私の真ん中の女の子は、9月で高校2年生になるのですが、
違うギャラクシーに住んでいるので
彼女が小学校に入った頃から、きっとこの子は周りから浮くな…と心配しました。
日本は特に女の子は皆と同じでないといけないようで
彼女が小学校3年生の頃、帰宅して私に言った事を覚えています。
”まま、私達のグループに入りたければ、他の子と遊んじゃダメだって。”
なんと答えたのかと聞くと
”じゃあ、いい。っていった。”
と一匹狼の(?)道を選んだ彼女は、ちょっと私には自慢でした。
日本と北米の教育、良い点悪い点はもちろんそれぞれにあります。
両方の良さを学べるのが留学の最も素晴らしい点です。
北米の教育は違うことが素晴らしいと教えます。
自分の個性を個性的に表現すると、賞賛をあびます。
だから、小学校の1年生からShow and tellと言って
何でも良いから自分が皆に伝えたいと思うことを台本なしで
クラスの前で話す経験を頻繁にさせます。
どんなにちっぽけな話にも、担任は褒めまくります。
そう褒めまくるのです。君は素晴らしいと!
息子など1年生の頃担任からMy sweety(私のかわいいぼうや)と呼ばれていました。
抱きしめられて、誕生日を全員で祝ってくれて、良いところを見つける努力をしてくれるんです。
だから、クラスメートもお互いをそんな目で見ます。
違うことが素晴らしい、一人一人かけがえのない神様からのGift(贈り物)であると
小さい頃から教えるのです。
もう純粋に感動しました。そして自分を反省しました、と言うか今でもしています。
日本人は褒めることが下手です。
もっとこれが出来たらいいのに、とか、もっちょっと頑張れとかつい口にしてしまいます。
100点中50点を取ったとしたら、獲得した50点をまずほめるのが北米式
足りない50点を追求するのが日本式でしょうか。
私もいまだにその傾向があります。
だから、うちの子たちは”どうせママは褒めてくれない”と言います。
Grade9の終了式、アワードナイトと言うのですが
娘は初めて”Bオーナー”でみんなの前で表彰されました。
こちらの親なら”I'm proud of you!"あなたを誇りに思うわ。と言うところ
私は”来年はAオーナーを目指そうとつい言ってしまいました。
大人になっても褒められると言うことは気分が良いということを知っているのに出来ないんです。
反省しつつ、子ども達に惜しげもなく褒め言葉を掛けてくれる学校にただ感謝です。
子どもに自信を持たせる事~どんな教育にも勝る大切な事~
それを味わってほしいそう思います。