4歳の息子と2歳の娘を連れて、Surrey(Vancouverから車で40~50分程度)でホームステイをしています。
こちらに到着したのが6月末ですので、早くも1ヶ月が経ちました。8月末に帰国予定ですので、ちょうど折り返し地点です。
『親子留学』を知ったのは去年の8月のこと。
それまでは、いつか家族で海外に住んでみたいなぁとただ漠然と思うだけで、夫の海外赴任はまだかしら、行くなら〇〇がいいなぁなどと呑気に妄想ばかりしていました。
ちょうどその頃、上の子の小学校入学が近づき、こどもの教育について考え始めていたタイミングでしたので、今こそが『親子留学』のタイミングかもしれない!と思い立ち、その場でオンライン英会話を契約、情報収集を始めました。
しかしながらステイ先と子供達の預け先を探すのにかなり苦労しました。
『親子留学』の受け入れを多くしている都市の中でも、馴染みがあり好きな場所であったバンクーバーに決め、複数のエージェントに問い合わせをしましたが、返ってくる答えは『小さい子供を預ける施設はどこもいっぱい』『Covid-19の影響でホームステイの受け入れを停止しているファミリーが多く、さらに小さい子供連れとなると探すのは難しい』という内容ばかり。
今年の夏は無理かもしれない、と諦めかけた頃に見つけたのがCOA Canada Education。
問い合わせをするとすぐに可能性のありそうな幾つかのホストファミリーに打診、これまでも実績のあるデイケアをご紹介してくれました。
不安点を残したくなかったので、契約前に多くの質問を投げかけましたが、その度にすぐにご返信いただき、納得して決めることができました。本当に感謝しています。
そこからはとんとん拍子に計画は進み、あっという間に出発まで漕ぎ着けました。
なにしろ旅行以外で海外に行った経験はありませんでしたし、自分一人で子どもを連れての海外はもちろん初めてです。
出発前は多少の不安こそありましたが、往路の数々のトラブル(乗り継ぎ便の欠航から始まり、空港泊、ロストバゲッジ、バスの欠航、急なシアトル泊、娘の高熱、、など考えうる限りの全てのトラブルに遭い、東京からバンクーバーまで80時間かかりました笑)によって、何にも屈することのない精神と度胸を身につけた状態でステイ先に到着しました。
そこでホストファミリーと中野さんのお顔を見た時の安堵の気持ちは一生忘れないと思います。
2日間ゆっくり過ごした後は、子供たちはデイケアへ。
日本の幼稚園が大好きな息子は、初めこそデイケアに行くのを楽しみにしておりましたが、中の様子を見学しているうちに不安な表情に。私と離れる時には息子も娘も号泣。迎えに行った時も先生のすぐそばで俯いて立ち尽くしている姿を見て心が締め付けられました。
でも子供の適応力は本当にすごいですね。翌日以降も私と離れる時は泣いていましたが、迎えに行くと楽しそうに遊ぶ姿も徐々に見られるようになり、今のところ1日も休むことなく通っています。
つい先日、息子が何も見ずに自分の名前をアルファベットで書いていた!と先生が興奮気味に報告してくれました。
娘が口を尖らせて(集中の合図)夢中で何かを作っている写真も、毎日のように共有されてきます。
二人とも特に英語を教えることなくここに来ましたが、自分のペースで自分のやりたいことを見つけて楽しくやっているようです。言語が何もわからない中で、本当によくやっていると思います。
私も2週間だけですが語学学校の親向けのサマープログラムに参加し、これまで関わったことのないような人たちと濃密で充実した時間を過ごすことができました。
朝7時に子供たちをデイケアに預けて、バンクーバーまで車と電車で1時間半近くかけて通い、プログラムが終わった後はすぐにお迎えに行き、夜のうちに次の日の朝ごはんとお弁当を用意する、、という息をつく暇もないほど慌ただしい時間を過ごしておりましたが、今は少し落ち着き、コミュニティセンターのアクティビティやワークショップに参加したり、デイケア後には子供たちとベリーピッキングに行ったりして、充実した毎日を過ごしています。
後半1ヶ月、うかうかしているとあっという間に帰国の日が来てしまうと思いますので、気を引き締めてやりたいことをやり尽くしたいと思っています。
、、ここまで『親子留学』と『』をつけて書いてきたのには少し理由があります。
私は今回の経験を『留学』とはあまり考えておらず、ただ単に『親子海外生活体験』だと思っています。
子供達はまだ小さいですし、なにも子供達に英語を話せるようになってほしい、何かを学んで帰って欲しいというわけではなく、ただとにかく海外での生活・育児を”私が”体験したかったというのがここに来た一番の理由です。
まだ来て1ヶ月ではありますが、私にとって確実に海外に対するハードルは下がりましたし、子供たちにとっても将来の選択肢を大きく広げる経験になっていると思っています。
この経験を小さな”ホップ”にして、”ステップジャンプ”に繋げていけたら何よりです!
最近はデイケアで本当に楽しくやっているようです。こどもはすごい!