10か月の学校生活について、絶賛夏休み中の子ども達(息子:中2、娘:小6)に聞きました。

 

 

―学校生活を終えてみての感想

息子:文化や宗教の違いを学べたこと、生徒想いの優しい先生と仲間想いでたくさん助けてくれた友達に会えたことがとても嬉しかったです。

 

 

娘;一言、寂しい。お友達がたくさんできて、先生も好きで、勉強するのでさえ楽しかったからです。

―先生について

息子:滅多に怒らない。生徒のためを思って怒るときはあるけど、感情的になったり、理不尽に怒鳴ったりすることが絶対なかった。分からないことについての質問はとことん聞いてくれた。遊ぶときは、生徒と一緒に遊んでくれるのも好きだった。

 

 

娘:優しい。分からないことは丁寧に、分かりやすく教えてくれる。私にはまだできないような難しい課題でも、みんなと同じようにできるように考えて助けてくれた。楽しい授業内容を考えてくる。週明けはみんなで週末に何をしたか話したり、勉強以外でもたくさん話す時間があって、先生の話はいつもとっても楽しかった。

 

 

―学校の友達について

息子:優しい。来てすぐのころは英語や学校のことで困っていそうと思えばすぐに助けてくれたし、最後まで聞けば必ず教えてくれた。自分はクリスチャンではないけれど、普通に馴染めた。冗談を言ったり、面白いことをする友達が多くて明るいから一緒にいて楽しい。英語が分からなくて言いたいことがうまく伝えられない時は大変だった。

 

 

娘:いつもたくさん助けてくれた。英語が聞き取れなかったときは教えてくれたし、一人でいると仲間に入れてくれた。仲間思いで、友達と問題が起きても素直に気持ちを伝えていて正直だと思った。

 

 

―授業について

息子:算数が進むのが早くて宿題も毎日多く出るのが大変だった。理科は週一回は実験の日だった。英語の授業は全体的に難しかったけど、友達が助けてくれた。何の教科も単語一つ一つの意味を調べて理解できれば、文章全体の意味が分かるようになった。

 

 

娘:来たすぐのころは英語が聞き取れないから全部の授業が大変だった。聞き取れる英語が増えて学校生活にも慣れてくると、授業の内容自体は簡単に思えてきた。宿題は多くて、特に算数が毎日30問あるのが大変だった。一番好きだった科目は理科で、動物がどこに住んで、どんな生活をしているかの勉強が好きだった。

 

 

―学校環境について

息子:校舎が綺麗で、カフェテリアで週一回食べられるフライドチキンが美味しかった。緑が多く、体育の授業中に野生のシカの親子がでてきて、授業を中断して森に帰るまでみんなで静かに見守った。

 

 

娘:自然が多いところが好き。運動場は芝生で、転んでも痛くないからみんなで思い切り寝転んだりしながら運動した。野菜を栽培する授業で行く野菜庭園には野ウサギが住み着いている。

 

 

―学校生活の一番楽しかった思い出

息子;2泊3日のサマーキャンプ、遠足で行ったプール、勉強、学校での日常生活、学校で起こったこと全てが楽しかった。

 

 

娘:いっぱいあるけど、一番は遠足でバンクーバー島の洞くつ探検に行ったこと。学年の後半で友達とたくさん話せるようになったころだったので、フェリーの上でたくさん話したり、一緒にカードゲームをした時がとても楽しかった。

 

 

―一番大変だったこと

息子:今思えば、学校生活で大変だったことはない。一番大変なことは、帰国しなくてはいけないこと。

 

 

娘:聖書の授業。クリスチャンのことは勉強したことがなかったから知らない言葉や考えがたくさんで、何をどう答えていいか分からないことがたくさんあった。

 

 

―自分にとって、カナダでの学校生活とは

息子:居心地が良くて、学ぶところで、遊ぶところで、色々な人と交流するところで、もし学校がなかったらカナダ生活も、人生も変わっていたと思う。

 

 

娘:“遊ぶ場所”だった。友達と一緒に楽しみながら英語の勉強をするところだった。

 

 

―学校生活で、「もっとこうすればよかった」と思う事

息子:早くから話す努力をしておけば、もっと楽しめていたかもしれない。話すことにトライする気持ちを持って、友達とさらに色々なことや、先生と勉強のこと学校のことを聞きたかった。

 

 

娘:もう少し早く「みんなと話して友達になりたい」と思う気持ちが芽生えていたらと思う。自分自身ではがんばった方だと思うけど、話せるようになるのがもっと早ければ、友達との楽しい時間が増えたと思うし、英語ももっと話せるようになっていたと思う。