今日のバンクーバーは久しぶりに1日雨でした。
日本は大洪水と聞きました。
床上浸水や、お亡くなりになった方もあって心が痛いです。


大阪はマニラより暑いと、日本支所の友人が言っていました。
カナダはいいわね…って。
確かに自然災害は少ないし、最高気温も23度くらい、夏でも朝晩は肌寒いですから
体に優しい環境です。


日本で生徒が担任の先生を傷つけたというニュースを聞きました。
私も校内暴力の嵐の頃、教師だったので、こう言うニュースを耳にすると当時の事がフラッシュバックしてきます。


私も典型的な日本の母親ですから、子ども達には良い進路を得てほしいと思います。

日本にいた時、現在高校1年生の娘は毎日いっぱいのスケジュールで習い事をしていました。

塾、バイオリン、スイミング、バレー、体操、絵画教室、英語。

これに家族も付き合うのですから、今思えば狂気の沙汰です。

これに費やした費用と時間を考えると、気が遠くなります。

あのお金があったら世界旅行できたな…とか思います。


別にお金持ちだったわけではなく、それこそやりくりしてもう必死でしたね、今思えば。
とにかく、周りに引けをとらない、できることは何でもしてやりたい、誰よりも幸せに…
これって、他と比較しているのであって、彼女本人を思っての事ではなかったなと、今になってわかります。


バイオリンは今でもいやいやながらも続いていますが、娘は“ママに叩かれた!”と今でもまるで鬼婆のように私に恨みを言います。

この場を借りて、あの時はごめんね。


英語も、結局こちらに来て何も身についていないことが解ってがっくりしたものです。

今彼女は15歳、もう私は何も口を出しません。彼女が一人で、世界のどこに居ても生きていけるようにしてあげるのが親の務めだと、北米の教育方針から学びました。


夏休み、塾も、習い事も、宿題もない完全休暇の2ヶ月間、親子ともどもゆっくりして、新学期から、また頑張ろう!朝から晩まで外で遊んで、食べて寝て、充電がたっぷりだから、また9月から頑張れる、そう思えるようになって来ました。


日本で挫折した経験のある子ども達が留学してたくましくなるのは、それなりの理由が留学生活にあるからと言うことに、私は自分の仕事に誇りを感じるわけです。



誰も勉強を強制しない、

勉強をしたい子は大学へ行けばいい、

車が好きな子はその道のプロになる勉強をすればいい、

お料理の好きな子はそれで世界を制覇すればいい、

パソコンの好きな子はその道へ。


違うことがすばらしい。

医者と弁護士ばかりで、誰がパンを作るの?

誰が車の修理をしてくれるの?


北米の親の考え方です。

だから、子ども達は高校2年生になると、勉強を始めるし、自分で選んだ道だから必死で頑張る、授業料もバイトで稼いで作ったから、単位を落とすなんて、とんでもない。

昔の苦学生の姿がまだ、ここにはあります。


そこまで、とは言わなくても、親元から離すということは、嫌でも自分で全てを決断しなければいけないし、親のありがたみがしみじみ解る、留学すれば、一人残らず、味わう、貴重な体験だと私は思います。
子どもの手を引くのではなく、子どもの背中をそっと押してやることが、親には必要と、自分自身にも言い聞かせている、今日この頃です。


留学は大変です。我が家が一番心地よいですから。でもそれは留学して初めて解ること。


ぬるま湯の中で、子どもはスポイルするだけです。少しの勇気で、親も、子も心から信頼し愛し合えるように、そのための手助けをしたいと思うわけです。

余談ですが、これまでに2度、大手の会社のほうが安全だし信用できるのではないかと言われたことがあります。

何が違うのでしょう。

海外へいく場合、必ず保険に加入します。

これは大手だろうと、なかろうと、けがや病気事故にあった場合の保険内容は同じです。


私は、留学を希望される方に、どれだけその方の希望に沿って差し上げられるかを考えてくれる担当者かどうかで、留学サポートの会社を決められることをお勧めします。

これはビジネスですから、大きければ大きいほど、融通は利きません。

規約ですからの一言で、終わりです。
留学は安い費用では出来ません。ですから、余計に賢く選ぶことが留学を成功させる鍵ですね。