我が子を失って49日の今日、大谷レディスクリニックで遺伝子カウンセリングを受けて来ました。


夫婦揃って出席することが条件です。

わたし達はまだ未婚ですが、近々籍を入れるということでカウンセリングを受けさせてもらいました。

カウンセラーの方にはその辺りさらっと流して頂けて安心しました。


パソコンの画面を見ながら、ざっくりと染色体というものについて説明下さいました。

ライフサイエンスに詳しいか興味ある方は勉強になると思います。

わたしには少々難しい分野ですあせる


わたしは遺伝カウンセリングをひとりで受けたことがあり、そのときよりももっと丁寧に話して下さったように思いました。

このカウンセリングと対で考えていた夫婦染色体検査については「受ける必要性があると思わない」とのことで、費用もかかることから見送ることとしました。

また、わたしの治療歴(成績)から着床前診断を受ける価値も認めて頂き、より前進できる気持ちになりました。


カウンセラーのお話を聞いている間、辛いことが1つありました。

隣に座るパートナーのお腹が後半ずっと鳴り続けていたのです。


「このように染色体が分裂するときにうまく分かれないでくっついたままですと」

「グゥゥゥゥゥゥゥゥ」

「1本多くなってしまうんです」

「グリリリリィィィィ」

「染色体の数の異常は年齢が高くなると多くなるんです」
「グリグリグリグリ~~~」


ギャグか。


わたしだったら息を食べて胃を膨らませたら一時しのぎだけれどお腹が鳴るのを止められるけど、と思って横を見たらなぜか何事もないかの顔をしている。

朝ごはん食べてない訳?三ノ宮で時間あったのに?

そんなことを思った瞬間に大事なことを聞き逃したんじゃないかと慌てて我に返りました。


質疑応答含め2時間はかからないほどで充実した遺伝カウンセリングは終わりました。


大谷レディスクリニックでの遺伝カウンセリングは平日ならほぼ希望日に受けられるようです(今日現在)。

日曜日は5月以降になるようです。

これでも2年前は数か月待ちだったそうで、随分敷居が下がったみたいですが、転座という染色体に問題をお持ちの方以外の貯卵による着床前診断はできないとのこと。

わたしの様な切羽詰まった患者はのんびり貯めてもいられないのでどの道都度検査ということになっています。


大谷を出て、パートナーは仕事に行く前に「吉牛へ行く」と言って三ノ宮の駅で別れ、わたしは水子供養をした寺へ行くため京都へ向かいました。


49日というひとつの区切りとなる日ですから、お寺で手を合わせたく1輪の白いバラとお菓子を持って訪れました。


もう前を向かなくては、と思いました。