だったなぁ。そういれば事件の張本人のH女史は今頃どうしているのだろう…。
で、やっぱり検査に引っ掛るメンバーいるんだなぁ(笑)。もっとも引っ掛ったTOMY氏本人は納得がいかない顔をしていたが…。

なんとか(?)無事全員ゲートを通過し、各自トイレと昼食購入を済ませる。

11時10分発全日空289便札幌・新千歳空港行きの機体が5番ゲートのガラス窓越しに見えてきた。
なんとカラーリングがピカチュウ仕様ではないか!

$それゆけ!ATSU@network(仮名)

メンバー一同「おおっ!スゲェー!」…子供である(笑)。

そんな中ゆうき君が、

「カミナリに打たれるかも…」

バカヤロウ(笑)。


が、11時になってもなかなか搭乗が始まらない。
いくら飛行機シロウトでも、10分前になっても搭乗開始にならないのはおかしいってのはわかる。
とうとう11時10分になってしまった。

そんな頃5番ゲートカウンター前が騒々しくなってきた。
どうやら他のお客も「どうしたんだ?」と問い合わせている様だ。
そして空港で場内アナウンスが…。

「…11時10分発、全日空289便新千歳空港行きの便ですが、整備不良が発見されました…」

なぬっ!?せ、整備不良だと!!
ど、どういう事?乗れるの?乗れないの??乗って大丈夫なの???どーでもいいけど北海道行けるの????ってなもんですわ、ハイ。

「現在、整備中でございます。次のアナウンスを11時30分にいたします…」

という場内放送。少しでも早く現場に着きたい我々はイライラ。特に加藤・赤松の額には怒りマークが(笑)。


予定時間になってもアナウンスが無い。「もしかして欠航?」なんて事も頭によぎる。
そうなったらすべて終わりなのである。

そして12時にANA側からのアナウンス。

「…予定を変更いたしまして、代替え機にて運行いたします…」


$それゆけ!ATSU@network(仮名)

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さよならピカチュウ。また会う日まで…。


$それゆけ!ATSU@network(仮名)


結局12時30分の予定が、さらに遅れて12時50分のフライトとなった為、あきらめて時間まではのんびり過ごす事に。
ANAからジュース奢ってもらって(笑)、ジョー○ア・エメ○ルドマウ○テンで一息。
さらに機内で食する予定だったカツサンドを待合所で食べる。

その頃、今回は産休で居残り組であり、門司でモジモジしている劇団新波メンバー、カモンFMパーソナリティ・橋本みほから激励のメールが!
フライトが遅れている旨は橋本にメールで報告していたのだが、そんな橋本から、

橋本「これで厄は落とせたね!」

俺にとっては嬉しいメールでした。


予定より大幅に遅れてしまった事は劇団新波的にはかなり痛いタイムロスだが、安全に飛び立って到着してナンボ。事前点検で異常発見したスタッフに感謝しなければいけないのである。
ただ、個人的には詳細は知りたかった。まぁ、この時はそれどころでは無いのだが…。


そしてようやく6番ゲートにて搭乗開始!
んが、同じ時刻に到着したと思われるお客さんがぞろぞろと6番ゲート方面へ歩いてくるではないか!
予定外の時間となったせいもあるが、搭乗と到着のお客さんが交互に進行するという、異例(?)の状態に少々6番カウンター付近は混乱気味。正直乗る前から疲れてしまった…。


ついに扉がCLOSE。機体がビルから離れて行く…。
いよいよ離陸。2時間遅れのフライト。
果たして無事に新千歳空港にたどり着けるのか?
仕込みは間に合うのか?
そして、久しぶりに飛行機を体験したATSUの運命は?

次回、「北海道上陸編」に続く!
本日、稽古場での「明日へのレクイエム」の稽古は全日程終了。
いよいよ明日は北海道入りです。
今日まで稽古では色々とありました。
が、そんな事はどうでもいい。やる事は全てやった。
全てやったと言いつつも、もう少し稽古したい!って気持ちは毎度の事(笑)。

では行ってきます!いざ、鎌倉へ!!ではなく北海道!!



シアターZOO提携公演【Re:Z】

『明日へのレクイエム』(作・演出 赤松美花)

日時 2011年10月15日(土)19:00開演
    2011年10月16日(日)12:00開演
    (開場は30分前、上演時間約90分)

会場 扇谷記念スタジオ シアターZOO
(札幌市中央区南11条西1丁目ファミール中島公園B1F)
TEL 011-551-0909

チケット 一般 前売り2000円
      学生 前売り1500円
       (当日各500円増)

出演 加藤孝明/中須賀淳人/ゆうき/柳之内まり子/赤松美花


【あらすじ】
時は明治維新のちょっと前。
ひとりの志士が志(こころざし)半ばで命を落とす。
時は移って現代。
テレビドラマ「晋作伝」の風に乗り、 観光客の増大を目指す地方都市。
そんな観光地のひとつを訪れた3人。
まさか、この後、志士と出会うことになろうとは思いもよらなかった・・・。
志士の願いを叶えるため奔走する中で成長する若者たち。
幕末を生きた志士の目に「今」はどう映ったのだろうか?!

チケットは、劇団新波ホームページ(http://www.shinpa.com)
または、北海道演劇財団(TEL011-520-0710,メールzoo@h-paf.ne.jp)

にてご予約いただくか、私にメッセージいただけますと、
当日、受付にてチケットをご用意させていただきます。


お近くの方で「行ってもいいよ♪」って方、 または「遠いけど行けるっ!」って方、是非メッセージ下さい!そして、「私は行けないけど、知り合いが居るよ!」って方、是非その知り合いの方に言ってあげてください!私宛にメッセージ頂ければチケット準備いたします!

どうかよろしくお願いしますっ!!
先日、稽古前に劇団新波メンバー(団長カトー、赤松、柳之内、中須賀)で、東行庵へ高杉晋作のお墓参りに行ってきました。
北海道ツアー3日間の無事故、土・日公演の成功、またそれぞれの思いを胸にお墓に手を合わせてきました。

初演の時も劇団メンバーでお墓参りをしたんですが、ワタクシ中須賀はもちろん初参加。
秋のすがすがしい風の中、時間はあまり無かったけれど、素敵な時間を過ごせました。
なんかね、パワーを貰った気がします。
そして、下関を背負って北海道に上陸する事の責任の大きさもひしひしと感じた時でもありました。

帰りに売店で、うわさの(?)「晋作もち」を購入。おいしく頂きました♪


それゆけ!ATSU@network(仮名)
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