こんにちは、アツコです

 

 

 

こちらのダウン記事のつづきです

 

 

私は子供時代の

闇記憶を長い年月封印していました

 

 

 

辛すぎて思い出してはいけなかった記憶・・・

 

 

虐待のはじまりは祖母が亡くなったことがきっかけ

 

 

父は祖母が亡くなってから、

毎晩荒れるようになりました

 

 

 

情けないことに

母親を失って嘆いているのではなく、

 

 

 

祖母が入れてくれた

生活費がなくなったことの不安からです

 

 

 

「おふくろの金がなけりゃ暮らしていけない!」

 

 

ついには

「女のガキなんていらない!」男の子が欲しかったと・・・

 

 

 

八つ当たりで、

いらないガキを産んだ母を毎晩なじっていました

 

 

いらないガキとは私のことです

 

 

「役にたたないガキめ!」

「こんなガキなんぞ作らなきゃよかった!」

 

 

 

幼児であっても、毎晩自分の事を

いらないガキだと父親に怒鳴られるのは

恐怖を通り越していました・・・

 

 

 

何も反論せず、メソメソ泣くだけの母…

 

 

 

しかし、母は自己保身の強い女

 

 

追いつめられた馬鹿な女が考えたことは

 

 

この子がいなくなれば、亭主に優しくしてもらえると…

 

 

 

母は

小さなアツコに食事を与えなくなったのです

 

 

 

「お腹がすいたよ」と泣いても駄目

 

 

 

何日も食事をぬかれ飢餓状態になった私は

 

 

 

とうとう声も出せず、身体も動かなくなりました

 

 

 

今思うと祖母の月命日

 

 

当時、同じ市内に住む伯母が訪ねてきた時、

寝たきりの私の状態を変だと感じたようです

 

 

母は

「風邪をひいたので寝かしてします」と嘘をつきました

 

 

 

その頃、私は『嘘』という概念がなく、

この毒母によってはじめて

人は『嘘』をつくということをおぼえました

 

 

 

翌日、私の様子が気になった伯母が

再び訪ねてきました

 

 

 

母はヘラヘラしてお茶の準備をしています

 

 

 

伯母が私の枕元に来た時、

出ない声を振り絞って

「ママがごはんをくれない」と訴えることができたのです

 

 

 

伯母は母を問い詰めました

はじめはヘラヘラしながら『嘘』をついていましたが、

 

 

伯母の熱心な問いに観念して

本当の事を話しだしました

 

 

祖母の生活費をあてにしていた父が毎晩荒れること、

父が生活費をくれないので子供に食べさすものが無いと

 

 

そして、

いらないガキだというので・・・

 

 

亭主にいらないガキだと言われて

ジワリジワリと病気にみせかけて・・・

 

 

子供が干からびて寝たきりになっているのに

自分はぽっちゃりしていた母・・・

 

 

私に食べさせるものは無くても、

自分たちは狭い部屋中料理のにおいをさせて食事をしていたのです

 

 

 

母にいたっては、

昼間立ったまま丼に入ったものをかきこんでいたり、

 

 

伯母の土産の大福をアツコの分まで、

蟒蛇(うわばみ)のように吸い込んでいたり・・・

 

祖母がいた時とは別人になってしまった母・・・

人ではないものになっていた

 

 

 

布団で横になっていましたが、

私はこの場面を全部見ていました

 

 

 

悪い夢だと思っても、

夢ではないとも分かっていました

 

 

 

(ママはアツコのことを亡き者にするつもりだ)と

悟っていました

 

 

 

私は利発な子供ではありませんでしたが、

命がかかっていることです

 

 

 

小さな脳みそをフル回転させていました

朦朧としながら、しっかり状況を理解をしてた

 

 

 

その内、その話しを聞いた

もう一人の伯母が騒ぎだしました

 

 

警察に通報し、近所の人たちにも吹聴したのです

 

 

そして、

悪質な児童虐待で両親は逮捕寸前でした

 

 

幼い私も両親の逮捕を切に願っていました

 

 

 

あいつら、けいさつにつかまれ!

 

「あんたは施設に行くんだよ、

そこに行けば3度3度おまんまが食べれて、

おやつも出るらしいよ」

 

 

私も鬼畜な両親より伯母の言う施設とやらに行けたらいいなと思っていました

 

 

 

それなのに、あともう少しだったのに

事態は急転してしまったのです

 

 

なんと!

心配して枕もとに来てくれたほうの伯母が

 

 

「これは子供の嘘です。大好きなおばあちゃんが亡くなって、人の気を引きたいだけなんです。この子は嘘つきなんです」

 

 

私を嘘つき子供に仕立て、事を収めてしまったのです

 

 

 

そのお陰で両親は事なきを得ました・・・

 

 

 

なぜそんな事をしてくれたのか?!

 

 

その伯母の言い分は、

親類に逮捕者がでれば

自分の子供の将来に悪影響だと・・・

 

 

 

私はとても幼い子供でしたが、

大人の汚さを嫌っというほど理解しました

 

 

 

信じていた伯母にも裏切られ、

この世は地獄だと思ったものです・・・

 

 

 

その後、

母は私が死なない程度に食事(エサ)を与え、

父は大事にならない程度に暴力を繰り返しました

 

 

 

おまえのせいで

俺たちはブタ箱に入れられるとこだったと・・・

全くの逆恨みです

 

 

外ではへらへらとお調子者の父でしたが、

家庭内ではワガママ暴力オヤジ

 

 

母は傍観者もしくは

自分と後に産まれた妹たちに矛先が向かないように、

私を父のサンドバックにしたのです

 

 

そんな何十年も前の記憶が毎日毎日・・・

フラッシュバックになって、襲い掛かります

 

 

 

そして、

私を亡き者にしようとした母の介護

 

 

やりきれない・・・

 

 

そうだ!もう終わりにしよう!

辛い人生のピリオドを打とう!

 

 

 

悪い劇の中にいるなら、

一刻も早く幕を引けばいいんだ!

 

 

 

なんでもっと早くしなかったんだろ?

 

 

 

いい思い付きだとルンルン気分になった私は、

天井にかける丈夫な紐を探しました

 

 

つづく・・・