7歳の息子の半年間の留学に際し、中野さんには大変お世話になりました。

本当にありがとうございました。

本来ならば1年間留学する予定だったのですが、コロナウィルスの影響で留学の継続を断念することになり、ちょうど半年の時点で日本に帰国することになりました。

期間が短くなったのはとても残念でしたが、想像した以上に、半年間で息子にとって色んな経験ができたので、親子共々満足しております。

今回の留学は息子にとってすばらしい経験になったことは言うまでもありませんが、帰国後の英語の状態についても少しお伝えできたらと思います。

 

■親子留学メンバー

7歳の息子(日本では小1、カナダではGrade2

・母(私)

当初、二人とも英語力は皆無です。

 

■親子留学することになった理由

息子が英語をペラペラに話せるようになりたいという一言がきっかけでした。

いつか息子に留学させてあげたいと思っていた夫と私は

本人がやりたいと思った時がタイミングだね、と話し合って

小学1年での留学を決心しました。

 

■学校の様子について

登校初日から「友だちができたよ!」と言って帰ってきた息子は

そのあとも毎日毎日楽しく学校に通いました。

私はほとんど英語を話せないので

息子の楽しい!という言葉だけを聞いて安心していましたが

3ヶ月ほど経った頃に息子が

「じつは最初は英語も話せなくて友だちに遊んでもらえないこともあって心細かったけど、一人で乗り越えたよ」と聞いて、逞しくなったな~と感じました。

 

あと、息子を学校に迎えに行くと

年上のお兄さんたちからよく声をかけられることが増えたので

どうしたの?と聞いたら

休憩時間に他の学年のお兄さんたちがサッカーしているところに

自分から「入れて!」と言ってサッカー仲間を増やしたそうです。

学年を超えたお友だちがたくさんできたことも

彼の英語へのモチベーションを上げてくれました。

 

■息子の英語の勉強について

私は英語が話せないので

息子が少し話せるようになっただけですごいね~と褒めるので

息子は私からガミガミ言われることなく

カナダというすばらしい環境の中で

自然に自由に楽しく英語を身につけられたのだと思います。

息子は英語を正しく話そうとするのではなく

とにかく自分が話したいこと、伝えたいことを

あらん限りの自分の中の英語の引き出しからひねり出して話していました。

先生やお友達の話し方を思い出してはそれを真似たり

図書館で借りた絵本を毎日読んだりして、英語の引き出しを増やしていったそうです。

 

■帰国後の息子の英語力について

週に2回は、カナダの学校のOnline授業があり、それに参加しています。

また、学校の授業とは別に

オンライン英会話を個人で契約して30分×2回のレッスンを毎日受けています。

息子は、オンライン英会話で英語を話せることが何よりの楽しみだと言います。

それは、カナダで経験して身につけたわずかな英語力が

自信に繋がったからだと思います。

また、そのわずかな英語力をこれからもどんどん向上させるために

英語のOnline読み聞かせや自分でも本を読んだりしてインプットも欠かしません。

カナダでの留学経験があったからこそ

オンライン英会話も楽しめているのだと思います。

 

いつかまたカナダに戻って

クラスメートと一緒に学校生活を楽しみたいということが

彼の英語力向上へのモチベーションとなっているようです。

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COVID-19の影響で未知の体験が続いている中

帰国と言う方針を選択され

モチベーションを維持しながら英語を続けていらっしゃる

Sさんファミリーからの嬉しいお便りです。

カナダ国内でもトロントやケベックはCOVID-19の影響がまだ甚大なようですが

幸いなことにBC州の感染者数は収束に向かっています。

留学を継続する選択をされたご家族も4月からオンラインラーニングをはじめ

61日からは部分的な学校再開で久しぶりに級友や先生と再会をし

楽しい時間を過ごされたようです。

 

9月から大学はリモートですが

高校までは通常授業に戻る方針が教育省より発表されています。

留学に関しても有効なVisa保持者で

滞在計画(移動手段、2週間の自粛)を提示すればカナダへの渡航が可能です。

ワクチンや薬ができるまで油断はできませんが

少しずつ前進しているのが目に見えて来ています。


今はCOVID-19にプラスして人種差別の問題が世界を駆け巡っていますが

私自身も子供達も幸いにも多種多民族国家のカナダで

肌の色の違う友人たちと良い関係を築く事ができ

子供たちは多様な文化の中で地球人として育つことが出来ました。

そんな子供たちが地球を動かす近い未来には

こんな差別は死語になっていると信じます。飛行機